PWS TALES OF THE WORLD 3
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PWS TALES OF THE WORLD 3
前書き
物語の主役達。
・グラディオン=トリム=ヴァランデ(略称、ディオン•グラドラム)
TOW3主人公、原初の世界のディセンダー。
容姿は15、6歳くらいの幼いもので、身長も170cmと普通。顔が幼く、長いプラチナ色の髪と相俟って、少し中性的。髪は端の一部だけ縛っている。それは腰まで伸びている。
過去に幾千の世界を救うも、幾万の絶望や、負と人の汚れそのものを抱え続け、遂に人間と世界、そして世界樹さえも見放してしまった。
しかし、カノンノという唯一の個としての存在だけは否定できずにいる。
最も世界樹の精霊、マーテルに愛された存在。
武器は劣化レディアント(使い込みすぎてボロになってしまったため)で、好きな武器を自在に作り出せるが、それはルミナシアのディセンダーに渡してしまう。
ダオスと素手で一騎打ちできるほどの腕前。
ダオスの術や技を使用できる。基本的には術で戦闘するが、稀に前衛に回る。
人間にはとうの昔に絶望しているため冷たくあしらう。しかし、カノンノだけは素っ気なくも優しく振る舞う。
ニアタを毛嫌いしているが、彼らの世界の壊れ方を見たために、偏見を持っているためでもある。
何故か全ての世界に呼び出され、壊れる時も、救える時も、救えない時もディセンダーの補佐をさせられる。
マーテルの存在があるために、まだ世界樹を完全には切り捨てられずにいる。
グラニデではディセンダーが死んでしまい、急遽正式なディセンダーとして送り込まれた。
当初は当惑し、自分の力を頼る人間を嫌ったが弱るカノンノと、それを救おうとする者たちを見て仕方が無しに世界を救った。
しかし、ゲーデの痛みと共に世界樹に還ったのちにグラニデの世界に戻ることが出来ず、次に目覚めた場所はルバーブ連山の中層だった。
そこで彼の物語が始まる。
・イーリス
ルミナシアのディセンダー。主人公。
14、5歳くらいの幼い見た目と薄い胸、全体的にか細い印象の少女。
浅緑色のセミロング、琥珀色の瞳と薄っすらと日焼けの差した健康的な肌は活発さを表すが、見た目とは裏腹にあまり活動が得意ではない。嫌いではない、むしろ好きだが体力が無すぎる。
目覚めて一番最初に出会った人間はカノンノ。
武器すら携行していなかったがディオンに渡された劣化レディアントを使いカノンノと同じ武器を使うようになった。
ただし、肉弾戦はあまり得意でなく、特技、秘技、奥義と言う一連のコンボを一度紡ぐだけで息切れを起こすため基本的には軽く叩いて下がり、呪文を唱える中衛型。
技もカノンノと同じ。しかし獅子戦吼はお世辞を言っても犬程度の大きさ。実際はもはや生後二ヶ月の子犬。
呪文はある程度使えるビショップタイプで、回復、援護、攻撃全てを補っている。
回復ではリザレクション、レイズデッド、補助ではバリアーやシャープネス、攻撃ではブラックホール、タイダルウェイブなど強力な術を得意とするが如何せん体力が無い。
威力はジェイドやリタ、アーチェなどの呪文を得意とする者たちに匹敵するものを持つが、数回撃つと暫く使えなくなってしまう程のマナの器の乏しさを欠点とするため、戦闘向きでは無い。
一応アシッドレインやディープミストなどの補助術は全てマスターしているのでどちらかというと補助向き。
記憶の無い少女で、カノンノにどこか尊敬の念を抱く。しかし、戦闘能力は相当に低い。
人に合わせて術技を使うのが得意でアシストには定評がある。個人としての評価は最弱に近い。
なぜか家事が上手い。
料理、洗濯、掃除、なんでもこなせる。
ルームメイトは、カノンノとディオン。カノンノが一番最初に三人でシェアを強く希望したため同調した。
因みにディオンには見事にこき使われている(戦闘訓練は彼が行うため)。
・カノンノ•グラスバレー
ギルド、アドリビトムの初期メンバー。
剣術、魔術共に秀逸で可憐な少女の様相とは似つかぬ豪傑さを有し、アドリビトムでも上位の強さを誇る。
イーリスを妹のように可愛がり、ディオンを兄の様に慕う。しかし、ディオンの見た目の年齢がカノンノと同じかそれ以下のようなので多少の違和感を誰しもが覚える。
ディオンに剣術や魔術を習うことが日頃の楽しみとなり、世界のことを聞くのも大好き。
誰にも分け隔てない笑顔で振る舞い、悪意を嫌う少女。
見た目の可憐さと良く合う、穏和な性格。
桃色の頭髪に緑の瞳、秋の風を纏うな容姿。愛くるしい表情と動作でその幼さを醸しながらも、強い意思のある瞳に惹かれる者は多い。
ディオンのどこまでも自由で縛られることの無いその姿に憧れ、強靭な実力と戦闘での冴え渡った判断。全てに敬いを覚え、いつも何かとちょこちょことその後ろを追っている。
後書き
というのが主役達です。
次からは本編に行きます。
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