『ポケスペの世界へ』
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第四話
「もう8時か……」
ピクニックガールのミズホと分かれたのはええんやけど、警察官のトレーナーとバトルしてたからなぁ。
「コガネシティは大阪やな……」
まぁモチーフはそうやと思うねんけどな……。
「ん?」
ビルとビルをジャンプしている忍者を見つけた。
「……バレバレやねんけど……」
俺は思わず忍者を追い掛けた。
「父上、今日の仕事も無事終わりました……」
忍者は夜空を見る。
「父上……何処にいるのですか……」
「父上って、キョウの事か?」
「ッ!?」
忍者が振り向くと青年がいた。
「カントー地方のセキチクシティの新ジムリーダーのアンズやな?」
俺は彼女に問い掛けた。
「………貴様、何者だ……」
アンズがボール型手裏剣を構える。
「俺の言葉を無視するのは肯定としておくわ。ところで、キョウの行方を知りたいんか?」
「ッ!?ち、父上の居場所を知っているのかッ!!」
アンズが俺の両肩に手を据えて揺らす。
「あ、あくまで憶測やから揺らすな?」
「す、済まぬ」
あ?ビックリした。
「まぁあくまで憶測なんやけど、キョウはカントー四天王のシバと一緒に修行してんねん」
「修行……ですか?」
「あぁ、グリーンを倒したい一心でな」
まぁあながち間違ってはないからな。
「……そうですか。父上は生きているんですね……」
アンズが静かに泣き出した。
「お、おい」
「す、すみません。ホッとしたらつい……。貴方は?」
「俺?俺はワカバタウンのショウや。今年で18歳になるな」
「ショウさん。情報をありがとうございます」
「いやええよ。たまたま君と会っただけやし な」
「その情報は誰から頂いたんですか?」
ウゲ……。
「……風の噂てやつやな」
「はぁ………」
とりあえずそれで納得してな。
「ですが、ショウさん。ありがとうございました。また頑張れそうです」
「おぅ、しっかりな」
「セキチクに来たら是非ジム戦を……」
「あぁ、着いたら即座に行くわ」
「フフ。では」
アンズは俺の言葉に笑ってコガネの中に消えていった。
「まぁ、キョウの生存情報を教えても歴史は変わらんやろ」
案外、ポケモンリーグでハヤトに勝ちそうやけどな。
「さて、センターに帰って寝てジム戦に行く か」
俺はセンターに帰った。
―――翌日―――
「あ、ラジオカード貰いに行こ」
ポケギアにいれなあかんしな。
俺はラジオ塔に向かった。
―――ラジオ塔―――
受付嬢からラジオカードを貰った。
ちなみにクルミちゃんとかは特番放送のために大半のスタッフとかと一緒にロケに行っているらしい。
ポケスペやから多分、ゴールド関連やろな。
「……フフ、そうですか……」
「………ん?」
出ようとした時、階段から何故かタマムシジムリーダーのエリカとヤマブキジムリーダーのナツメが降りてきた。
………何でやねん……。
知らんぷりしとくか……。
「……あら?そこの貴方はカントーのトレー ナーですか?」
ギクギク(゜o゜;;
「い、いや。昔にカントーに住んでたんや」
「そうですか。頭にピカチュウを乗せていたので、てっきり………」
エリカが俺に話し掛ける。
「まるでレッドとピカみたいですわ」
「はぁ………」
「……………」
俺は相槌をするが、ナツメが俺を見てくる。
「あの……何か?」
「……お前はトレーナーか?」
「あ、はい。キキョウとヒワダのジムバッジを持っているけど……」
「あら、ならいつか私達のところにでも来るのかしらね」
「そこまで行けたらいいですけどね」
ぶっちゃけグリーンが強すぎるしな。
「………お前は中々のあれだな……」
「え?」
「いや、何でもない」
ナツメが何か言ってたような気がするけどなぁ。
「エリカ。私はそろそろシロガネ山に戻らせてもらう。なにせ、私は療養中の身だからな」
「はい、分かりましたわ」
ナツメはそう言って消えた。
やっぱ超能力やなあれ。
「そういえばまだ貴方の名前を伺っていませんでしたわね」
「ワカバタウンのショウや。歳は18になる わ」
「あら?私と同じ年齢ですわね」
……その歳でタマムシ大学を教えているんかい。
「なら敬語ではなくてよろしいですわ。普通に接して下さい」
「それなら遠慮なくそうさせてもらうわ」
「はい」
俺の言葉にエリカは微笑んだ。……意外に可愛いな。
「これからジムですか?」
「あぁそうやけど……」
「なら、見学させてもよろしいですか?まだタマムシに帰る時間はまだありますので」
……あれ?俺、何かエリカにフラグ立てたっけ?
後書き
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