ハイスクールX×X
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俺は今の魔王を認めないってイタリア語で書きたかった
カテレアside
「以上です」
私はXANXUSにこの世界の情報を教えた
普通は知っている筈な事もXANXUSは私視点で教えろと顔が言っている
「……」
無言で私をずっと睨むXANXUS
な、何か間違った事が
「転移」
「へ?」
XANXUSから出た言葉は転移
「聞こえなかったのか?転移と言った
お前は人間界の国から国へと移動する際転移を使うか?」
XANXUSは転移に関して聞いてきた
だが、いったい何故?転移魔法は下級の幼稚園児でも出来る基本中の基本
いったい、何が言いたいのだろうか?
「使いますが」
「なら、決まりだ
俺達は人間界で財力と名声を手に入れ
国を味方に付ける方法は取り締まる事だ」
取り締まる?
「警備会社と人材派遣会社だ」
警備会社と人材派遣会社
人間と私達の身体能力は比べるまでもない
泥棒等を見つけたら直ぐに捕まえれるでしょう
「良い案ですが、人材が」
私達は余りにも数が少ない
コレから傘下を増やさなければいけない
「人間界の表社会に憧れる奴は悪魔以外にもごまんといる」
河童等の写真を見てそう言うXANXUS…
「何故悪魔以外に手を貸さなけれ…」
私は嫌だと言おうとしたがXANXUSが言いたい事が分かった
「私達が警備会社と人材派遣会社のトップ
サーゼクス達は未だに天使と堕天使と睨み合ってる間に傘下を」
人間の表社会での戸籍と名声を渡す代わりに傘下
コレはまさしく
「一石三鳥だ、アホが」
一石二鳥と言う前にXANXUS呆れた顔でそう言った…一石三鳥?
「警備会社は名ばかり
その実態は悪魔祓いや退魔家系の武器商人潰し
悪魔祓いや退魔家系は一般社会では白い目どころか危険人物にされる」
キリスト教徒が減る…なんて効率が良い…
「人材派遣会社の方は?」
其方の方を聞いていませんでした
「カスがITに強いとでも?
少なくとも魔法に頼り続けている奴は表社会では使えねえ
身体能力はオリンピック選手並だろ?
インターネットの普及や外国との交流が増えたせいで農業家は減った
人間の一般社会に憧れるカス共に与える仕事は土いじりで充分だ
体力があり容姿も良くて農業の知識があり外国語が分かる奴
一般成人よりほんの少し良い給料さえ与えれば有る程度は欲しい物は買える
贅沢が出来ない貧しい種族や数が少ない種族にとっては天国だ
何より農業を手伝えば社会問題が解決して人間は喜び政府は感謝する
武器密輸や人体実験をするカスと真面目なカスを使って問題を解決する俺達」
其処までで何も言わなくなった
なんて…なんて簡単な事だったのでしょう
ただ下等な者に泥臭い仕事を与えれば私達に利益ばかり来る
XANXUS、貴方はなんて天才なんでしょうか
XANXUSside
まーなんと言うか
カテレアから聞いたこの世界の事情
一部カテレアの偏見で偏った意見が多いが
ブラック企業以上にブラックだな
やっぱり無理なのかね~人間以外との共存は
外国から外国への密入国だけはやめて欲しいよ
魔界の空気は汚い、物凄く居心地が悪い、後で空気清浄機造ってみよう
ヴェルデ並の知恵が有るから作れる
人間以外を表一般社会に馴染ませるには農業とかの方が良いだろう
戸籍入手のために政府等を味方に付けなくちゃいけないから
銃火器とかを運ぶ奴等や密輸する奴等を潰せば政府の信用を勝ち取れるだろう
しかしカテレアがレヴィアタンだったとは、名だけじゃなくて純血の
呼び捨てで良いっぽいから敬語はしないけどこの顔で丁寧語はアレだし
無理だろうがXANXUSっぽい喋り方をしなくちゃリーダーとしてしめしが付かない
「やはり元となる
基礎的土台が、グルゼレイ達に」
先程から電卓や本等を見るカテレア…
「おい、カテレア」
「何でしょうか?」
「あくまで人間の表一般社会の事を言っただけだ
先に言っておくが実戦なんかに連れてく戦闘員は俺が決める」
少なくとも世界100位以下の魔王に負けた奴等に任せれるか
絶対にゼロの使い魔とかと同じで名ばかりのレヴィアタンだろカテレアなんて
流石に俺ぐらいのさ実力者もしくは文武両道な
原作ヴァリアー入隊条件満たす程度の奴等じゃないと
「そうですか…」
出番無いじゃんとか考えているのだろうが
俺はそんな甘い事を言うほど良い人間じゃない
「その分お前には
派遣会社や警備会社でのトップをして貰う」
仕事とか言われても高校卒業前にコッチの世界に転成したからな
外国語翻訳する資格が無いか探していたからな、全く出来ないぞ
カテレアにはその分仕事を沢山して貰わなければいけない
腐っても貴族で御嬢様で容姿に優れてるから大抵は落とせるだろう
一応の為にヴァリアー幹部にしておこう、時には顔役が必要とか言ってな
カテレアside
基礎となる土台作り
人材さえいれば予算の方は沢山で大丈夫と思っていると
XANXUSが戦闘員は自分で決めると言った
所詮暴力で負けた私達なんてただのカスに過ぎない
そう思っていると表社会の地位を全てやると言われた
汚れ仕事は自分がして綺麗な仕事を私に…私の事を其処まで思ってたなんて…
ガタ
「どちらへ?」
XANXUSが立ち上がったのでそう聞いた
「旗造りだ」
「……旗?」
何故旗を造るのでしょうか?
「俺はお前と違うんだよ
俺だと分からせる為の証がねぇ」
そう言えばXANXUSは人間でした
余りにも強すぎる為に忘れてしまいましたわ
最上級悪魔と同等の私を回し蹴りだけで瀕死状態に追いやるなんて
確かに私はレヴィアタンだとこの身が証明しますがXANXUSには有りません
「分かりました、
旗などを手配します」
私はそう言いメイドを呼び何もない旗を手配して貰った
「書庫で書かれるのは拙いので別の部屋を」
「分かってる…その前にコレをやる」
XANXUSは
私に緑色の玉がついた指輪と緑色の真珠がついた指輪を渡した
っま、まさか、ここ、ここ、婚約指輪!?
この男、最初から私が目的と言うのは薄々感づいていましたが
まさか堂々と私に渡すとは
「いらねえのか?」
「あ、はい、貰います
初めてなので宜しくお願いします」
XANXUSに頭を下げると小さくうるせえと言い部屋を出た
XANXUSside
「カテレア」
俺はカテレアに一応完成したヴァリアーの旗を見せた
「コレは…豹?
中々のいえ、とても素晴らしいです」
良かった、一応気に入ってんだよなヴァリアーマーク
「カテレア
此処に悪魔の文字で 俺達は今の魔王を認めない そう書け」
そう言った瞬間にカテレアは眼鏡を落とした
「X、XANXUS
貴方はそんなにまで」
嬉し泣きをしているカテレア
いや、一応世界征服をするんだからさ
「あ、ちょっと待っててください、悪魔の文字でですよね」
本を取りだして
こういう感じ?それともこっち?
と身体をクネクネしながら呟くカテレア
おお、メロンがプルンプルンと、ごっつぁんです!
って、あれ
「おい、何故リングを左手の薬指にしかつけない?」
俺がやった虹の欠片を使ったヴァリアーリングと偽マーレリング
何故左手の薬指にしかつけないんだ、別の所に付けろよ
「え、あの」
「付けるなとは言ってねえ
血の通いが悪くなる、片方ずつにしろ」
俺はカテレアの左薬指から
先についているヴァリアーリングをはずし右薬指に付けた
「あの…この指輪の意味は?」
何をバカな事を
「俺の所と言う証だ」
ヴァリアーリングと偽マーレリングは幹部にだけ渡す。俺の所と言う証だ
雷のヴァリアーリングなのはレヴィアタン繋がりだ
「XANXUSの物?」
「ああ、そうだ」
ヴァリアーリングと偽マーレリングは
「XANXUS
貴方はまだ子供だけど
貴方が望む事に答えるは」
「頼むぞ」
一応表社会の顔扱いだけど
せめて俺ぐらいまでに強くならないと
と言ってもカテレア才能が有るのだろうか
取り敢えずは明日から魔界を見回ろう
実際どう言った感じかは見ないといけないからな
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