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IMITATION BLACK

作者:蝶々蛾々
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新しいようで新しくない使い古した日常。 「青」

 
前書き
日常っていい響きですよねー…

お母さんに叩き起こされて、遅刻したのに褒められて、
             ↑オイコラww
おじいちゃんに怒られて、etc...


捨てきれなかった日常を取り戻そうとする人たちのはなしです。 

 
楽器が叩きたかったわけじゃない。

ただ、なんとなく、俺の居場所がここにしかない気がして。

この、馴染みのスタジオにいる。

ここなら、仲間と過ごしたこのスタジオなら、多少は落ち着ける
と、そう思って。

でも、スタジオには、誰もいなかった。

レンも、樂も、…リンも。

居るのは俺1人。

俺は独り。

なんとなく、学校に行きたくなくて、講義を初めて休んだ。

なんとなく、家にいたくなくて、無断外泊を初めてした。

スマホも電源を落としてある。

ただ、俺は臆病で。

スタジオのオーナーに一晩だけ置いて下さいと頼んだから、きっと
俺が連絡していなくてもオーナーが連絡してくれているだろう。

中途半端で嘘つきな俺は、中途半端な事しかできなくて。

講義だって、休んだだけでサボったりはしてないあたり、中途半端だ。

頭の中には色々様々な想いがぐちゃぐちゃになるけど、その全てが口から
出ることはない。

どれくらいそうしていたんだろうか。

気付けば日は傾き始めていた。

ああ、高校はもうすぐ放課後になるな、とぼんやり思った。



認めたくないのは誰だって同じ。 同じ、だと思っていた。けど… 
 

 
後書き
私は思いました。

部活じゃないバンドとかそーゆーのってどこで練習すんでしょうね?

わかんなかったので、適当(コラw)にスタジオってことにしちゃいましたけど…

まあ、いっか。話が続けば…つ、続くと良いな…(汗)
 
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