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FAIRYTAIL~パラレルの世界~

作者:ハマT
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第二十九話妖精火球

マグノリア上空

ここでは、二人の人物がにらみあっていた。
ナ「街をこんなにしやがってぶん殴る!!」
ナツが相手のデイダラに殴りかかる。デイダラはそれをかわし白い鳥(正確には起爆粘土)をナツに向けて飛ばす。それをナツは、ブレスで迎撃する。そして再び殴り掛かる。今度は、乗っていた鳥から飛び降り別の場所に別の鳥をだしそれに飛び乗る。
デ「褐!!!」
その掛け声で先程まで乗っていた鳥が爆発する。しかしナツ(正確には、ハッピー)は、それを予測し旋回してかわす。そこにめがけてデイダラは、数匹の鳥を飛ばす。ナツは、再びそれをブレスで迎撃する。しかしその死角からいくつもの鳥を飛ばしてくる。
ナ「火竜の煌炎(かりゅうのこうえん)!!!」
大きな火球と起爆粘土が激突し爆発する。

マグノリアの街

空中で起きた爆発に驚き空を見るとナツとデイダラが戦っていた。二人の戦いは、あまりにも均衡しすぎていた。デイダラが、起爆粘土を飛ばせばナツは、ブレスで迎撃しナツが殴り掛かればデイダラはかわす。このままこの状態が続けば先に魔力が尽きるのは、ナツを持って飛び続けるハッピーだ。ハッピーの魔力が尽きればナツがデイダラに勝つことは厳しくなる。ナツを援護しようにも素早く飛び回るデイダラを攻撃することは、できない。どうすればいいかそう考えたとき皆の頭に魔力をナツに届けろ、ナツに向かって手を伸ばせという声が聞こえたような気がした。よくわからないその声の通りにナツに向かって手を伸ばす。するとそこからナツに向かって一筋の光が伸びて行った。

再び上空

謎の声は、ナツにも届いていた。しかしナツに届いた声は、皆とは違い大きな火球を作れという声だったが・・
ナツが声の通りに大きな火球を作り出すその火球にいくつもの光が伸びてくる。その光を取り込んだ火球は、どんどん大きくなった。
ナ「これでぶっ飛べ!!!」
ナツが火球をデイダラに向かって投げ飛ばす。かわせずにデイダラに命中する。さらに足場としていた鳥も誘爆する。大きな爆発の煙の中からデイダラが、まっさかさまに落ちていく。ナツたちが気を抜いた瞬間だった。突然ナツのマフラーの上で何かが動いた。白い蜘蛛だった。
デ「喝!!!」
デイダラがそう叫んだ瞬間蜘蛛が光りだす。
ナ「しまっー」
大きな爆発がおきナツとハッピーは、離ればなれとなりそのまままっさかさまに落ちて行った。 
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