ALO×HUNTER×なのは
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暗躍×ト×準備
さて、ゼノおじいちゃんから連絡が来た。倍だったら構わんという事だったので、仕方なくそれで乗った。お金を稼がないといけない。でも、その前に目の前の問題を解決しなきゃね。個室で机を挟んでいる相手と向かい合う。名目上は発についてなんだけど、絶対違うよね。
「さて、話して貰おうか。ユウキもクルタの末裔だろ?」
今まで逃げ回っていた分、今回はちゃんと言う。
「そうだよ。クラピカさんもだよね」
「ああ」
「ボクは幻影旅団を殺す。でも、クラピカさんは止めた方が良い」
「何故だ?」
「向いてない」
「なんだとっ!!」
怒って机を叩きつけた。
「彼らは流星街の出身でメンバー同士を大切に思っている。ゴン君やクラピカさんみたいにね」
「そんなはずがあるか!」
「あるんだよ。それに君が何もしなくても蜘蛛はボクとシュテル先生、ポンズ、ヒソカ、ゾルディック家で滅ぼす。一匹の例外も無くね。せっかく良い友達も居るんだから、わざわざ復讐に走る必要は無いよ。それに言ってはなんだけど、君達は弱すぎる。邪魔にしかならい。足でまといを連れて行けるほど、蜘蛛は弱くない」
「くっ……」
「それに、クラピカさんには悪いけど、万が一にもボクが死んだ場合、後の事を頼みたい。修行して強くなるんだ」
「いい、だろう……わかった。確かに今の私では足でまといだな。では、私は同胞の瞳を探して手に入れる。それは構わないだろう?」
「うん。構わない。むしろ、ボクはそっちの方が不得手だからお願いしたい」
「了解した」
「それじゃあ、ボクは少し出かけてくる。発について、クラピカさんは鎖がいいんじゃないかな。犯罪者を捕らえるのとか、いいと思うよ」
「わかった。考えてみる」
さて、次の予定はあそこか。
ジャンプでさっさと移動し、大きな屋敷の場所に来た。チャイムを鳴らして要件を告げる。すると、アポイトメントをとってあったので問題無く通された。そして、応接間の一室でおじいちゃんといかついおじさんと面談だ。プロハンターサイトで調べたから、目的も知っている。
「君が私の求める物を用意できるのかね」
「ええ、可能です。一応、これが身分証明です」
二つ星のハンターカードを渡すと、おじいちゃんはいかついおじさんに渡した。
「確かに本物ですね。会長の肝いりだそうです」
「そうか。では、私の目的が何か知っているかね?」
「妻の病を治し、若返りの薬を手に入れる事、ですよね」
「そうだ。君はどのような手段を取るのかね?」
「簡単な方法です。ボクの念能力は相手の念能力をコピーし、完成させる事。あのゲームは念能力で作られている。つまり、中の物もボクならコピーできる。そして、あのゲームは現実で行われている。仮想世界に入るなんて事は現代の技術や、念を使っても不可能です。いえ、可能かもしれませんが、多人数参加という時点で不可能過ぎます。ましてや、身体ごと取り込んでいるのですから、転移系能力による移動と考えた方が納得できます」
「成程。確かに彼女の言う事が本当なら、手に入れてしまえば、外でも使用可能かと」
「ふむ。では、こちらに求める物はなんだね?」
「500億ジェニーと誰も入っていないグリードアイランドソフトですね。その代わり、貴方も若返らせましょう」
「どう思うかね?」
「違約金を支払って貰う必要がありますね。私達に10億頂ければ手持ちにあるカードを全て渡しましょう。それで貴方の願いは解決です。他の者達にも1千万ジェニーでも渡せば納得するでしょう」
「ふむ……」
「あ~クリアー報酬の60億ジェニーは問題有りません。ヨークシンのオークションで品物を出すので、そちらはこちらで支払いましょう。ボクは取りあえず早く500億が欲しいので……」
「何に使うのだね?」
「幻影旅団の抹殺で、ゾルディック家を雇いました。3人で1000億ジェニーです」
「そうか。私は構わないと思います」
「では、契約成立だ。ツェズゲラ、彼女の念能力を試してみてくれ。コピーさせるのは……そうだな、ケスー。来てくれ」
それから、呼ばれたケスーさんのレーダーを具現化し、自分が使役する蝿の位置を示す具現化能力、蝿の仕事を見せてもらい、それを実行した。蝿の仕事より、ポンズの方が圧倒的に優秀だ。
「それで、合格かな?」
「ああ、信じられませんが……使っています。というか、俺より数が多いです」
「では、正式に契約成立だ。ツェズゲラ、悪いが頼むよ」
「はい。こっちだ、ついてきてくれ」
それから、グリードアイランドに入った。設定をして、教えて貰ったが、軽くながして移動する。だって、後でポンズ達を叩き込む予定だしね。
「こっちだ」
ツェズゲラさんが仲間と一緒に迎えてくれた。
「しかし、この子がそんなとんでもない念能力を持つとは……」
「カードは全部貰っていいかな? 5千万ジェニー支払うから」
「ああ、好きにしてくれ」
「ありがとう」
カードを貰ったら、どんどん使っていく。そして、覚えていく。ボクの完成(ジ・エンド)の弱点は普通より念を多く使う事だが、バトルヒーングによって、そんなのは問題にならない。元の量も多いし、基礎鍛錬はかかしていない。覚えるのには使用料より更に多く使うけど大丈夫。
「ふぅ」
3時間ほどで使えそうなのは全部覚えた。御蔭でかなり色々といい念を手に入れた。聖騎士の首飾りとか、大天使の息吹とか、若返りの薬とかだね。これも具現化能力だし。こちらは実際に飲んでもらって凝で見た。
「よし、離脱で現実へ帰るぞ」
「あ、待って。4人はこれからどうするの? 一応、報酬はそのままになるけど」
「カードをかなり使ったからな。俺はどっちでもいいが……」
若返ったツェズゲラさんが言った。
「10億5千万でしょ。予定より低いですが、カードもかなり減りましたし、ここで降りてもいいと思います」
「俺はもうちょっとやっていいんじゃないかと思うぞ? この嬢ちゃんを見たら、俺たちはまだまだだって思えるし、鍛練場としてここはいいだろう」
「確かにそうだな。なら、後はバッテラ氏と相談した後、各自好きにするという事でいいな」
「「「おう」」」
「じゃあ、離脱は勿体ないので私が送りますよ」
「わかった。頼む」
それから、ジャンプでツェズゲラさんとバッテラ氏の家に飛んだ。そして、直ぐに呼び戻された。
「不正な脱出は感心せんな」
「ちくしょう。対策されてた!」
「仕方無い。離脱を使おう」
「そうしてくれ」
2人で離脱した後、死にかけのお姉さんを大天使の息吹で治療し、2人に若返りの薬を飲ませる。ついでに呪いを無効化する聖騎士の首飾りを渡してあげた。喜ぶ2人から、報酬を受け取った。ただ、グリードアイランドは2つ貰えたのは嬉しかった。ゾルディック家に1000億ジェニーを振り込んで、正式に雇った。ただ、サービスでカルトまでついてきた。やったね!
「ただいま~」
「おかえりなさい」
「おお、アンタがシュテルの言ってた弟子だね」
そこには金髪ロリっ子がいた。
「アタシはビスケ」
「ゴン達の講師として呼びました。実力は確かですから」
「そっか。じゃあ、はいこれ」
「なんだわさ?」
「グリードアイランド! 円で調べたら修行に最適みたいだから、使ってよ」
「OK、任せなさい。ブループラネットとか、凄い欲しいのだわさ!」
「あ、じゃああげる。はい」
「ちょっ!?」
ブループラネットという宝石を具現化して、渡してあげる。大喜びした後、代金だからよろしくと言っておいた。これで4人は間違いなく強くなるだろう。さて、楽しみだ。こっちはその前に旅団を皆殺しだ。ああ、女の1人はヒソカが欲しがってたからあげよう。後は皆殺しだ。
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