スーパーロボット大戦OG+A
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堕ちてきた異邦人
「くっ!?ここは?……アーガマは?」
そう、時空転移に巻き込まれたアクセルは地球にいた。
「アーガマ?なんだ、それは?…俺は…誰だ…?どうしてこんなところに…?くそ…思い出せない…記憶喪失というやつか…」
だが、アクセルは少し落ち着いていた。何故ならこの感覚を覚えていた
「どうやら……これが最初ってわけではないらしいな……」
アクセルは周りを見渡しながら今の状況を確認していた。周りは崖と海だけ
「くっ!肝心なことが思い出せない!?」
アクセルはまず、機体が動くことや、状態を確認していた。
「どうやら、この機体の操作の仕方などはおぼえているみたいだな。これから先、どう生きていこうかね……記憶を取り戻す前に、命の危機なんだな、これが」
溜息をしながら、見ていると光が見えた。
「そこの、アンノンウのパイロット、こちらは地球連邦軍極東支部・SRXチーム リュウセイ少尉だ。今すぐ、そちらの名前と所属を言ってくれ」
アクセルは考えていた。今この場にいる、彼らのようにお人好し出なかったら、終わりである。
(信じてもらえるかわからないけど正直に言ってみるか、これがな)
そしてアクセルは無意識に“彼ら“を一瞬であるが思い出しかけたのに気づいていなかった。
「信じてもらえるかわからんが、俺も知りたいんだ」
「はあ?ふざけてるのか?」
「いや、これがマジなんだな、これが」
「どうしますか?隊長」
「敵意がなければ、こちらの基地まで案内しろ、軽く尋問をする。処遇についてはそのあと、決める」
「了解。特機のパイロット、基地まで案内するからついてきてくれ」
「よろしく、頼んます」
「なんか気が抜ける奴だな」
そうして、リュウセイに基地まで案内してもらい基地に向かった。
「いやー、この特機すげーな。なんていうか鬼みたいでカッコいいなー」
アクセルが機体から降りると、この基地まで案内をしたリュウセイが話かけてきた
「いやー、助かったー、もしかしたあそこで誰かに会わなかったら死んでたかもしれんかもしんから。リュウセイ少尉助かったんだな、これが」
「リュウセイでいいよ。本当に何も覚えてないのか?」
「ああ、マジだ」
そうやってリュウセイと話していると、このSRX隊長のヴィレッタ・バディムがやってきた。
「ではまず尋問より先に、検査を受けてもらおうか」
「了解、お姉さんの名前は?」
「私はヴィレッタ・バディム大尉だ。あとまたふざけた呼び方をしたら許さんからな」
(こりゃー、手厳しい)
大人しく、治療室に向かいアクセルは検査された。
「検査の結果、あいつは本当に記憶喪失らしい。だが名はわかった。アクセル・アルマーという。ドッグタグがあり、名がわかった」
「それじゃ、アクセルはどうするんですか?」
「……どうやら、奴自身に敵意はない。どうやら私たちがあずかることになるらしい」
「……まぁ、俺みたいな男を、軍がほっとく訳ないだろうしなー」
「検査は全て終わったのか?」
「もち……それにこれは、監視の役割もあるだろう?」
(こいつ、素人の考えじゃないな。軍にいた経験でもあるのか?)
「ほんじゃあ、まぁよろしくお願いしますわ、逆に記憶がないまま、ほうりだされてもどうしようもないんだな、これが」
「記憶ないわりに前向きだな」
「まぁ、飯の食い方もわかるし、服の着方もわかる。それに、不安になっても記憶が戻るわけじゃないでしょ」
「そこまで、忘れられも困るけどさ……」
「んま、よろしく頼むわ、リュウセイ」
「おう、あとでこの特機みせてくれよ!!」
「……」
「ん?だめか?」
「……いや、一瞬見せてはだめと思ったけど、なんか今は大丈夫なきがするんだな、これが」
そうやって、リュウセイと話しながら他のこの極東基地を案内された。
「……この特機のことを、どれくらいわかった?」
ヴィレッタは整備班にソウルゲインのことを、調べるように命令していた。
「はい、このマスタッシュマンは」
「マスタッシュマン?名前がわかったのか?」
「いえ、我々で名を決めました。そしてこのマスタッシュマンは全高41.2 m重量129.6 t
動力はどうやら電力のようです。パイロットの動きをそのまま機体にトレースさせるシステムで動いているようです。それでこの機体は妙なんです」
「妙とは?」
「ええ、我々が見たことがない技術があると思えば、我々が使っている技術の何段階前の技術を使っている所もありました」
「それは、妙だな……他におかしい所は?」
「いえ、以外は特に何も……あとは、彼の私物が」
そうして、ソウルゲインの中にあった写真が何枚かあり、それをヴィレッタに渡した
「わかった、他人のプライベートを見る趣味はないが、何かわかるかもしれん」
写真をみると、「アクセルさん救出パーティ」と書かれた垂れ幕と、民間人の子供、軍人らしき人物たち、金持ちそうな風雲児と執事、艦長みたいな服を着ながら男の子に抱き付いてる女の子と色々な人がいた。共通して言えるのは誰も見たことがない。民間人はともかく、軍人も誰一人見たことがなかった。そして、軍人らしき人物が着ている制服もヴィレッタは見たとこがなかった。他の写真もこのパーティの写真だった。だが、何故かデジャブを感じていた
「……わからない、彼らは誰なんだ?」
そう呟きながら、写真を見て呟いた。その写真をしまい、アクセルに渡すため彼のいる所に向かった。
「うまいな、ここの飯は」
そういいながら、ご飯を食べながら
「よく、食うなー」
「いやー、マジで腹減っていたからねーいやー、このままじゃ飢え死にだったから助かった、助かったー」
のんきにご飯を食いながらリュウセイと雑談している。
「アクセル……君の私物だ」
ヴィレッタが現れると
「これは?」
「写真だ。機体の中にあった。君の記憶を取り戻す手掛かりになればいいが」
「いやー、わざわざありがとうございます……アクセルさん救出パーティ?-」
写真を見ながら、そう呟くと
「何か思い出したか?」
「いやー、何も思い出せないんだな、これが」
「そうか、ではこれから、君は我々のSRXチームに入ってもらう、私のことは隊長と呼んでくれ」
「了解ー」
「このあと、君にはシミュレーターを受けてもらう」
「んじゃま、いいですけど」
そうしてシミュレーターを受けることになったアクセル。
シミュレーターは彼に取って彼に取って簡単すぎた。
「アクセル……すげー、下手したら、俺負けてるかも?」
「いや、アクセルはお前より上だ。リュウセイ」
(だが、これ程の腕どこで?実践経験も十分……スパイか?いやそれにしては、間抜けすぎる……だが、スパイの潜入しては、疑われることがわかりきった行動だ……)
「こんなもんでいいですかい?隊長殿?」
「ああ、十分よ、では他のパイロットを紹介するわ」
そうして、この基地にいる、アヤ
「アヤ大尉です。記憶喪失とは災難でしたね……」
「いあや、君みたいな美人がキスしてくれたら記憶も戻るかもな」
「はぁ?」
いきなり言われたため、アヤは戸惑っていた
「な!?いきなり何言ってるんだ?」
リュウセイに言われアクセルはにぃと笑いながらこう言った
「いやあ、冗談さ。あんまり、記憶に関しては悲観してないしな。まぁ、一生このままじゃ、困るが、まぁいつかは元に戻るだろう」
こうしてアクセルSRXチームに入ることになった。そして間もなくこのフラスコの中に、彼に取って関わりのない、彼の記憶に関係ある組織が起こす闘争に身を投じることになる
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