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ヘタリア大帝国

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TURN85 日本の奮起その六

「あたし的にはどうもだけれど」
「キャロルは潔癖症っていうかおぼこいからね」
「おぼこいんじゃないの、嫌いなの」
 アメリカ妹にむっとした顔で返す。
「いやらしいじゃない」
「そいうところ真面目なのよね、あんたは」
「そうかしら」
「そうだよ。とにかくね」
 ここでアメリカ妹は話題を変えてきた、その話題はというと。
「イナゴ倒そう、早いところね」
「そうだな、放っておいていいことはない」
 ラスシャサも言ってきた。
「それならすぐに攻撃を仕掛けよう」
「イナゴには何だ?」
 ロンメルがその有効な攻撃方法を問う。
「欧州にはイナゴが出ないのでよくわからないが」
「まずイナゴには艦載機は効果がない」
 柴神が出て来て話す。
「そして鉄鋼弾の様に突撃してくる」
「ではビームだな」
 ロンメルは柴神の話を聞いてすぐに攻撃方法を見出した。
「それならだ」
「それがいい、ただし数が多い為索敵能力は高い」
 芝神はイナゴ達のこのことも話した。
「駆逐艦を有効に使って先に見つけることだ」
「それならだ」
 ここで東郷も言う。
「今は全艦隊に水雷型駆逐艦があるからな」
「索敵は大丈夫か」
「はい、問題ありません」
 東郷は柴神にもこのことを話す。
「それでいきます」
「よし、それではな」
 柴神はこのことを告げて彼等の戦いを見ることにしたのだった。
 その彼等の戦いはどうかというと。
 東郷は大型空母の艦隊には今はこう言うだけだった。
「攻撃してもあまり効果はないがな」
「それでもですね」
「ダメージは少しでも与えておくに限る」
 こう小澤に話す。
「だからだ」
「わかりました、それでは」
「艦載機も出す」
 効果は大したことがなくともだ。
「そして重要なのは戦艦だ」
「それだね」
 コーギーが大和のモニターに出て来た。
「僕達みたいに」
「ああ、宜しく頼むな」
「ビームの一斉射撃だね」
「それで焼き払う」
 そうするというのだ。
「残ったイナゴにはミサイルだ」
「それで倒すんだね」
「そうだ、では今からl攻撃に入る」
「敵もビームを使うね」
 アストロ猿はこのことを指摘した。
「けれどそれは」
「突撃に比べて大したことはない」
 東郷もこう返す。
「だからだ」
「このまま攻めていいんだね」
「それに敵からのダメージを恐れていては何も出来ない」
 これは戦争だからである。
「チリ侵攻は送れるかも知れないがな」
「それでもここでイナゴを退治出来れば大きいよ」
 アストロ猫がこのことを指摘する。
「何しろ急に出て来て荒らし回ってくれるからね」
「そうだ、だからここで何としても退治しておく」
 東郷は猫にも答えた。 
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