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少しの修正をかけた少年の3年間

作者:nyaru
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一番最初のお話

 
前書き
前置きって言ってもあんまり書くことない(って言っても何を書いていいのかが全くわからないのでスルーしてても全然かまわないです。)
たぶん末永く書くかもしれませんが末永くこの小説とお付き合いできたらな。と思います。(ここまで打ち込むのに20分)
よろしくおねがいします。 

 
やっとのこさ中学受験との戦い(実際受験した高校の競争率が1を切っていたので受験勉強というものを12月頃にはほったらかしにしていたのである)と中途半端な不良(中途半端な不良とは先生に怒られるのが怖いから髪の毛を襟足だけ染めてばれないようにしたり、集団でしか行動のできない人達のことである。集団だとベラベラ喋りおるが一人だと途端にコミュ障になるやからの事だ。もちろん俺はそんな輩じゃない)との付き合いが終わって晴れて高校生となったのである。この校門を通ると晴れて俺は高校生だ。
校門を過ぎて第一体育館と対になっている校舎の正面トビラに貼り付けられている紙に目を通す。自分のクラスと出席番号の確認のためだ。
「1年5組の…10番か。」
1組から9組まであったクラスでど真ん中に当たるとは思ってなかったので驚いたとかそういうものはなかった(そもそもこの高校は体育科クラスがあって1組と4組はまずありえなかったのである。まぁ、そんなことはどうだったっていいのだが。
ちなみにうちの中学からこの高校に来たのは俺一人だ。それはなぜかというとこの高校は部活が盛んだ。という所で決めた。決して俺以外の友達の学力が高くてそれについていけなかった訳ではない。決して自分の学力が低かったわけではない。)
「まぁでも一人でも上手くいくだろ。」
そう思いながら指定されたクラスに足を運んでいく。一人が嫌いな訳ではない。これは本当だ。
そして指定されたクラスの前まで足を運んだ。少し緊張する。そして扉を開ける。
色とりどりの制服が眼前に広がる。同じ中学校の友達同士らしき者は
「同じクラスになれてよかったな!」
などといって談笑している。それ以外の人達は適当に席に座って携帯をいじったり窓から外を眺めていたり寝ていたりしている。(初日から寝るなよ。)
と心の中でツッコミを入れながら空いている席に座る。
クラスが人数分集まり、少々時間が経つとチャイムが鳴り出し、このクラスの担任らしきものが扉を開けて入ってくる。
そんな教師を頬杖しながら見る。
「今日からこのクラスの担任になる小明 正明だ。これから年間よろしくな。」
と言い黒板に名前を書く小明先生。
「えー、これからお前らには自己紹介をしてもらう。一人30秒だ。まず名前と出身中学校、これは絶対にな。じゃあまず出席番号順に席に座ってもらうから。」
と言い黒板に座席表を書いてそのとおりに動く。
「よし、じゃあ1番の相川から!どうぞ!」と言いニヤニヤする小明
それから自己紹介が続きとうとう自分の番までやってくる
「---9番 河野絢香です―――」
とうとうきてしまった
「10番の湖山 光之です。出身中学校は山並中学校で部活はソフトテニス部でした。えっと、高校では硬式テニス部に入ろうかと思ってます。よろしくお願いします~。30秒経ちました?」
小明先生に振る
「まだ10秒余ってる。がんばれ湖山(笑)」
しまった。結構早く喋りすぎてしまった。何とかせねば。
「まじすか…えっと、、、」
「嘘嘘、とっくに30秒経ってるよ(笑)」
俺はこの先生を恨んだ
そんなこんなで自己紹介は終わり時間が来るまでクラスで待機。という形になった。
次は各部活による第一体育館で行われる部活紹介である。
どう時間をつぶそうかと試行錯誤していると前の席の者がこっちを向いた。
「はじめまして、河野です。よろしく。湖山くん。だっけ?」
まさかの向こうから来るとは、しかも女子だ。俺の童貞心は凄い揺れた。
「おー!覚えてくれてありがと。河野さんだよね?よろしく~。あ、あと敬語とか要らないから全然タメ語でいいよ(笑)」
「あ、そう?んじゃ楽にさせてもらう~。山並中学校ってどこの中学校?聞いたことない(笑)」
「あぁー、この市の隣の市にある中学校なんよ。だから多分知らないと思う。」
「なるほど、さっきテニスやってるっていってたけど音楽とかには興味ある?」
「あるある!テニスだけのテニス馬鹿じゃないよ(笑)。俺はこういう系の―――」
どうも彼女はヴィジュアル系の音楽をよく聴くらしい。ア○カフェとかガ○ットとか。俺もその手のアーティストの曲は聴いた事がある。中2の頃に色々あってだな。
(このことはまた後に話すとしよう)
そんなこんな話をしているとチャイムが鳴り、第一体育館へ列を組んで行く。
中学校か。とツッコミを入れたくなるがなんせ高校生はこう言うものなんだと思っておく事にした。校長の長ったらしい話を終え、そのまま部活紹介が行われた。
気になるテニス部はお話だけで終わった。少しがっかりだ。
軽音楽部の紹介が始まった。
「おー、きたきた!」
「おぉー。凄そう。」
とだけ言っておく。期待はしていない。
演奏が終わるとそんな気持ちはすっ飛んでいた。
「すっげ、やば、かっこいい!」
このザマだ。残念なことに湖山光之は心が移りやすいのだ。節操なしめ
「一緒に軽音部に入ってみない?」
「考えてみる」
本当に節操がない男だ。
「明日から宿泊研修が始まるからそのうちに考えといてね。」
「ういっす」と返事した。
そうだった、明日は宿泊研修があるのを今だけだが忘れてしまっていた。もちろん用意はしてある。
そして部活紹介が終わるとクラスに戻りSHRお終え今日一日の行事は終わる。
今のところ本命の硬式テニス部の部活見学にだけは行くことにした。
「すいませーん。硬式テニス部の見学に来ました~。」
部員らしき人がこっちに寄ってくる。
「見学!?マジで!?ありがと!こっちこっち!」
と言われ、手を引かれる。
「こっちからコートの中に入れるから。今回は特別にシューズなしでもいいよ。いつもはテニスシューズがいるんだけどね(笑)俺は二年の木元祐介。名前は?」
「湖山光之です…。」
されるがままだ。まぁ仕方ない。と思っておこう。
その後色々な質問攻めを受け練習を見せてもらいテニス欲が高まってしまった。
節操なしはつらいよ。
家に帰ると疲れたのでちゃっちゃっと寝ることにした。明日は大変そうだ。
 
 

 
後書き
いやー、ここまで書くのにかなりの時間を使っちゃいましたよ(困惑)
タイピングが遅いくせに文章は長いってね。張り切っちゃいました。
湖山クンの3年間が始まっちゃいましたねー。さて、彼はこれからどのような高校生活をすることのなるのでしょうかねぇ。そんな彼の事を温かい目で見てくれればなと思います。ではまた次のお話でお会いしましょう。
にゃる 
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