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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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灯台下暗しからの家族円満!?

ちゃっす!ユウジだ

只今、家族会議をしている

今日は学校が休みで昼に起床

蒼也にこれからどうするのと聞かれ家族会議開始と言うわけだ

「で、どうするの?」

「いや、そのフェイトって子が来るまで待つんじゃねぇの?」

て言うか腹減った

「しかしそれで何かあってからでは遅すぎます!」

リニス、料理はまだか

「しかしもかかしもないって…そもそもその時の庭園?の座標がわかんねぇんだから……」

「うっ、すいません…ではいつ頃来るのですか!?」

「えーとね、日にちは分かんないけど…なのはちゃん達が月村家に遊びに行ったとき?」

「随分具体的だな…めんど……」

「まぁ、そんなに遠くじゃないはずだよ、それに怪我とかする訳じゃ無いんだからさ」

「それは…分かりませんが…」

頼む腹が鳴っている

「何か手はないのかな…」

蒼也、ソレはないものねだりって言うんだぞ

『あの、ソレでしたらドラグリクスを使ったらどうでしょう?』

「ラクス?何で?」

『いえ、ゼウス様は貴方に合わせるように造ったと言いました
ならばあなたが出きることは大抵出来るのではないでしょうか?』

「「「…………あ…」」」

そうだった…ラクスは俺に合わせたデバイス…しかもこの世界についての理解製もある
俺自身は次元標識やらは理解している暇がなかったがこのデバイスは違う
俺の補助目的で造られたのだから、俺が定義をもって出きることは大抵できるのだ

「あー……ラクス…できるか?」

『座標確認……完了、時の庭園を確認…転移しますか?』

「できたな…」

「できたね…」

「できましたね…」

「俺らは一体何してたんだろ…」

「いや、気がつかなかっただけなんだから、責める事じゃないよ?」

「ま、いいや…じゃあ行ってくる!頼むぞラクス」

『了解、転移開始「あっ、ちょっとま………」』

パシュンッと言う音と共にユウジは転移していった

「……ご飯…良かったんでしょうか…」

「確かお腹鳴らしてたよね……」

『ご冥福を祈りましょう…』





ー時の庭園ー

ヤバい、ヤバいそコノヤロウ!

飯食ってくるの忘れた…くそ、腹減った…

取りあえず歩き回って奥へ進んだ

大きな扉があり中から話し声が聞こえてきた

『い………フェイト……いき………』

『は……かあ……い…よ……ア……』

『は……よ』

ふむ、さっさと入るか

ドォンと扉を開く音、中の三人は一気に警戒態勢に入る

あれ?間違えた?

「あなたは何者かしら?どうやってここに?」

何か今にも死にそうな顔してるな……だが願いを持っている

「座標合わせて転移してきましたが何か」

「そういう事じゃ無いのだけど…目的は何かしら?」

隣で警戒してる女の子…この子がフェイトだな…この子にも強い願いがあるようだ

「目的……そうだな…強いて言うなら……君達の願いを叶えに来た」

「バカバカしい…あなたのような子供に私の長年の夢を?無理に決まっているわね」

「貴方は誰?母さんを邪魔するなら……」

BJを展開するフェイト

「何しに来たかは知らないが……邪魔するってんなら容赦しないよ!」

拳を構える……犬?まぁいいや…交渉しよう

「邪魔………と言うのはどうだろうか…?俺はあなたに貢献するべく来たのだが?」

「貢献?何を言っているのか「ジュエルシード」!?」

「あなたは必要としているのだろう?コレを…」

そう言って15個のジュエルシードを俺の周りに漂う形で展開する

「!!それを渡しなさい!!」

女性、プレシアは雷を俺に落とす…が効かない

「残念だが俺には傷一つ付かない」

「くっ……どうしっグッ…ゴホッ」

ビシャッと床に吐血するプレシア

「母さん!「近寄らないで!」っ……」

「何が目的かしら………?」

「さっきも言ったぞ?願いを叶えに来た」

「そうね……そのためにはジュエルシードが必要なのよ…」

「あー…確かアルハザードとやらに行きたいんだっけか?」

「!どうして知っているの!?」

「いや、まぁそれは置いといて…あなたと二人で話がしたい、どうかな?」

「………良いでしょう…あなた達は残りを探して「ソレはいらない」どういう事かしら…」

「その必要がないと言ってる、これは話の内容に含まれている…二人は扉の外で待っていると良い」

「………待ってなさい」

「……………母さんに何かしたら許さない……!」

そう言って出て行くフェイトと犬娘

犬娘はなにか敵意が無くなっていた、野生の勘か?

「それで、話とは、取引かしら?ゴホッ…」

「はぁ、何度も言わせるな……」

「あなたがそれを渡してくれれば叶うのだけど…?」

「その必要もない…が、その前にあんたの体を治す」

「ソレも無理ね、コレはリンカーコアの汚染による症状、不治なのよ…」

「残念なことに治せるんだな、これが
それにこれも願いに含まれている」

「さっきから何を言っているのかしら?貴方は何?」

「願いを叶える者だ」

「ならやってみなさいな…不可能という現実を前に、打ちひしがれなさい」

「では早速…清風…汝、黄昏におかれる者よ…浄化の光に伴いて、活力を示せ…ヒーリングフール」

プレシアは光に包まれ、徐々に活力が戻っていき……

「やべっ……」

若返っていた……

「!体のだるさがない……本当に治ったの!?」

「あー…治ったには治ったんだがな…込める魔力間違えてさ……」

「…何かしら?」

ユウジは鏡を取り出し

「若返っちゃった☆」

「あら、本当ね…お礼は言うわ、だからそれを渡して頂戴」

「だが断る、俺はあんたの願いを叶える…内容は知っているがあんたの口から聞きたい
願いを言え、叶えてやる」

「無理よ、私はアルハザードに行くの」

「…はあ、…問題、アルハザードはどこにあるでしょう?」

「…次元の狭間よ」

「正解、ではそこはどんなところでしょう?」

「あらゆる技術がある場所、死者蘇生の技術さえも」

「不正解「何ですって!?」アルハザードが研究機関だらけだって考えてるみたいだが実際は違う
草原なんだよ、とても綺麗で広大な」

「………まるで見てきたかのような言い方ね…」

「そりゃそうだ…しかも技術があるではなく、いると言うことだな」

「どういう意味かしら?」

「分からないか?俺はその草原の元主で、あんたの言う技術そのものなんだよ」

「!?」

「もう一度言う、願いを言え、叶えてやる」

「……………………て」

「もう一度」

「娘を生き返らせて!」

「承った、では案内するといい」

「こっちよ……」

ついた場所は研究室、その奥にはポットに入った小さな少女、この子がアリシアだな

「ではポッドから出してくれ、服着せろよ?」

「見ないで頂戴……変態」

「ぐぼあ!!痛恨のダメージだぞ……明らかに誤解だろうが!」

「さあ、早くして頂戴」

「まさかのスルー!?何?いじめ!?」

「………………」

「分かったよ……あーいかん…」

「どうしたの?まさかいまさら出来ないとか言わないでしょうね?」

「いやな?方法有りすぎでどうしようかと…」

「何でも良いから早くして」

「へいへい……んじゃぁ、かの者を死の淵より呼び戻せ……レイズデッド!」

アリシアを光が包み胸辺りに吸い込まれていく、暫くすると…

「う~ん……どこ……?」

「アリ……アリシア!!」

「わっ、お母さん、痛いよ?」

「ごめんなさい、本当に……ごめんなさい……」

「???」

「暫くそうしてると良い…俺はあの二人を呼んでくる」

「…分かったわ」

「心配しなくて良い、俺が受けた願いの内容は『家族の溝を総てうめる』だ…その原因である一つを終わらせたんだ
残り二つだが…一つはあんたの仕事だぜ?アドバイスとしては…そうだな、
母として接しろ…かな?」

「母として……」







「さて、もう入って良いぞ」

フェイトと犬娘を呼びに来たオレだが

「…………」

フェイトには見事に警戒されている

「向こうで母親が待っている、行ってやると良い」

タタタタと走っていくフェイト、犬娘も一緒について行く

俺も行きますかね……

「本当に…ごめんなさい、フェイト…」

「それでも母さんは母さんだよ……生んでくれてありがとう、母さん」

「良かったねぇ~フェイト~…」

「でもこれからはみんな一緒なんだよね?」

「そうn「違うな…よく見ろ、一人足りないだろう」どういうこと?」

「……その…ごめんなさい…さっきはその…」

「ソレは良い、だが一人足りない…これではみんなとは言えない」

「?誰かな、教えて?お兄ちゃん」

「……(お兄ちゃん?)」

「違うよ姉さん、この人は願いを叶える人だよ」

「へーそうなんだー」

「やれやれ、彼女曰わく、涙ぐましい別れだったと聞いたのだが……」

「彼女…まさか!」

「ラクス、転移だ。リニスだけな」

『了解、転移開始』

そして展開される魔法陣、出てきたのはリニスである

「わひゃっ!?」

何してたんだ?

「リニ……ス?」

「貴方……生きていたの?」

「………」

上からフェイト、プレシア、アルフだ

アリシアは?を浮かべている

「えっと、どういう状況でしょうか?」

「お前の願いを叶えた、それだけだ」

「それはつまり…………」

「リニスーーー!」

「フェイト……心配かけました…大きくなりましたね」

「うん、うん!」

「プレシア、元気になられたようですね」

「その子のおかげよ、何よりあなたが生きていた…あなたにも謝らなければね…
今までごめんなさい、リニス」

「そんな、主に仕えるのは当然なのですから!顔をあげて下さい!」

「あー、良いか?」

なんか心許ない

「リニス、取りあえずお前の願いは叶えた、それと同時にお前の望んだ未来を、今を掴んだ
よって契約が切れる…あとは元主に尽くすと良い
お前はもう使い魔ではなく、一つの命だ
自由に生き、頑張っていけ」

「一つの……それはいったい」

「契約の必要は無くなったって事だ
契約が切れた瞬間、俺に関する記憶がそれとなく薄れる
何か言い残す事があるなら聞くが?」

「…………………では、一つだけ……長いようで短い時間……本当にお世話になりました……
例え記憶が薄れてしまっても絶対に忘れないことを宣言します!
また会える日を楽しみにしています」

「…あぁ、俺もそうしよう
またな?リニス」

「えぇ、また会いましょう、マスター………」

そしてユウジは帰宅したのであった


「リニス、お帰り」

「ええ、フェイト、只今戻りました」

「今日はご馳走にしましょう!盛大に、豪華にね」

「ええ、了解ですよプレシア」

「わーい!パーティーだー!」

「姉さん、はしゃぎすぎだよ?」

「フェイトも結構嬉しそうにしてるじゃないか
リニス!肉たくさんね!」

「わかっていま……これは……」

それは一枚の紙切れ、ユウジが蒼也と考えた後日の行動日程

一つ、ジュエルシードについては回収の名目で集めに行くこと(白い魔導師の子と協力すると良い)

二つ、フェイトについては普通に生まれた事になっている。うっかり口を滑らすなよ

三つ、プレシアは護送責任者を探して誤りに行け
   内容は『娘と魔法の訓練してたら当たっちゃった☆とでもいっておけ』

四つ、家族を大切にな

                       願を叶える者


「………そう言えば名前、聞いてなかったな……」

「ああ、それでしたら…………あれ?分からない……」

「またあえるかな?」

「きっと会えるわ、信じましょう」

「お母さん、早くご飯~」

「うふふ、行きましょう、みんな」

こうして一つの家族がまとまった

今後の展開に身を馳せながら… 
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