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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第19話『最終決戦!! ルナVSなのは&フェイト…前編』

~ツバサ~

管理局が来た翌日の朝
ボクはなのはとフェイトに念話をした

《おっはよーなのはにフェイト~》

《ふぁ…えっ!? ルナちゃん!?》

《うん。おはようルナ。どうしたの?》

なのははまだ寝てたのか寝呆けたような反応だったのは置いといて
フェイトはボクが念話をした理由聞いてきたので

《昨日は邪魔されちゃったからね
改めて今日ジュエルシードを賭けて最後の勝負をしようかなぁって》

《私はいいよ》

《私もいいの》

《オッケーじゃー今日の昼頃に昨日の海上でやろっか?》

2人の返事を聞いてボクが時間と場所を伝えると

《ルナ今日は勝たせて貰うから》

《ぜぇーったいに負けないの!!》

《ボクも負けるつもりは無いよ。じゃーまた後でねー》

2人の宣言を聞いてボクも『負けない』と答え
ボクは2人との念話を終わらして戦いの準備をする事にした


そして数時間後
ボクはネオとユニゾンした状態で
指定した海上付近へとやってきた
すると丁度なのはとユーノが来て
すぐにフェイトとアルフもやって来た

そしてついでに管理局のクロノと銀髪君も現れた

「なのはにフェイトあとユーノとアルフも今日は負けないからね」

ボクはとりあえずクロノと銀髪君を無視して4人に話し掛けた

「うん。私達も負けないよ」

「今日は勝たせて貰うの」

「あたし達が結界を張るから存分にやりな」

「なのはもフェイトもルナも全力でやっていいよ」

4人もクロノと銀髪君には触れずに話していると

「おいってめぇ昨日はよくもやってくれたな」

「ルナって言ったね。昨日も言ったが
君の行為は公務執行妨害……立派な犯罪だ!!」

2人が何か言ってきた……ので

とりあえずボクは一瞬で銀髪君の後ろに回り込んで
銀髪君の首元に手刀を落として意識を刈り取り
銀髪君が倒れた音を聞いてみんなが銀髪君の方に意識を向けた瞬間に
ボクはクロノの後ろに回り込んで銀髪君と同じように気絶させた

そしてクロノが倒れた時には
ボクは元の位置に戻っていた

「よしっ邪魔そうな2人は気絶させたし2人共やろっか」

ボクがそう言うと

「えっ!? えっ!? これルナちゃんがやったの?」

「ルナの動き全然見えなかった……」

なのはは急な事に驚いていて
フェイトは何かを呟いていた

そして海上へ向かおうとしたら

《少し待ってもらえるかしら?》

ボクの目の前にモニターが現れてリンディさんが話し掛けてきた

「はぁ~邪魔しないで欲しいんだけどなぁ」

ボクが溜め息を吐いて文句を言うと

《申し訳ないけれど昨日の話の続きを聞かせて貰うわ》

「こちらは特に話す事はありませんので諦めて下さい」

ボクはそう言って外部からの通信を妨害する結界を張った
すると目の前のモニターは消えて再び現れる事は無かった

「これでよしっと……じゃーユーノにアルフ結界よろしく~」

ボクがそう言うと

「任しといてよ」

「ルナはやり過ぎないでくれよ?」

ユーノは自信満々に
アルフはボクにやり過ぎるなと

「大丈夫だよ。結界が壊れるような攻撃は……多分しないと思うよ……」

ボクはそんな攻撃しないと言おうと思ったけど
対戦相手の2人の事を考えると
必ずしも使わないと断言出来なかった
そしてその対戦相手の2人は……

「ルナちゃん。私達の全力見せてあげるの!!」

「ルナも本気で来てね」

バリアジャケットを展開しデバイスを構えていた
そしてフェイトの言葉に対して

「ボクが本気を出したら地球が無くなっちゃうよ?」

ボクがそう答えると

「……………」×4

全員が沈黙した

「えーと……どうしようなのは!? 勝てる気がしなくなったよ!!」

「にゃー!! 私もだよフェイトちゃん!!」

「ちょっと私達の結界で守れる範囲にしておくれよ!?」

「いくらルナでも地球を破壊するのは無理なんじゃ……」

「いやルナちゃんなら出来そうなの!!」

「ルナなら出来るかも…」

「ルナなら本気でやりかねないね」

何かみんなが色々と言っていた

「大丈夫。実際出来るだろうけど当然やらないから」

ボクはそう言い

「それに2人が協力して戦えば万に…億?兆?……無限に1つの可能性で勝てるかもしれないしね」

「無限に1つって……」

「それってフェイト達に勝ち目が無いじゃないか……」

「ルナちゃんに私達の全力を見てもらうの!!」

「そうだねなのは!! 今日は勝つとかじゃなくて私達の全力をルナに見てもらおう!!」

ユーノとアルフは何か『ぶつぶつ』と言っていて
なのはとフェイトは目標の下方修正を行っていた

「えーと…とりあえずやろっか」

ボクはそう言って海上へと飛んでいった
するとなのはとフェイトもボクに付いてきた
ユーノとアルフは地上で結界の維持をしている

ボクとなのはとフェイトが空で見つめ合い

「この勝負で2人が勝ったらボクが持っている19個のジュエルシードをあげる
でもボクが勝ったら2人のジュエルシードを渡して貰うね」

ボクがそう言うと

「えっと……先に渡しとこうか?」

フェイトがどうせ勝てないなら先にジュエルシードを渡すと言ってきて

「私も渡しとくの」

なのはもデバイスからジュエルシードを取り出して渡してきたので
ボクは2人からジュエルシードを受け取って
ポケットから緑の葉っぱの形をした水晶体を取り出し
その中へ収納した

「あれ? まぁ想定外だけどこれで全部集まったよ。じゃー少し待っててね」

ボクは2人にそう言って地上の方へと飛んでいき

「はいっユーノ。これあげる」

ジュエルシードを収納した葉っぱの形をした水晶体をユーノに渡した

「えっ!? どういうこと?」

ボクの行動に驚いているユーノに対して

「ボクがジュエルシードを集めていたのは
ほっといたら危険だってのが理由だったからね
それで今集め終わったけど持ってても必要ないし
元々これはユーノが見つけた物らしいから
後の処理はユーノに任せようかと思ってね
でもまた地球にばらまくとかは止めてよ?」

ボクがそう言うと

「ジュエルシードは僕がばらまいたんじゃなくて
運送を依頼した時空船が事故を起こして
偶々地球にジュエルシードが落ちただけなんだよ!!」

ユーノが『自分がばらまいたんじゃない』と言ってきたんだけど

「そこは別にどうでもいいんだけどね
とりあえずジュエルシードは渡しとくから後はよろしく~」

「うん…わかったよ。責任を持ってこれは僕が管理局に届けるよ」

「あ~結局管理局に届けるのか~
じゃーそこで寝てるクロノだっけ? その人に渡したら?」

「えーと…ルナはそれでいいの?」

「別にいいよ。ユーノが最善だと思うやり方でやってくれたら」

するとユーノは少し考えて

「これは僕が直接管理局本部に届ける事にするよ」

クロノ達には渡さないと遠回しに言った

「うん」

ボクはそれに頷き

「あっそうだ
ジュエルシードが収納されてるそのデバイスは
大容量の収納領域を持っていて
補助魔法及び回復魔法や捜索魔法などを特化させたデバイスなんだ
その分バインドとかは使えるけど攻撃魔法は一切使えないんだけどね
もし良かったらユーノが使ってみない?」

ボクがそう聞くと

「え!? これデバイスなの!? しかも貰っていいの?」

ユーノは何か驚いていた

「いいよ~そのデバイスの名前は『リーフ』
ボクが作ったデバイスの試作2号機なんだ」

「え!? これルナが作ったの!?」

「うん。そうだよ」

「えーと…じゃー使わして貰うね…えと…リーフだっけ?」

【はい。私の機体名称はリーフです。貴方が私のマスターですか?】

「ルナ!? リーフってAI搭載してるの!?」

「そりゃAI搭載してる方が使い易いし愛着が湧くしね」

「でもAI搭載のデバイスだと結構お金かかるんじゃ…本当に貰っちゃっていいの?」

「うん。問題ないよ
ボクって結構お金いっぱい持ってるし
リーフはせっかく作ったんだけどボクじゃ収納用にしか使い道が無かったからね
ユーノならリーフを使いこなしてくれると信じてるよ」

「うん。ルナの期待に応えれるようリーフとこれから頑張って見るよ」

「リーフはまだ試作機だから
もし不具合があったらボクに言ってね
ボク以外の人が中のデータを解析しようとしたり触ったりしたら
自動でシステムがロックされて動かなくなっちゃうから
もしロック掛かっちゃった場合はボクに言ってくれたら解除するよ」

「わかった」

「じゃーボクはなのはとフェイトの所に戻るね
あっリーフは結界魔法のサポートもしてくれるから試しに使って見てね
それじゃ~結界の方よろしくね~」

ボクはそう言ってなのは達の元へと戻っていった

~side out~


~ユーノ~

ルナにジュエルシードとデバイスのリーフを受け取った僕は

「えーと……リーフこれから宜しくね」

【はい。宜しくお願いします】

「それじゃ結界を張ろうか
アルフとリーフはサポートをお願い」

「わかったよ」

【了解しました】

2人の返事を聞いて僕は結界魔法を発動した
すると僕がいつも張る結界に比べてかなり分厚く硬そうな結界が張られた

「これは…」

僕が驚いていると

『対物理及び対魔法用の結界をマスターの結界の上から掛けさせて頂きました』

リーフが説明してくれた

『この結界ならルナの攻撃以外で壊れる事はほぼ無いでしょう』

これほどの結界を用意してもルナの攻撃は止めれないらしい

~side out~


~ツバサ(ルナ)~

ユーノにデバイスとジュエルシードを渡し
なのはとフェイトの所に戻ってきた

「それじゃー改めてやろうか」

ボクがそう2人に言うと

「ルナちゃん最初から全力全開でいくの!!」

「ルナに一撃与えれるよう頑張るよ」

2人共準備万端のようでデバイスを構えて言ってきた

「うん。それじゃーまずは…スタンセットアップ!!」

ボクがそう言うと
ボクの首に掛けられたネックレスが光り
ボクの手には青い鞘に収まった刀が現れた
そしてボクは居合いの構えをして
一瞬でフェイトの前に移動して斬り掛かった
だけどフェイトもすぐに反応して
ボクの一撃をバルディッシュ受け止めた

「さすがフェイト。不意打ちにもちゃんと反応出来たね」

ボクが少し離れてそう言うと

「始まったばかりだからね
まだやられるわけには……いかないよ!!」

フェイトはそう言いながら斬り掛かってきた
さらに後ろからなのはが5つのスフィアを展開して放って来ていた
ボクはすぐに周囲に8つのスフィアを展開させて
5つはなのはのスフィアと相殺させて
残りの3つでなのはを攻撃して
さらに斬り掛かってきたフェイトに向かって
横薙ぎに刀を振るい斬撃を飛ばした
フェイトはすぐさま方向を変えて上昇してそれを回避し
そしてなのはは新たにスフィアを展開して相殺していた

そしてフェイトはボクよりも少し高い位置から

「ハーケンセイバー!!」

鎌のような形のデバイスの魔力刃の部分を飛ばしてきたので

「月牙天衝!!」

ボクはすぐにスタンを縦に振るって黒い斬撃を飛ばして相殺させた
でもその一瞬でなのはがボクの後ろに回り込んでいて
デバイスで殴り掛かってきた……

けれどボクはそれを左手で受け止めて

「ん~なのはに接近戦は向いてないよ」

そう言ってフェイトの方へ投げ飛ばした
なのはは『にゃー!!』と言いながら飛ばされていったが
フェイトが上手くキャッチした

「大丈夫なのは?」

「う~大丈夫なの~」

「やっぱり前には私が行くね」

「うんお願いなの」

そして素早く会話したあと
もう一度フェイトが此方に向かってきた
ボクはスタンを待機状態に戻して
霊気でサッカーボール大の霊球を造り

「裂蹴紫炎弾!!」

それを蹴った
するとそれは複数に分かれて
散弾のようにフェイトを襲った……のだけど

フェイトはそれを次々と回避していき
当たりそうなのはプロテクションで守りながら
どんどんとボクの方へ近づいてきた
さらにその遥か後方からはなのはがデバイスを此方に向けて
砲撃魔法の準備をしていた

そしてフェイトが上から斬りかかって来たため
ボクはディスクをセットアップして
フェイトの攻撃を受け止めた
するとすぐにフェイトはその場を離脱し
ボクが前を見ると桃色の砲撃が迫っていた

「ナイス連携っ…でも…」

ボクはなのはの攻撃に対して

「絶対防御圏(イージス)!!」

ボクは自分の周囲にバリアーを張って攻撃に耐えた

「さて次はボクから行かして貰うよ」

ボクはそう言ってから
ディスクからカードを引こうとしたのだけれど

「バインドっ!?」

ボクの両手と両足が
フェイトのライトニングバインドで拘束されていた

「捕まえたよルナ!!」

そしてボクの正面にいたフェイトが
喜びの顔をしながら呪文の詠唱を始めた……


ボクの予定通りに…… 
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