森羅と創世のエターナル真祖
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京都最終決戦〜江戸時代二時間目〜
紗代
嫌な予感がして急ぎ結界に入りました。そこで目にしたのは咲と加奈が傷だらけで倒れている姿だったのです。
「咲、加奈!!」
返事は無い……かなり危ない状態ですが、生きてはいるようですね……よかった。治癒をほどこしながら敵を睨み付けます。
絶対に許しません。
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「次は嬢ちゃんが相手か?楽しませてくれよ!!」
「っ!」
急いで、咲と加奈を抱え飛び去り二人を安全そうな場所へ置いて土蜘蛛に向かいます。
「極大・雷鳴剣・連撃・百花繚乱!!!」
大量の電気を纏わせ切りつけ、気を放ち敵を吹き飛ばします……これだけで終わるはずがありません。それなら鵺の二人が負けるはずないからです。
「右手、雷龍、掌握、龍兵装・雷神龍」
右手に雷神龍を纏いますが……これだけじゃダメですね、あいつは土蜘蛛です。属性的に相性も悪いですから……なら、奥の手……ここ最近できるようになった力見せてあげます。
「左手、炎龍、掌握、龍兵装・炎神龍」
母が使っていた炎龍を龍兵装として纏います。
「ほう、面白いことやってんじゃねえか!!!!!」
やっぱり無傷ですか……でも、まだです。
「双手、龍兵装・雷神龍、炎神龍……融合、龍神兵装・炎雷……」
身体全身に炎と雷を纏う……よかったできました。成功率がまだ6割だから、ちょっと不安でした。この技は闇の魔法を参考に開発しました。私の体が炎雷によりに数千度の炎その物となり、早さも雷となる優れ物です。
「参る!」
「来い!」
走り出し、すぐに音速の領域まで加速して背後へと回る。
「霞桜」
一閃の斬撃として放った気を目標の内部に浸透させ、多数の斬撃として四散させる……これで、どうですか?
「く、やるじゃねえか!!」
自分で目標内部を切り落として防ぎましたか……でたらめな。
「こっちも本気で行くぜ、開放」
土蜘蛛に糸が巻き付きどんどんと小さくなっていきます……嫌な予感がします!
「焔切り!!」
居合い抜きによる斬撃と気による二段攻撃を仕掛けます。この攻撃には炎雷も巻きついてるため地面が陥没したりする威力なのです。
「なっ、無傷……?」
「無駄だ、こいつを壊すことなんてできはしないんだよ!」
どんどん小さくなっていく繭と比例して気配や威圧感は増大していき、最終的に繭は1m60cmくらいの大きさになり、中からおかっぱで着物姿の少女がでてきた。右手は篭手に巨大な爪が付いた物に変化していました。
なんて威圧感!
「この姿になるのは久方ぶりじゃ、楽しませおくれよ?」
「!」
いきなり姿が掻き消え、目の前で爪が振るわれようとしていた。
避けなきゃ!
炎雷だろうと殺されます!
爆音が響いた時にはどうにか回避できていました。
「ふむ、これくらいは避けるのじゃな。よしよし、良い子じゃ」
先ほどまでいた場所には10mほどのクレーターができていました……化け物ですね。
「なんでそんなに変わってるんですか?」
どうにか時間稼ぎして対策考えなきゃ……。
「簡単な話しじゃな。こっちが本来の姿であり性格じゃ。あれは力を封印する衣もで、人格は喧嘩売ってくる奴を作るためじゃな。我が力を思う存分に出せる相手を探すためにの……その点、お主は合格じゃな」
「それはありがとうございます」
傍迷惑な、そんなことで二人を……やっぱり許せませんね。
「さて、時間稼ぎはもうよかろうて、何か思いついたかのう?」
ばれてましたか……しかたないですね。もう一つの奥の手を使いましょう。
「仕方ありません。この戦いに全力を尽くします」
「くくく、それは楽しみじゃな」
「永遠神剣第5位龍神……龍神化発動!」
さっきまで見えなかったけどこれならいけるはず!
「ほう、面白いのう。では、行くぞ!」
うん、見える!
これならいける!
「剛力徹破・突!!!」
「斬魔剣!!!」
くっ、拳に気を纏っただけで龍神化中の斬魔剣を防がれます。
「力をあげるぞ」
「なんて力ですかっ!」
力の勝負じゃ勝ちめがありませんね。
「ほう、速さで勝負かよかろうて」
音速で打ち合い、お互いの身体には傷が増えていきます。しかし、土蜘蛛の身体は傷を負ったそばからどんどん治っていきます。
「回復能力もでたらめですね」
やばいです……もう、五分は経っています。
「どうした? 我はまだ満足しておらんぞ!」
ならば……魔法でせめます。
「千の雷、燃える天空、神雷、神炎」
これでどうですか!
周りは雷が暴れ周り、炎が周りを包み込みます。シオン様とエヴァさん程では有りませんが、かなりの威力が出ています。
「ふははは、楽しいぞ! 剛力徹破・斬!!」
爪を使い、雷と炎を切り裂きやがりました。多少はダメージ追ってるようですけど……どうにか隙をみつけなきゃ……。
---------------トクン----------トクン-------------
その後、しばらく打ち合い、時間ぎりぎりで隙ができました。
「これで終わりじゃ!」
こちらが手が無いと思い大降りの一撃……ここです!
「桜楼月華!」
敵の攻撃を受け脇腹が消し飛んだけどまだいけます!
気で拘束する。
「何じゃと!」
「双龍開放、炎雷龍神浸透撃!!!」
土蜘蛛の身体に手を付け中かと外に炎雷を開放する。
「ぐ、おのれぇぇぇ!」
土蜘蛛の身体が爆発し弾け飛びました……やりまし……うそ、なんで気配がきえないの。
「やるではないか。まさかここまでとはな……」
空から聞こえた声を聞き、見上げると先ほどの少女が半身を失った姿でいた。
「我が意に従い、我が元へ集え」
各地から結晶が飛んできて土蜘蛛の中に入ってゆく……あれはいったい……。
そして、1m40cmくらいまでに圧縮された力の塊となりました。その姿は見かけだけ見たら少女です。
「ふむ、久しぶりじゃ、全力を出すのはな。なにを驚いておる」
「なんで炎雷食らって生きてるんです……?」
「死んでおったよ。あのままじゃったらな」
「ならなんで……」
お腹が痛いのを我慢して治療しながら聞きます。
「それはの……」
「それは?」
「ボスに三段変化は基本じゃからなっ!」
「そんな基本なんて知りません!」
理不尽すぎますよ……。
「大禍津日神の勾玉を使って蘇っただけじゃよ」
大禍津日神って邪神じゃないですか……そんな力を持つものが相手なのですか。
「どちらにしろ化け物ですね」
「そういうお主ももはや人でないの」
周りはクレーターだらけで地面は焦げ付いています。
神社はなんとか守れていますが……これは、救援を呼びましょう……間に合うかわかりませんが……。
『シオン様、至急応援をお願います』
「ふふふ、無駄じゃ念話は妨害しておるぞ」
ダメですか……撤退もできるかどうか……。
「さて、ゆくぞ!」
仕方ありません……やるしかないです!
出し惜しみをせずに秘薬を使って身体の怪我を瞬時に回復させます。
「しんめい……っ。ぐぁ!!!!」
なんで急に……・痛い痛い、全身に激痛……龍神化が切れた?
……そんな……。
「なんじゃ、急に動きがわるくなったの」
「……っ……・」
ここまでなの?
そんなのは嫌です!
子供のためにも諦めません!
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「お主はよくやった。ここまでじゃ、せめて痛みも無く消滅させてやろうぞ」
迫ってくる大きな爪……動いて、動いてください!
必死に身体を動かそうと頑張りますが一切動きません。
鵺
私達が気づいたとき、強大な気配の少女が紗代様にトドメを刺そうとする場所だった。
「「紗代様!!」」
私達は急ぎ紗代様の下へ行く。
「「加速!!」」
間に合って!!!
紗代
トドメを刺されそうになったとき、目の前に傷ついた二人に突き飛ばされた。
「咲……加奈……」
土蜘蛛の攻撃は二人の下半身を消し飛ばして消滅させていた。
「……無事……で……」
「……よかった……です……」
「いやぁぁああああああああああああああ!!!!!」
-----------トクン----------トクン----------------------ドクン-----------------ドクン---------------
「ふむ、邪魔が入ったのう。なに安心いたせ。そなたもすぐにおくってやろう」
二人の身体は光の泡となり消えていった。
「……ゆ……」
「ゆ?」
「ゆるさない……よくも二人を……」
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。
「よい殺意じゃ、しかしどうする小娘よ」
力が欲しい……誰れでもいい……力を頂戴。
“……わか……った……”
「なんじゃその禍々しい力は……」
急に体の中から力が沸いてきました……これは?
ううん、なんでもいいです……今はこいつを葬るために力を貸してくれるならっ!!
「……龍滅結界……発動……」
心の中で湧き上がった術名を呼んだ。
シオン
なんだと……今、信じられない事が起きた。
「鵺の二人が消えた」
「なんだと! どういうことだ!」
「鵺の……咲と加奈が殺されたということだ」
くそ、そんな強い気配は無かったのに!
「どういことだ詳しく教えろ!」
「お……おちついてくだしゃいエヴァしゃん。大丈夫です。あの二人はシオンお兄ちゃんと使い魔契約してるんでしゅから、死んでも一定期間たったらもどってきましゅ」
「そ……そうか……まて、紗代はどうな……」
「「「っ!!!」」」
その時、京都一部上空に紅く禍々しい巨大な魔方陣が現れ、瞬時に結界を構築して展開した。
「おい、あれってまさか」
「「固有結界だな(でしゅ)」」
誰だ?
禍々しいあんなものを展開する奴は……どっちにしろ行くしかないな。
「行くぞ!」
「ああ!」
「はい!」
無事でいろよ……紗代……。
土蜘蛛
とどめを刺そうとした時、いきなり気配が変わり、力の奔流が巻き起こったの。
「……龍滅結界……発動……」
「何じゃ!」
いきなり小娘から紅く禍々しい巨大な魔方陣が展開され、世界が一変しおった。
そこは、一言で言うなら紅い世界。血のように赤くただ大地が存在するだけ。
「なんじゃこれは……」
どんどん体力が吸われていくのじゃ。小娘の方を見るとなんともないみたいじゃが。それにしても、姿が変わっておるな。
龍眼の色は攻撃的な緋色へと変わり、つややかだった黒髪は、銀髪へと変わり、薄い闇色の膜が身体全身を覆い、陽炎のように立ち昇る陰の気が空間をもゆるがせている。格好も緋色の戦着へと代わっておる。
「殺してあげます……」
くははははっ、半端ないプレッシャーじゃの……これは面白いわっ!
「剛力徹破・咬牙!」
外側と内側に気を通し、内外から破壊する技じゃが……果たして効くかの?
「……」
確かに命中して破壊したはずじゃが……
「無駄です、神鳴流、魔神剣」
闇の剣か!
しかし、おかしい……なぜ攻撃が効かぬ?
「龍神化」
その後、何度も打ち合っておるが……徐々に我の不利になってゆくの。それにこの体力を吸われるのがうざいの。まて、もしかしてこの結界は我が生命力を吸い続け、小娘に供給し続けておるというのか?
つまりこれでは、我が自分の生命力を自分で削ってるだけじゃ!
結界を破壊せねば……我の負けじゃな。
紗代
龍神化し、攻撃を光速の速さで斬撃を繰り出しつづけます。衝撃波も凄まじい威力になっていますが、この世界なら関係ありません。
「紅蓮大蛇」
紅蓮の大蛇が土蜘蛛を食らおうと襲ってゆく。
「っち、ほんとに結界を、どうにか、しないと、きついのう!」
紅蓮大蛇を拳だけで殲滅してしまいました。
「一匹でダメなら……紅蓮大蛇・九頭龍」
九匹の紅蓮大蛇が土蜘蛛に襲い掛かります。
「ほんとに化け物になっておるの!!! だが、甘いわっ!! 風烈刃!!」
真空の刃で次々と龍を殺していくとは……実態がない龍すら殺すとは恐れ入りますね。
「冥府の闇より暗きものよ、我が呼び声に答え……」
「かなり、危ないのがきそうじゃな」
「龍神の名の元汝、ヴリトラを召喚す」
強大な黒き龍が私の呼びかけに答えて別荘から闇の大精霊の配下であるヴリトラが召喚されます。
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」
「おいおい、正気か嬢ちゃん。なんてもの召喚してるんじゃ!!」
「……掌握……」
「ちょ!」
爆音が轟き、私の身体に龍神は取り込まれて、私の身体も闇に染まる。
「散れ死蝶桜」
一面に黒いサクラの花が舞い意思を持ち襲いかかる。
「やばいのう、食らったら死にそうじゃな! 咆気殺!!!」
口から放った震動波により分子の結合を破壊して分解しましたか。
「夜天の雷」
「はぁはぁ、今度は黒い雷か……ほんと多彩じゃな」
「まだ、死なないのですか……」
「そう簡単にはくたばらんのう」
「「はっ!」」
同時に攻撃しあい、破壊の嵐を撒き散らしあう。
シオン
俺とアテナ、エヴァは急いで結界の場所に向かう。途中で邪魔が入った。
「邪魔だどけ!」
「そうはいかないな! 貴様らのせいで俺達の勢力はボロボロだ、ここで死んでもらうぜ! この飛騨の大鬼神リョウメンスクナノカミにかなう筈ないからな!」
図体だけでかい雑魚が……殺す。
「エヴァ、そこの雑魚をやれ!」
「ああ、わかった」
「この大将の酒呑童子にそんな嬢ちゃんがかなう筈ないやろうが!!」
「あんなこといってますけど……」
「ふん、目に物見せてやる。アテナは、先にいって紗代を守って来い」
「わかりました!」
それがいいな。道を作るか。空に飛び上がり、大鬼神リョウメンスクナノカミに攻撃を仕掛ける。
「レイディバック、フォーリンダウン」
森羅万象を操り、重力加速行う。重力加速を最大限に利用し大鬼神リョウメンスクナノカミにカカト落しを食らわせてやる。
音速を超えたカカト落しにリョウメンスクナノカミの一部が陥没し倒れそうになる。
「今のうちだ、行けアテナ!」
「はい!」
アテナが走りぬけて結界の方へ進んでゆく。
「しまった土蜘蛛の姉貴に怒られる!!」
「よいのか? 貴様の相手は私だぞ!!! 魔法の射手・闇400本、連弾・氷400本」
闇と氷の魔法の射手か……こっちもとっと終わらせる。
「魔王球(ブラックホール・フェアリーズ)!!」
森羅万象を操り重力を圧縮制御し半径20mもの巨大な重力球を作り出しリョウメンスクナノカミにぶつける。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!
リョウメンスクナノカミをブラックホールに吸い込ませて消し飛ばしていく。
「ば……ばけものめ!」
「同感だな! リク・ラク、ラ・ラック、ライラック、来たれ氷精(ウェニアント・スピーリトゥス) 闇の精(グラキアーレス・オブスクーランテース)!! 闇を従え(クム・オブスクラティオーニ) 吹雪け(フレット・テンペスタース) 常夜の氷雪闇の吹雪(ニウィス・テンペスタース・オブスクランス)!!! 」
闇の吹雪を食らう酒呑童子は火炎を吹き反撃してくる。
「オノレ、貴様ラ、西洋の妖かっ!!!!!!!!!」
「リク・ラク、ラ・ラック、ライラック、おお 地の底に眠る死者の宮殿よ(オー・タルタローイ・ケイメノン・バシレイオン・ネクローン)我らの下に姿を現せ(ファインサストー・ヘーミン)冥府の石柱(ホ・モノリートス・キオーン・トゥ・ハイドゥ)!! 潰れろ!」
エヴァは闇の吹雪で逃げ道も分からない敵の上に冥府の石柱を多数叩き落した。
「くそがあああああああああ!!!!!!」
「ふん、所詮は雑魚だということだな。」
それと同時に魔王球、削られ潰れ吸われて行く音が聞こえる。
「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その後に残されたのは40mのクレーターとクレーターの中心に引っ張られるように壊されている物だけだった。
「ま、こんなもんか」
さすが悪鬼に出てくる銀星○様の技だな。
「おい、あいつはどうなったんだ?」
「力の大半は消したけど出てこられなかった分は封印の中にのこっただろな」
「そうか。あれは重力の塊か……」
お互い空を高速で飛びながら会話をする。
「ああ、これで京都は決着か」
「あとは、あそこにいる紗代と中の敵をどうするかだな」
「ああ、とっとといこう」
頼むぞアテナ。
アテナ
これが固有結界……解析……は完了しました。紗代お姉ちゃんが展開してるみたいですね。防御結界を展開してゲートを開きます……できた。アテナいっきま〜す。
ゲートをくぐり固有結界の中に入りましたけど、中は破壊の嵐が巻き起こる最終決戦なかんじです〜。取りあえず、衝撃波は無効化しておきます。
「こ……これをとめるんでしゅか?」
「剛力徹破・死極!!!!!」
「神鳴流奥義、露桜!!!!!」
二人の攻撃の余波だけで大地が捲り上がって吹き飛んでいるんですよ! でもとめないとおしおきされる……ここは仕方ないです、がんばらないと!!
「おふたりともとまってくださいぃぃぃ!!!」
「千人衝!!!!」
「千斬閃!!!!」
ぅぅ……聞いてくれません!
「邪魔じゃ!」
「邪魔です」
「ぷつん……ふふふ……」
いいでしょう、そっちがその気なら……やってあげます……。
「星の魔法(マギア・アステリ)・隕石!!!!」
だてにこの世界みてませんよ?
とくにシオンお兄ちゃんをずっとみてたんだから使えて当然……むしろ改良しました。智の女神はだてじゃないんだからね!
巨大な隕石が結界内の上空に展開された魔方陣より隕石が落ちてくるのです。もちろん、隕石は神様印の特別製ですよ?
「これで終わりでしゅ……ふふふ……」
「「っ!!」」
「龍神乱舞!!!!」
「阿修羅覇王拳!!!!」
なんでこんな時だけ協力するんですか!
阿修羅覇王拳で隕石を砕き、龍神乱舞でそれを割って行く。その間にも攻撃しあってるし。
「しかし……わたしのかちれしゅ」
二人が地上に降り立った瞬間。お互いしか意識していない今がちゃんしゅです。
「冥府の鎖、連弾・冥府の鎖……同時発動結界破壊……星の魔法コード……星光の破壊……条件追加……術式増幅30倍!!!」
発動と同時に土蜘蛛と紗代を拘束し、空に星光の破壊を放ち固有結界を破壊する。
「なんじゃこれは抜けれぬ!!」
「動けません……力が抜けてゆくます……」
「ふふふ、だてにめがみじゃにゃいんですよ! あれ? さよさん!! まずいでしゅ。すぐに治療しにゃいと!!!」
「大丈夫……アテナ……」
「大丈夫じゃないでしゅ!」
紗代さんの身体が闇の力に浸食されまくってます。
「えっと……お腹の子の力が増幅されてなったみたいでしゅね……ぅぅ〜」
どうしよ〜どうしよ〜封印?
だめ、お腹の子に影響出ちゃうし……お腹の子におくりつければいいんじゃにゃいかにゃ?
おお、そもそも闇の吸血鬼の真祖の血引いてるから平気……むしろつよくなりゅ!
「すぐなおしゅね!」
「はっ、はい」
「ふむ、まあがんばるとよい」
「貴様!」
「けんかしにゃい!」
「「はい……」」
術式で闇の力を……神の力を使って圧縮して、お腹の子に送る。一緒に神の力……神聖な力も送る……バランスを取らないと……あれ、これってアストラル体の私が構成している神の力をあげたら……私の子供にもなりましゅ!?
きっ、きにしちゃだめきにしちゃだめ!!
「ふう、かんりょうしました」
それと同時に紗代さんの髪の毛や目なども元に戻ってゆきました。
「「おい!無事か!」」
シオンお兄ちゃんとエヴァお姉ちゃんがやってきた。
「はい……でも、咲と加奈があの人に……」
「それは、心配ないほら」
「「“守れなくてご免なさい”」」
無理やり一時的にとどめてたんだ。
「これは……」
「「“もう、あえないかもしれないけど……私達はまた再生できるから気にしないで……元気でいてね……皆さん、また数十年か数百年後に……それまで紗代様お子さんとご主人様達をお願いします”」」
「はい……また合いましょう。それまで、ゆっくり休んでください。」
「「“はい……おやすみ……なさい……”」」
「こふぅ」
「おい、大丈夫か!」
「問題ない。少し無茶しただけだ。魂を二個とどめるのはかなり辛いな。自分の中にいるゆえにできたが」
防壁とか雁字搦めですもんね。守るために……回復魔法をつかいましょう。
「ありがとアテナ」
「うにゅ〜♪」
頭をなでなでしてくれました。
「で、こいつはどうするんだ?」
「そうだな……紗代は?」
「お二人が無事ならお任せします……あのアテナちゃん……」
「なんでしゅか紗代お姉ちゃん?」
「鎖ほどいてください」
「あ……わかりました。」
忘れてました……冥府の鎖を解除します
「我も解けたな」
「ああああああああああ!!!」
ど……どうしよう……(あたふた)
「で、お前はどうする?」
するーされた!
「ふむ、十分暴れたからな好きにせい」
「そうか、ならお前は咲と加奈の変わりになれ」
「ほう、この我を飼うというのか」
あわわ、すごいプレッシャーが……この人(?)神に近い力もってますよ。あの固有結界の中にいてどうしてこれだけまだ力があるんですか!
「なんだ、お前が好きにしろといったのに舌の根も渇かぬうちに違えるのか?」
結構辛らつこといってますね。
「ふははは、よいぞ気に入った。お主もかなりの力を持っているようじゃしな。そして、我と同じ匂いがする。」
「同感だな」
あれ、この人って……まさか……
「では、契約……といいたいがその前にやることがあるの!」
なんか闘気を出してますよ。
「そういうことか?」
「変わりに手伝うのは構わん。しかし、お主が我の全てを得るに相応しいか試さねばならぬ!!! 何より強いものとは戦ってみたいのじゃ!!!!!!!」
どんどん傷治っていきますね……この人やっぱりあれです。まちがいないでしゅ。作為的なバグキャラでしゅ。
「やってもいいが後だな。とりあえず傷は……いいとして体力戻してからだな。今のお前と戦ってもつまらんし、後味が悪い」
「ふむ、それもそうじゃな。ところで酒呑童子はどうなったのじゃ?」
「あいつなら殺したぞ」
「なら構わぬな」
あっさりしてます。
「では、我は寝るのじゃ!」
そういってほんとに寝だしました。
「どうしますか?」
結界は完全に壊れていたので、陰陽師の本拠地に向かいました。そこには、破壊の爪跡がのこっています。
「お前達はいったいなにものなのなんだ!」
陰陽師の人達がでてきました。
「とりあえず中に入るか」
シオンお兄ちゃんは土蜘蛛さんを抱き建物のほうへいきます。
「止まれ!!そいつは原因だぞ!!!」
「うるさい黙れ」
「ひぃ! だ……だめだ!」
なんとか耐えたみたいです。
「すいませんが、あなた方の意見をもとめる必要も聞く必要もありません。我々の行動は将軍家、天皇家両家の約定により妖怪に関してあらゆる権限の上位に存在しますので」
そいって紗代ちゃんが印籠をみせて黙らせました。
紗代
今は、陰陽師の本拠地である寺院にいます。そして……皆さんにすごく怒られました……最後に使っていた力を使えば逃げるのは容易いだろうって……幸い子供も私も大丈夫でしたからよかったですけど……今は、陰陽師さん達の治療をしなきゃ。
治療をしだしてから、約一時間が経過しました。
「ふぅ、これでもう大丈夫ですよ」
「あ、ありがとうございます姫巫女様」
定着してしまったようですね……間違いではないですけど。
「次の方は……こちらの方ですね……」
どんどん重傷者から治していきます。あの固有結界(?)の効果で土蜘蛛さんからどんどん生命力を吸っていたおかげで全然疲れません。むしろ余ってますから治癒がかなり楽です。
「よし、次は貴方ですね」
「よ、よろしくお願いします!」
「緊張しなくていいですよ。怪我は肋骨ですね……ちょっと我慢していてくださいね。すぐですから……はい、終わりました。」
「おおお、全然痛くないです。ありがとうございます!」
治療符もあるんでしょうが、ここのところの激戦でほぼ無くなり術者もあまりいないそうです。考えると西洋は威力が高く術者次第ですが数が少ないですが、日本の呪術は使いやすく、こまわりなど動きやすい。しかし、符が無くなると大変……どちらもどちらですね。私のような両方使える存在は特殊でしょうが。
「次の方……」
まだまだいますね。緊急の方も沢山います。死ぬ危険がある方から直していますが、それでも終わりません。
「すいません。姫巫女様」
「なんですか?」
「天皇陛下がお呼びです。来ていただけませんか?」
「用件はなんですか?」
「お話しをお聞きしたいと」
緊急性は認められませんね。
「では、3時間後に行くと申してください」
「それはできません。今すぐにお越しください」
「お断りします」
「御下命ですよ」
「私が聞く理由も権限もありません。それに、今ここをはなれるわけにはいきませんので」
私は治癒を開始する。
「無理やりにでもお連れします」
私の腕を掴み無理やり連れてこうとしました。
「そうですか……それ相応の覚悟を……遅かったようですね。少なくとも周りを見た方が良いですよ?」
「は?」
「おい、人の女に手を出すとはいい度胸だな」
途中でシオン様がいらしてましたから言葉がかわりました。あれ?
誰に説明してるんでしょうか。
「なんだきさ……がぁ!」
骨折りましたね。
「大丈夫か紗代?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます♪」
撫でてくれるのは至福の時間です。
「き、貴様……」
「五月蝿いぞ、雑魚。それよりもだ。紗代、今日の晩に相手をしろ」
「はい、喜んで♪」
力を分けていただけるのですね。あと、がんばったご褒美を……こないだのお仕置きかもしれないですけど。
「「「「「「「「「なんだって!!!!」」」」」」」」」
皆さんどうしたんでしょうか?
「そんな……」
「すでに男持ち……」
「いや、しかし……」
「あの笑顔をみせられると……」
「神は無情なり……」
「どうしたんでしょうか?」
「気にしなくて良いよ。それより疲れは大丈夫か?」
「はい、平気です。治癒の続きしますね」
「ああ・・・・・・・・・・手伝い寄越すな」
手伝い?
だれでしょうか?
それからシオン様がでていき少ししてレン様がやってきました。
「…………」
「この俺様が手伝いに来てやったぜ!!」
「なるほど……ありがとうございます」
「……(こく」
可愛いです。なでなで〜
「♪」
「お二人とも早く治癒を開始しろよぉ……ぐはぁ!」
「……(ぎゅうううううううううう」
「悪かったから、抓らないでえくれええええ!」
仲良いですね。
「レン様始めましょうか」
「……うん……創世……広域回復領域作成……楽園……展開……(ぼそぼそ」
「了解ですぜ! 広域回復領域術式・コード・楽園展開!」
真ん中に小さな木が出来て、それがどんどん大きくなり、屋根に届きそうになると天井にそって広がり医務室全体の天井覆い尽くして発光しだしました。
「これは?」
「こいつは人体の自然治癒力を高め、なおかつ回復の雫を落としてくれるすぐれものだぜ! 雫をうけるだけであら不思議!! どんどん傷がなおるんだぜ!」
「すごいですね」
「別荘にもうようよ生えてるぞ」
知りませんでした。あそこは独自進化してますからね。
「では、私達で危ない人を治しましょう」
「だな」
「……(こく」
シオン様に骨を折られた方はいつの間にか逃げ帰りましたし、どんどん進めましょう。命を助けるために。
「……よし、これで大丈夫です……」
「ありがとうございます」
「……(くいくい」
「なんですかレン様?」
「……なにすればいい……?」
「そちらは終わったのですか?」
「ああ、もう終わったぜ。あとは木を置いとけば放っておいても勝手に治るぜ」
こちらも終わりましたし、もう平気ですね。
「そうだ。その木を外にも置いてもらっていいですか?」
「……(こく」
雫が回復薬にもなるなら、樽を置いて集めて町の人達にもくばりましょう。皆さん、復興で大変ですから。
「いけるがなんでだ?」
説明しました。
「……わかった……任せて……」
理解してくれたみたいです。
「でもよ、紗代嬢よ」
「なんですか?」
どこか間違ってましたか?
「俺が作った方が雫を集めるよりも圧倒的に早いぜ! あいて、やめて叩きつけないで!」
「……えい……えい……(バン、バン」
「そっ、そうですね。そっちでお願いします」
「おう、とりあえず外につんどくぜ〜いこうお嬢」
「……(こく」
「はい、お願いします。私は天皇陛下にあってきますね」
「……わかった……ばいばい……」
「はい、また後であいましょう」
私は医務室を後にして、謁見の間へと向かいました。
謁見の間につき正座して待っていると天皇陛下がやってきました。どうやら怒っているみたいですね。
「よく来てくれたといいたいところじゃが、遅すぎるのじゃ。一体何をしておったのじゃ?」
「皆さんの治療です」
伝えた時間より早かったはずなんですけど。
「なんと、御主は我が勅令より兵士を優先したと申すか!」
「はい、貴方様のご用件に緊急性は認められなかったので、命が掛かっている皆さんを優先したまでです」
「この痴れ者が! 我が勅令より兵士の命のほうが重いと申すか!!」
ずいぶん変なことで怒っていますね。
「はい、命の方が重いです」
当たり前のことです。力を手に入れてからはよく分かります。ちょっと力を解放するだけで簡単に人々は死んで行きますし、簡単に殺されていますから。
「我の勅令の方が重いに決まっておろうが!!」
「いいえ、命に変わりはありません。私もあなた方も兵士の方もどれも同じ命です。そこに、どれが重いかなど存在しません。その後に個人の裁量によって変わるだけです」
「くっ……まあ、よい。御主が天皇家の血を引いてるのは分かっておる。ゆえに我と婚姻せよ。そうすれば我が天皇家の力は磐石のものとなる」
「それはようございます」
他に参列していた人達が賛成していきます。皇帝からは気持ち悪い視線も感じます。
それより、何を言っているんですかこの痴れ者どもは……。
「お断りします」
「何じゃと!!!!!!!」
「既に私にはこの身の全てを捧げたお方がおりますゆえ、その申し出はお断り致します」
お腹の中に子供もいますし、それ以前にこの人は絶対にお断りです。
「ならば分かれればよかろう! 贅沢もできるのじゃぞ!!」
贅沢って必要ありませんし、やろうと思えばいくらでもできますしね。シオン様とエヴァさんの店の収益は国家予算よりちょっと低いくらいですよ?
慈善事業にばら撒いてますけど。それに贅沢の筆頭である食べ物や観光なんて別荘に入ればいくらでもできますし。
「どちらにせよお断りします。後、そこに隠している兵で私をどうこうしようとするのはお勧めできません」
「……」
「信じる信じないはかってですが、京都の全兵力など私一人で殲滅できますので」
いいすぎました。シオン様達や土蜘蛛さん除いてですね。それからしばらく問答がつづいた時、誰かが転移してきた。
「なんじゃ!!」
「く、曲者!!」
隣の部屋にいた兵が陛下をお守りするため壁になりました。私も、横に置いてある龍神刀(取り上げられそうになりましたが、弾かれて取ることも離すこともできませんでした。)に手をつけたんですが……必要ありませんね。
「ここにいたか紗代」
「シオン様、どうしたのですか?」
「ああ、紗代に話があってな」
転移してきたのはシオン様でした。結界内部に転移とか相変わらず出鱈目です。
「何者だ貴様は!!」
「単に紗代の主だ」
「なんだと、では御主は我よりこの穢れた者の方が良いと申すか! この物は妖怪ではないか!!」
そんなの決まってるじゃないですか。
「はい、シオン様と貴方では月と鼈ほどの差があります」
しかし、シオン様を侮辱するなんて……どうしてやりましょうか。
------------------トクン-----------------トクン---------------トクン-------------------------
「我を侮辱するか!!!!!!!」
危ないです……心を静めなくては……また子供の力が出てきます。ところで、何の用でしょうか?
わざわざ転移してくるなんて。
「本題だが、残党狩りに陰陽師と子供達を使う。すでに、京都に呼び出しているし明日には商隊と共に着くだろう」
「子供達をですか……大丈夫なのですか?」
「ああ、それに永遠神剣第6位から5位をもたせるからな」
「我を無視するなでごじゃる!!!!」
永遠神剣第6〜5位……なら大丈夫そうですか?
でも……心配です。
「ああ、チームとして子供達3人と陰陽師二人の構成でいく。保護者にばれない様に大精霊も配置するから実戦経験つませるには良い機会だ」
「なら、安心ですね」
「貴様ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
周りの人達は剣を引き抜いて、斬ろうとしていますが、シオン様の気配に動けないようです。愚か者は気付いてないようですが、その護衛は流石ですね。
「で、さっきからなんの用だ?」
「実はですね……求婚されてまして……もちろんお断りしているのですが、しつこくて……」
いいかげんにして欲しいです。
「当たり前だ! こやつのような理からはずれた穢れた者に御主を、天皇家の血筋の者を渡すなど!!!」
元からシオン様の物ですが……。
「ああ、五月蝿い。人の女にちょっかい出すんだ。殺されても文句ないよな?」
私のために怒ってくれて嬉しいです♪
「やれるものならやって見よ!!!!!」
あっ、死にましたね。
「そうか、ならば殺すか」
え、ほんとに殺すんですか!
それはまずいような気がしますよ?
「兵士さんが可愛そうです!」
「「「「「っ!?(天女だ!!)」」」」」
なんだか、兵士の皆さん、凄く嬉しがっています。
「それもそうだな。ならば、我が命に従え」
左目が紅くなり瞳に変な紋章がでてますよ?
「「「「「Yes,My,Lord(イエス、マイ、ロード)!!!!」」」」」
何か違う言語になってますけど。
「ど……どうしたのでごじゃる!」
「お前ら復興支援手伝ってこい」
「「「「「Yes,My,Lord(イエス、マイ、ロード)!!!!」」」」」
兵士さんたちは出て行きました。
「さて、残るのは貴様達だけだ、覚悟は良いな」
残ってるのは天皇とそれを補佐する人だけです。
「ひぃ!」
「天皇陛下を手に掛けるなど神をも恐れぬ大罪ですぞ!」
「問題ない、そいつらはただの人だ。たとえ、そうだとしても神仏も打ち砕くのみだ」
すごいこといってますね。
「では、混乱がおきます!」
「それこそ問題ない。紗代が天皇家の血を引いているし、何か問題あるのか? 無能な奴より民に慕われて既に神聖視されて実力もある紗代の方が問題なかろう」
「……あれ? それも、そうですね。分かりました。いいでしょう、ただし天皇家の血を無くすわけには行かないのでお子様をお一人こちらに預けてくださいね」
あっさり裏切りましたね。
「な、なんじゃと裏切るというのか!」
「はっきりいいますと、貴方のお守りには嫌気がさしておりましたゆえ。紗代様とそのお子を教育したほうがよき導き手となりましょう」
「確かにそうだな」
褒められました……照れちゃいます♪
「ま……まて、しかしそやつは穢れた者ぞ! その子は魔の血があるではないか。」
「ふむ、紗代様は別の方とお子を儲けるのはいやですよね?」
「あたりまえです!」
考えただけでも虫唾が走ります。
「では、貴方様の魔の力を封印して子を作っていただければよろしいかと思います」
「へえーそんな事できるの?」
「はい、封印は陰陽道の得意分野ですので、その呪法も伝わっております。夜伽のときだけ、符を数枚はるだけでできますよ」
「ならいいぞ」
それなら、問題ありませんね。
「ただし、教育には指図するぞ?」
「もちろんです」
「というわけで、お前を殺さない理由は無くなった」
「い……命だけは助けてたも!!!」
見苦しいですね。
「ちなみに聞くが、ここまで戦況が悪くなったのは何でだ? こっちの予想では後一年は無事だったのだが」
「はい、この方が政務をさぼったり、思いつきで作戦を実行しましたので、止めるまもなく劣勢になりました。我らに相談してくれればよいものを……その後、指揮系統は我らが完全に掌握しましたけど」
全然ダメダメですね。
「よし、決定死ね。無駄な命を散らした貴様が悪い」
「いや……いやじゃああああああ!!! 民草など死んでも問題なかろう!! やめぇぇぇぇぇぇっ……」
うわ、どんどん干からびてゆき……病で死んだような感じになりました。
「ふう、さすがに毒と時の魔眼による加速は疲れるな」
「大丈夫ですか!」
目から血が流れていました。綺麗に拭いてあげます。
「ありがと」
「どういたしまして」
「しかし、これで病気による死去でどうとでもなりますね」
「だからこうしてみた」
「「ふふふ」」
あ……あくどいです……この二人……。
その後、話し合いの結果私がしばらく天皇になり、業務をすることに……あれ、私が一番損してませんか?
復興支援に治癒したり政務ですよ?
シオン様や周遊さんが手伝ってくれますから政務など書類仕事はほぼ無いですけど。でも、大規模な京都の区画整理とか考えてるみたいで、その仕事が多いです。
しばらくして、子供達も参加しての即位式を行いました。これから自由に動けないのですね……残念です。ちなみに、私はあくまで借りということです。男子が生まれ次第教育して10歳くらいになったら即位させるそうです。史書にも乗せずに姫巫女として乗せるそうです。
「母上、ご無事でなによりです」
「小次郎も元気そうでよかったです」
「ご即位おめでとうございます」
「あまり、嬉しくはありませんが復興支援や店などに優遇できますからがんばります」
その辺はちゃんと許可もらいましたよ。
「これから、皆をここに集めてください」
「はい、分かりました」
30分後、訓練所に皆が集まりました。私は皆を見渡して実力を測りますが……みんな予想以上に強くなってますね。
「皆さん、よくここまで強くなりましたね。苦労したでしょう」
「「「「「「「……はっ、はい……(ガクガクブルブル」」」」」」」
私と同じみたいですね。容赦ありませんね炎王鬼さんにウンディーネ。
「これから、貴方達は実戦を経験します。それも、訓練ではない本当の実戦です。その為、シオン様より貴女達の武器を預かっています。それをこれより渡しますが、これを持ち神鳴流を振るう意味を確りと理解するのですよ」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「よろしい。では、永遠神剣を渡します」
ひとりひとりに手渡し最後に小次郎に渡します。
「小次郎、貴方に渡すのはこの永遠神剣第4位夕凪です」
「……第4位夕凪……」
「はい。これには使用者の実力によって封印を解除したりできます。使いこなせるか貴方次第です。封印状態は基本的に他の子達の永遠神剣とかわりはありません」
「わかりました。この刀と神鳴流の名に恥じぬように働きます」
良い子に育ってくれました。
「はい、よろしくお願いします。皆には陰陽師の方々とチームを組み、残党狩りを行ってください。投降するものは投降させてかまいませんが、細心の注意を図るように」
「「「「「「「「はい!」」」」」」」」
これで、こちらは問題ありませんね。次は復興です。
シオン
半年経ちようやくまともになりだした。ふぅ、創世を使いクレーターを直したり仮設住宅を作ったり、人命救助に炊き出しなど……お金が馬鹿みたいに消えたな。馬鹿が溜め込んでいたのと店の金でどうにかなったけどな。
周遊と計画した区画整理も順調に進み京都は無事復興を遂げられそうだ。子供のほうだけど不思議なことに前できていた子がスペースをあげたというかなんというか普通の子ができた。成長も普通なそうだ。来年には生まれるだろう。姉になる子は全然成長してなくて、生まれてくる子供は弟なのに兄なる不思議だ。
「シオン様」
「どうした?」
「小次郎達の……神鳴流の評価は退魔の剣としてもかなり高いですね」
そうか、よかった。これで一応歴史通りになったのか?
原作あんま覚えてないけど。
「まあ、永遠神剣を持たせたんだ。そんなものだな」
「いえ、それがですね。あの子達は本当に危ない時以外、神剣を抜いてないんですよ」
「へえ、それでも評価が良いのか……いい子に育ったな。」
「はい♪」
新しく京都にも孤児院を作ったし……才能ある子達はこっちで作った修練所にでもたたき込むか。
「でも、問題があって……」
「なんだ?」
「永遠神剣使った模擬戦が子供達の間で今、はやってるらしくて……派手に戦闘を行ってるんですよ! 危ないですよね!」
「いいんじゃないか? いい訓練になると思うな」
エターナルの連中に対する対策もとらないといけないし……神剣に取り付けたデータ収集能力も有効だしな。パソコン+周辺機器も創世で作り、常に解析したりしている。
「それならいいですけど。怪我とかが心配で……」
「なら、修練所にしようと山一個買い取って改造したからそこでやるように言っておけ。条件にウンディーネかセルシウス、シルフなど回復に優れた奴がいることが条件だとな」
「分かりました!」
さて、あの山にはトラップも大量にいれたけど……ぬけれるかな?
くくく、ただではやらんぞ。
結果、子供達は真剣を使ってなんとかソロで抜けたそうだ。ぶっちゃけ、普通なら真剣使ってもソロでクリアー出来ないレベルだったのだが、かなりスペックが高いみたいだ。それと、他の修行者にも人気になった。合宿させてくれって。
それからさらに一年ちょっとが過ぎて、無事に男子が生まれて名前を直正にした。そして、痺れを切らした奴がやってきた。
「シオンよ、いいかげん戦うぞ! 我は暇じゃ!!!」
「そうだな。たしかにいい時期かもね。会場は別荘だな」
「うむ」
「特設エリアを作るか……」
「我らが暴れると周りがすごいことになりそうじゃからな」
成りそうじゃなくて成るがな。
「よし、政務終了。いくぞ!」
「うむ、楽しみじゃ!」
別荘に移動して一つの区画(半径1km)を野原にしたり結界を張っているとシルフ達がやってきた。
「あるじ〜なにするの????」
「ああ、俺と土蜘蛛で遣り合うんだよ」
「そうじゃ……いいかげん名前を教えておくかの。我は桜花じゃ」
桜花か……サクラの花ねえ……
「何か文句あるのか?」
「なんでもない」
「綺麗な花には棘があるものじゃろ?」
まあ、たしかに綺麗で可愛いが、棘どころか竜の吐息だろ。もちろん、刺の一本がだ。
「失礼なことを考えてないか?」
「なんでもないって」
「なら、よいがの」
「ねね。私達もまぜて〜」
なに言い出すんだ?
「参加するのか?」
「違う〜中継〜皆娯楽に飢えてる〜」
「我はかまわぬぞ」
「俺も良いな」
「やった〜じゃあ、中継してみんなにとどけるね」
大事になるが中継ならかまわないだろう。
そして、後悔した。準備しだして三日後、別荘にいる全妖怪に意思ある魔獣に炎王鬼達やエヴァ、紗代、小次郎達に精霊達、周遊などほとんどの連中が見に来ている。
「くくく、盛況じゃな」
「まったくだな」
「でしゅね。結界はわたしが担当しますのでえんりょうなくどうじょでしゅ」
噛み噛みのアテナが無い胸を張る……と思ったら、思いっきり蹴られた。
「うむ」
「ああ」
「では、がんばってくだしゃい」
アテナが消え用意された結界が展開された。
「ほう……これはこれは……」
「100層を圧縮してさらに、五重に重ねた上に修復と瞬時に再展開まで準備しているな」
「さすが女神アテナじゃな」
「だな」
『“テステス、問題ないみたいだな。司会は私セルシウスが執り行う。各自席に着き観戦するように。席を動き戦場に近づいた場合、当方は一切の責任をとらにからな。まあ、自殺志願者は好きにしろ”』
かなり物騒なこといってんな〜。
『“係員の……大精霊の支持があった場合すみやかに撤退することだ。これが生き残る秘訣だいいな?”』
「おい」
「くくく、ここまでいわれるとはの」
係員が大精霊っていう所もツッコミどころ満載だな。
『“それでは二人共準備は良いか?”』
「「いつでも!」」
『“それでは、シオン対桜花の死合を始める!!!!!”』
こうして、想像を絶する戦いが幕をあけた。
さて、いくか。
「森羅のシオン参る」
「桜花、押して参る」
瞬時に接近して初撃はお互いの拳を殴り合わせた。
「く!」
「我に力で挑むなど無謀よ!」
「確かにそうだな!」
ぶつかり合った瞬間吹っ飛ばされた。
『“どうやら力勝負では桜花の勝ちみたいだ”』
力が足りないなら入れるのみ!
「星の魔法(マギア・アステリ)・隕石、究極・掌握!」
「化け物じゃな!」
『“隕石の質量と落下エネルギーを全て力に変換して自身の身体に取り込んだようだが、もはや神のレベルだな!”』
くくく、隕石の重量と破壊力を取り込んだこれなら問題なく相手できるだろう!
「よいぞ! 魔拳……ビックバン!!!!!」
「っち、ディスガイアの技かそれなら! レムリア・インパクトォォォオオオオオオオオ!!!!!!!」
強大な力と力がぶつかり合い、大地が浮き上がって消滅してゆく。ここがアテナの作った特殊な結界でなければ大変な事になっているだろう。
「あはは、楽しいぞ! 千人衝・無空波!!」
っちぃ!!
千人に分身していっせいに無空波かよ……本当に容赦ねえな。
「星の魔法(マギア・アステリ)・流れ星(ディアトン・アステラス!!」
「っち、さすが魔法使い……おいまて、その魔法は反則じゃ!」
複数の小型隕石をぶつけるが、桜花には意味が無い。だが、これならばどうだ?
「知るか!アルティマ!!!!!!!」
俺の周りに無数の黒い球体が召喚され桜花めざして突き進む。
「ならば暴虐の月(メルゼス・ドア)!!!!!!!!」
っち、むこうも似たようなの出してきやがったな。サイレンの技か。
『“さて、どっちも化け物の戦いだが、大精霊クラスでも相手するのは厳しいな。ああ、間違っても触れるなよ。死ぬから”』
『“お互いに黒い球体をぶつけ合って消滅させていってるな。あれは、我らでも食らえばひとたまりも無い”』
『“ですね。アテナ様からの注意です。あれあたったら問答無用で結界消されるから気をつけるようにということです。以上、運営委員会からのお知らせです”』
しかし、イフリートやウンディーネまで参加しているのか。ふむ、注意はもっともだが……
「「だが、知らん!!!」」
「食らえ星光の破壊!!!!」
「なんの無駄じゃ! うりゃりゃりゃりゃ!!!!」
おいなんだそれ!!
『“すごいな、魔法を単なる拳でぶち壊してる”』
「ふははは、我が拳に壊せぬものは無し!!」
「森羅、対象に干渉!!」
森羅万象を操り、桜花の行動を阻害しようとする。
「ふはは無駄じゃ!」
爆音が響き星光の破壊が跳ね返ってきた。
「おいおい、出鱈目すぎだろ」
「貴様にゆわれたくないの! 男なら小細工なしで拳で勝負せぬか!!」
「それはお前が有利すぎだな。しかし、いいだろう剣技で相手してやる。魔法じゃ拉致あかんしな」
右目に直死の魔眼、左目に未来視の魔眼を発動して斬りかかる。
「剛力徹破・突!!」
「魔王炎撃破!!」
そこだ!
「まず片腕もらった!」
「っ! よかろう持ってゆけこれは駄賃じゃ! 虎砲!」
片腕を炎の剣で斬り裂いてたら、代わりに一撃を貰った。
「「がはぁっ!?」」
重いのをもらったな。お蔭で距離を離された。しかし右腕は大きいだろう。
「む、再生せんの……しかたないのぉ……」
おい自分で傷口えぐりとりやがったぞ。
「ほら、くれてやるわい」
「いらん!」
抉り取った奴を投げてきたので回避したが……後ろで爆発しやがった。ほんと化け物だ。
桜花
血肉沸き踊る戦いじゃな。
「ふん、片腕がないんだ降参したらどうだ?」
「まさか、まだまだじゃな。それに腕などこの通りじゃ」
瞬時に切り取られた腕を再生するのを見せ付けてやる。
「おいおい。なんだその反則染みた再生能力は!」
「我は握りこぶしほどの肉片さえあれば再生できるそうじゃぞ」
「でたらめだな」
「まったくじゃな。我が身体ながらな」
「う〜ん、でもま直死の魔眼は有効ってことはわかったな。わざわざ抉らなきゃ成らんのだからな」
直死の魔眼か……あればっかはどうしようもないの。
「お主を徹底的にぼこぼこにするか、我をダルマにするかの戦いじゃな」
「そう聞くと俺がお前を犯そうと襲ってる凶悪犯の感じがするな!!」
お互い会話しながら刀と拳を交し合う。
「あながち間違っておらぬじゃろうて!!」
「風切り!」
「剛昇弾!」
その後も加速してゆき、マッハ5の世界で戦っている。お互い気などで体をカバーしていなければ燃え尽きる。
「よくついて来れるの」
「あんたこそ」
「「大気圏を生身で突入してるようなもんじゃぞ(もんだ)」」
「「……」」
『“現在すろ〜も〜しょんで映しております〜そうじゃないとみえないからね〜”』
「北斗百烈拳!!!」
「今度は北斗神拳かよ! アインツェルカンプ!!!」
まったく楽しいのう。
「ふふふ」
「あはは」
「「楽しいの(な)……だが、いいかげん沈め(沈むのじゃ)!!!」」
その後一日が経過……二日が経過……。
「いいかげん終わりにせんか?」
「なら沈めよ」
「「……」」
『“現在は時の大精霊の力によってあそこだけ時の流れが加速しております”』
『“すでに大地がゲル状になってますね”』
『“衝撃波がすごいもんね〜”』
むう、楽しいが流石に突かれてくるの。負けてやる気は無いがな!
「もう、負けても良いんじゃないか?」
「お主こそ!」
「「だが断る!!!!」」
お互いもう意地じゃな。
その後も戦いは続き一週間がたった。
「「ふははは」」
「あきたの」
「だな〜」
お互い一旦戦闘をやめた。不眠不休でマッハ5で戦闘し続けてたんじゃからさすがに疲れたのじゃ。
『“お〜ふたりから、飽きたのことばがでた〜〜〜”』
『“まったく〜げんじちゅでもふちゅかめですよ? こっちの苦労も考えて欲しいでしゅ”』
「だそうだぞ?」
「しかたない、終わらせるか」
ふむ、さすがに再生と気力は問題なくても体力がまずいのう。
「よかろう。お互い最大の一撃を持って相手の威力を上回った方の勝ちでよいかの?」
「そうだな。それでいこうか。それなら万が一にも死ぬことは無いだろ」
「うむ。我らの実力はほぼ拮抗しておるしの」
「森羅が有効ならもっと早くに決着ついたんだがな」
「それは仕方ないの。我と相性が悪いんじゃからな」
いい修行にお互いなったがな。もう、負けても良い気分じゃが最後までやりたいしの。
「では、いくぞ」
「うむ」
『“ちょっとまったです〜今からそっちの時間元に戻して、結界張りなおすので溜めてまってくださいでしゅ”』
「だそうだ」
「わかったのじゃ。なら、あれを使うかの」
「これは……おれもあれ使うか。森羅はさげて……ネタで作った永遠神剣を……」
なにかいやな予感がするのじゃが、問題無いじゃろう。
そこから20分後、アテナと我らの準備は完成した。
『“では、どうぞ!”』
「「うむいこうか(の)」」
そして、私は奴の用意した物を見上げた。そうまさに見上げた。
「それはなんじゃ」
「こいつは永遠神剣第3位、金色の槌だ」
金色の槌じゃと!
成層圏までとどく強大なハンマーとは、これはホントにまずいのう。予想通りの品ならとくにの。
「無想転生」
「あ、それ無駄だよ。透明化してもつぶせるから」
「じゃよな〜」
しかたない。
「あれやるかの……」
「いくぞ!」
「こい!」
膨大な光量をもつ金色の光まきちらし視界一面にハンマーが振り下ろされる!
「光になれええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
こっちもゆくぞ!!!!
シオン
「光になれええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
振り下ろすと同時に千里眼がとらえた。
「穿て烈閃! 無限の拳閃!! 蒼空を駆けよ!! 虚無の拳!!! インフィニティ・ディゾルヴァー!!!」
おい!!
暴虐の月を拳にのせて膨大な数の拳閃を打ち出してきやがったぞっ!!
「「いっけえええええええええええええええ!!!!!」」
黒と金色の光によりすべての色は二色に統一された。
『“きゃ〜〜〜〜結界が〜〜〜〜多重はちゅどう〜〜〜200……300……とまりゃない〜〜〜〜壊れりゅ〜〜〜〜”』
『“ウンディーネ、シルフや皆も手をかすぞ”』
『“大精霊全員で結界展開です!”』
『『『『『『“おう(はい)!”』』』』』』
それから、しばらくして視界がもどる。
「ふははは、生きておるのか」
「なんとかな。森羅で防いだが片腕が消滅した」
「我よりましじゃろうて。こっちは両手両足完全につぶれておるの」
なんでだ?
「実はな、跳ね返った拳閃でやられてしまった。そして再生の力も根こそぎ攻撃にまわしたからしばらくこのままじゃ」
「ばかだろお前。こめなきゃ勝てたかも知れんのにな」
「この一撃で勝敗を決めるそうい約束じゃからな」
なら、仕方ないな。
「さて、とりあえず疲れた寝るか」
「そうじゃな。これからよろしく頼むぞ我が主よ」
「ああ、契約とかあとだな」
「うむ、恥ずかしいがしばらくは下の世話もしてもらわねばな」
「適当に誰か寄越す……というかお前浮けるだろ」
「ばれたか……遊んでないで脱出するかの……」
「だな」
この区画の消滅が始まってる。
「よっと」
「どこを触っておるかえっちめ」
「諦めろ。もてるとこがほぼないんだからな。あと、俺の物になるんだ別にかまわんだろ」
「女心を理解してないの……まあ、お主の言うとおりじゃがな」
ふん。
「これからよろしくなご同輩(転生者)」
「うむ、こちらこそよろしくじゃなご同輩殿(転生者殿)」
こうして、この馬鹿げた戦いは終わった。後処理が大変だったけどな。
後書き
メア「というわけで土蜘蛛の正体は途中でわかったかな?」
シオン「まあ、いろいろ技使いまくってたかな」
桜花「うむ、我が力は次回じゃな。しかしゴルディオンハンマーは反則じゃろ」
シオン「おまえが最後にうった、インフィニティ・ディゾルヴァーも対外だろ。しかも改造している」
桜花「うむ。元ネタはサイレンとソフィちゃんの超必殺技なのじゃ」
メア「紗代に勝てるはずないよな。普通に最初は紗代に闇覚醒させて倒させるはずがどんどん強く強化されていきました。そして、三段変化ですよ!これぞラスボス!」
桜花・シオン「うむ」
鵺「「それで殺された私達は?」」
メア「お前達は小夜の覚醒のためのいけ……鍵だったんだよ。」
鵺「「ならいいです。しかし、再登場は?」」
メア「未定。とりあえずあとがきとかをまかせる」
鵺「「わかりました。それでは、次話をお楽しみください」」
次回予告
ついに動き出したロウエターナル。
無残に散り逝くエターナル達。
我らのために立ち上がったのは桜花様!!
千切っては投げる。それだけでエターナルは消滅させられ、神剣は奪われる!!
がんばれエターナル!!
負けるなエターナル!!
君達の明日は桜花を越えた先にある!
次回!「暴虐無情!! 闘神少女桜花!! 我が手に掛かり散るが良い!!!」
※なお、内容が違う場合がございます。
桜花「で?どうだなのじゃ?」
メア「微妙にほんとですよ?」
桜花「ふむ、ではよからろう。戦いはすきじゃからな。」
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