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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第2話「鉄壁の地下室とツバサの弱点」

地下へと続く階段は幅が1mぐらいの螺旋階段で地下深くへと続いていたが

何故か壁が光を放っているのか暗い感じはしなく

真っ白な階段と壁が目視で確認できた


そしてネオが前を歩き階段を下りて行く事10分…


体力的には全く問題ないのだが

只々同じ景色をを見ながらどこまでも続く階段を下りて行くのは正直精神的にキツかった…

「地下の訓練場に到着しました」

ネオが立ち止まりようやく目的地に到着した事を教えてくれた

前を見てみると扉がありネオがそれを開け放ったので

ネオに続いて扉をくぐるととても広い空間に出た

ってか一面真っ白なせいで対面の壁までがどれ位なのかよくわからなかった

「ここが訓練場です…縦横の幅が1辺1000mで高さが100mで
よくある例えで言うならば東京ドーム20個分以上の広さになります」

ネオがこの訓練場広さを教えてくれたけど

言葉で言われてもあまり実感がなかったボクは前方の壁まで走ってみた


ダッ(地面を蹴る音)

ガンッ(壁にぶつかる音)

「~~~!!」(頭を押さえてもがいてる)


ボクは自分の身体能力をまだあまり理解していなかった為

1000mの距離を1秒以下のタイムで走りそのまま壁にぶつかってしまった

起き上がって元居た場所を見てみるとネオが微笑ましそうにこっちを見ていて

今度は恥ずかしさから頭を抱えてもがくことになり

その後ボクはトボトボと歩いてネオの隣に戻っていった



そしてあのスピードでぶつかったのに壁に傷一つ無いのが気になってネオに聞いてみると

「この訓練場は神様の結界で守られているため……」

・今のツバサが全力で攻撃してもキズ1つ付かない

・結界外からでは魔力などの力・音・衝撃などを感知する事は不可

・ツバサが結界破壊系のレアスキルを使用してもこの結界は破壊する事は不可

・結界の外から時空管理局が有する
 魔導砲アルカンシェルを放たれたとしても結界内には僅かな衝撃さえも通らない

・結界内への転移は結界プログラムに認証登録した者のみ可能


「さらにこの訓練場は……」

・原作STSの六課の訓練場に搭載されていた陸戦用空間シミュレーターみたいに
 使用者が好きな地形に変更することが可能

・仮想エネミーとしてC~AAAまでのプログラム体との模擬戦闘が可能

・重力操作やAMFの展開

「…などが可能です」

「なるほど~」

ネオから訓練場の説明を聞き素直に凄いと思った



この後、地下にある開発室と魔法関連の書斎にも案内して貰ったのだが

開発室もとても広く、細かい機材から用途不明の大型機器まで色々と取り揃えられていた


次に書斎の方へ案内してもらうと

此方も当然のように広く…

ってか地下にこれだけの空間ってありあえないだろってぐらいの広さだった

この空間自体は神様が作った異空間らしく

ここには無限書庫以上の量の本が貯蔵されているらしい


ネオに総数を聞いてみたら『兆』と言う桁を表す言葉が聞こえた……




地下設備を見て回ったあと

ボクは家のリビングのソファに座ってのんびりしながら

キッチンで夕食の準備をしているネオを眺めていた

ネオは料理や掃除などの家事スキルも万全のようでボクが夕食を作ろうとしたら

「夕食なら私が作りますのでツバサはリビングでゆっくりしていて下さい」

と言われてしまった

神様に料理の知識と技術を貰っていたので試してみたかったが

またその内やればいいかと思い今日はネオに任した


10分ほど経ってネオが

「ツバサご飯が出来ましたよ」

と言ってきたのでボクはソファから立ち上がり夕食が並べられたテーブルの椅子に座った

その後ネオと共に今後どうするかを夕食を食べながら話し合った

ネオが作った夕食はとてもおいしかったとだけ言っておく


「ツバサは原作には関わって行くのですか?」

「うん。そのつもりだよ。でも管理局に勧誘されるのは嫌だから正体は隠す予定だよ」

「なるほど、では戦闘時は変装するのですか?」

「そうだね。ネオとユニゾンしたら原作のはやてやシグナム見たいに髪の色って変わる?」

「変わりますよ
 私とユニゾンするとツバサの髪色は青から私と同じような黄緑色の髪になります」

「じゃーネオとユニゾンして目元をバイザーとかで隠せば大丈夫そうだね」

「高町なのはとは同じ学校なので声や喋り方などでバレる可能性があるのでは?」

「あ~そっか
 じゃー学校では目立たないように無口おとなしい系でいこうかな」

ボクは今後の方針も決まったので椅子から立ち上りお風呂へと向かった



脱衣所で服を脱ぎ女の子になったんだなぁと思いながらお風呂場へと向かった

お風呂場は中々広く浴槽は大人が3人ぐらい入っても余裕がありそうなぐらいだった

ボクはまずは体を洗おうと

シャワーから出るお湯を頭からかぶった

すると何故か体から力が抜けていった

違和感を持ちながらもそのまま体を洗い

次に頭を洗った

前世では短髪だった為、この腰ぐらいまであるロングな髪は洗うのが大変だった

そしてシャワーで体や髪に付いた泡を流して浴槽へと向かった

浴槽に足を入れると

浴槽の中へと入れた足から完全に力が抜けて

ボクは前のめりに浴槽へと倒れこんでしまった

浴槽が広かったためどこかに頭や体をぶつけたりはしなかったのだけど

顔から湯船へと突っ込んだボクは

全身の力が抜けていき

そのまま湯船の中へと沈んでしまった

もがこうとしても全く力が出ずどうしようかと思考を巡らせていると

水の中なのに何故か呼吸が出来ることに気付いた

神様から貰った能力の中に『水中で呼吸が出来る』みたいなのがあるのだろう

では他のレアスキルを使ってここから脱出出来ないかと色々試してみたが

『飛翔系』や『転移系』や『身体操作系』などを試してみたが発動せず

さらに『水流操作系』の能力も使用出来なかった

それなら体から気を全力で放出して水を吹き飛ばそうとしたけど

残念ながらそれも出来なかった


湯の中でどうすればいいのか悩んでいると

ガチャっと風呂場のドアが開く音が聞こえて

その後誰かがボクの両脇に手を入れてそのままお風呂から出してくれた

助けてくれたのはボクのデバイスであるネオだった

「ツバサ大丈夫ですか?」

ネオはボクにそう言いながら

1枚の紙を取り出して

「さっき神様から追加で言伝が届きました」

そう言いながら神様からの手紙を渡してくれた

そこには

『やっほー』

『いやーすっかり忘れてたんだけどさ』

『やっぱ弱点ってあった方がいいかなぁって思って弱点を付けておいたよ』

『内容は簡単に言えば『水に弱い』だよ』

『水に濡れると濡れた箇所の能力が解けて発動も出来なくなるよ』

『そして水の中に入ると浮かぶ事はなく沈みます』

『さらに水の中だと使える能力が『念話』と『千里眼』のみなるよ』

『あっ呼吸は出来るから窒息死する心配はないから』

『防御力とかは弱体化しないから水の中でもし銃とかで撃たれても問題はないよ』

『大体そんな感じだよ』

『それじゃ楽しい転生ライフをおくってね』


「…………」

神様の手紙の内容を読んで沈黙していると

「明日からはツバサが入浴する時は私も一緒に入ることにします」

ネオも一緒に入るだと!!あっでも女の子同士だから問題ないのか…

どうやらボクは一人でお風呂に入る事が出来なくなってしまったようです

その後ネオが持ってきてくれた

猫の着ぐるみパジャマ(黒猫)を着て2階の最初にいた部屋で眠りについた……
 
 

 
後書き
早く原作キャラと絡めたいのだけど

初期設定の説明がまだ続きます…

次話はもう1人の転生者sideの話しです

次回『残念な転生者と孤独のなのは』
 
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