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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者

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弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 後編

「ふぅ・・・全くまるで駄々を捏ねる子供だな。自分の意見が全て通ると思っているのいるのか・・・。すみません少将、お見苦しい話し合いを見せてしまいまして」
「いや、良くやってくれたさ藍。あの女はどうもいけすかんからな」

藍は闇夜に軽く謝罪してから、恐縮ですと呟いてから席に着いた。そんなこんなでミサトと藍が舌戦を繰り広げている中、一番リーゼ組みで年下のアウルが少年少女に声を掛けて自分達のテーブルに席を持ってきて少し話そうと言っていた為、碇 シンジ、眼鏡とジャージの少年、ワンピース姿の少女が闇夜達と同じテーブルに着いていた。

「さてと、先程は煩い女のお陰で何も話せなかったが少しお話でもしようか?おっと、畏縮はしなくて良いよ。軍人といっても別に偉ぶる気はないからね」

闇夜の優しい口調と言葉で、少年達は肩から力が抜けて安心したような顔をする。ただ少女だけは何故か顔を赤くしてミゲルから顔を背けていた。ミゲルは内心で、まさかな・・・と思っていたりした。アウルはそんなミゲルの様子を見て楽しんでいた。

「先程名前は言っていたとは思うけど俺の名前は八雲 闇夜。国連軍の少将だ。俺の隣から八雲 藍准将、ミゲル・アイマン大佐、アウル・ナンブ少佐だ」

そう自己紹介を終えると、少年達も自己紹介してきた。眼鏡の少年は相田 ケンスケ。ジャージの少年は鈴原 トウジ。そして少女の名は惣流・アスカ・ラングレーといい、エヴァンゲリオン弐号機のパイロットを務めているらしい。

「それにしても凄い!凄過ぎる!!まさか左官だけでじゃなくて将官の方々にもお会い出来るなんて!!今日はなんて素晴らしい日なんだ!!!」
「こらケンスケ!騒いだら失礼やろが!すんません、こいつミリオタなもんで」

トウジは目の前で将官クラスの軍人を見れて酷く興奮しており、狂喜乱舞していた。トウジはそんなケンスケを静めるように声を掛けて闇夜達に謝罪する。アウルはそんな二人を見てケラケラと笑う

「あははは、おんもしれぇな~。最近の中学生ってのは」
「なんだか恥ずかしいわ~・・・ケンスケ、しっかりせぇよ」
「ウッ・・・わりぃトウジ」
「べっつに馬鹿にしてる訳じゃねぇんだから恥かしむことはねぇじゃねぇか?」
「それより貴方達は一体なんでここにいるんです」

その質問を投げかけたのはシンジだった。その質問にトウジもケンスケも何を聞いているんだこいつはっと言う顔をしている。そんな質問に答えたのはミゲルだった。

「何で此処にいるか?答えは簡単だ。俺達はこの艦隊の護衛任務を受けて来たんだ」
「護衛任務?生身でですか」
「んな訳があるか。外に三胴型船体の船があっただろ?それに乗ってきたんだよ。幾らなんでも生身で艦隊の護衛するって馬鹿な話だろ?」
「まあそうですけど、たった2隻でですか?」

その言葉を聞いたアウルとミゲルは笑い始めた

「何がおかしいです」
「いやなにぃ・・・たださぁ・・・」
「どうにも我慢出来なくてなわりぃ・・・クククッ・・・」
「?」

シンジが首を傾げていると、闇夜が腕時計を確認すると席を立った。

「おっと、そろそろ艦に戻るぞ。好い加減に戻らんと迷惑が掛かりそうだからな」
「はい少将」
「んじゃ行きますか」
「じゃな~トウジにケンスケ~」

4人はシンジ達と別れて甲板に待機させていたヘリに搭乗してイージス艦にへと戻った。戻る際に、アスカが少し残念そうな顔をしていたが・・・。

「(あれがイレギュラーな国連軍の部隊か・・・。使徒を倒せるだけの力を持ってけど、信用出来ないな。それに同じ特務機関ならネルフと協力し合うはずだ。あっちはネルフを敵と見ているはずだ。それなら僕にとってもあいつら敵だ。使徒を倒すのは僕だけで十分なのさ)」

っという勝手な自己解釈と自己完結で勝手に終わらせていたシンジ。どちらかというとネルフの上層部が勝手に敵対心を持っているだけでグライナルリーゼズはネルフに敵対心は全く持っていない。寧ろ敵にするだけ無駄という認識をしている。ただそれだけだ。

グライナルリーゼズ イージス艦ブリッジ

「にしても・・・。本当にあれが作戦部長だと?」

闇夜は藍と共にブリッジで待機しており、先程のミサトの事で話し合っていた。闇夜は酷く呆れており、馬鹿した様な口ぶりというか実際馬鹿にしている。

「少将、あのような輩がいるのに作戦が成り立つのでしょうか?第4使徒戦でもいきなり使徒の近くに機体を出してライフルを連射しただけ、あの作戦部長という女は作戦を構築する知能が無いのでは?」
「確かにな。正確なデータも取らずいきなり使徒の攻撃射程内に出すって明らかに馬鹿だよな。相手が遠距離戦無機化近距離戦向きか解らなくても距離を取る事は悪い策ではないだろうに、それをしないからなぁ・・・」

そんな話をしていると、いきなり船を多く揺さぶる衝撃が伝わってきた。だが藍も闇夜も全く体制を崩さずに立ち続けていた。闇夜は気持ちを切り替えて、指揮官として、戦士の顔となった。

「今の衝撃は?」
「はい、3時の方向からです。我が艦に衝撃波直撃しましたが損傷は皆無です」
「ソナー反応あり!パターンブルーを確認。間違いありません、使徒です!!」

その報告を聞いた藍はすぐさま指示を出した。

「総員、第一戦闘配備!対使徒戦用意!!オーバー・ザ・レインボーに通達、これよりグライナルリーゼズは対使徒戦へと移行する。戦闘準備をせよと」
「はっ!」

艦内にアラートの音が響き渡り、艦の兵装も稼動を始める。闇夜はやれやれと声を出して、通信を格納庫に繋げる様に指示する。それから2秒後に主モニターに格納庫と通信が繋がり、そこにはパイロットを纏ったアウルが居た。

「アウル、あちらさんが動き始めた。そろそろ発進準備を整えろ。アビス出撃だ」
『了解!!暴れるぞ~!!!』

アウルは敬礼をした後、嬉しそうな声を上げながら腕をぐるぐると回す。それを見た闇夜は苦笑してからモニターを切って貰った。そして

「さあ天使よ、俺達が相手になってやるぞ」


オーバー・ザーレインボー ブリッジ

ブリッジ内では激しい怒声にも似た声での指示が飛び交っていた。いきなり現れた使徒。その対応に追われていたのだ、しかも相手は海中を泳ぐ魚型の使徒でそのスピードは凄まじく速い。それをなんとか撃破しようと各艦は懸命に砲撃を加えていたが、全ての攻撃があたるわけも泣く虚しく海面を撃ちつける。多少の攻撃は当たってはいるが、全て使徒が張っているATフィールドによって無力化されていた。駆逐艦や巡洋艦などが被害を受けているがイージス艦の砲撃によって使途の注意が反れたためになんとか撃沈は免れている。

「くっそ!なんて化け物だ、これだけの砲撃を浴びせてもピンピンしているとは・・・!」
「艦長!大変です!弐号機が!」

双眼鏡を覗いていた副長が慌てて指を刺しながら叫ぶ。スティーブはその方向を見ると、弐号機を積んでいたオスローから赤い機体が動いているのが見えた。

「いかん! 起動中止だ。元に戻せ!あんな所で動かしてどうするつもりだ!?弐号機と通信を繋げ!!」
「駄目です。通信がつながりません!!」
「ええい!ならば八雲少将に繋げろ!このような事が起きては、彼らに頼る他ないぞ!!」
「了解しました!!」

通信担当の兵は大慌てでリーゼズのイージス艦に通信を繋ごうとする。その間にも使徒は歓待に襲い掛かるが、イージス艦の大火力の主砲によって進路が反れて駆逐艦の真横に落ちた。その間にも慌しい指示が飛び交い、使徒に対する抵抗が続くが、そんな慌しい中へまるでタイミングを見計らったのように、場違いな奴が現れた。葛城 ミサト無能作戦部長であった。

「ども~、ネルフです~。敵に対する明確な情報と対処法はいかがですか~♪」

っと、何故か通じもしない日本語でブリッジに顔を出す。闇夜達は英語で会話していた為に会話は成立していたが、ブリッジ内には日本語に精通したクルーは居ない。それはミサトも承知している筈なのに日本語、挑発でもするかのように。

「通信繋がりました!」
『此方八雲だ』
「八雲少将、此方の弐号機が勝手に稼動を始めてしまいました!ですが弐号機は陸戦装備でそれに加え、現在は電力供給も無しで内部電源で動いてる状況です!恥を忍んで申し入れます!
どうか使徒殲滅の為にお力を添えを願います!!」
『そのような事の為に貴方が願う事などありませんよ。こちらは元々貴方方艦隊の護衛を頼まれているんです。ではこちらから取って置きを出撃させます。それまで少し踏ん張って下さい』
「了解しました!!」

そう言って通信は切られた。スティーブ少将か闇夜に向けて感謝しながら二号機を睨みつけた。そして思考を巡らせる。その間にも空気を読まない無能は日本語で喋り続けていた。

「これは明らかに使徒による攻撃ですよねぇ~」
「(しかしどうする気だ?電源ソケットは此の艦にあるのだぞ?オスローから本艦まではそれなりに距離がある・・・ま、まさか!?)オスローと本艦までいくつの艦が存在する!?」
「はっ!?す、少しお待ちを・・・駆逐艦、巡洋艦などを含めて11隻です!」
「直ぐにその11隻に対ショック準備をさせろ!!弐号機が本艦まで来る手は一つしかない!艦を踏み台にして来るに違いない!指示をいそげぇ!!さもないと、着地の衝撃で死傷者がでかねんぞ!!」

通信兵ははっはい!っと言って大急ぎで通信を始めた。オスローとオーバー・ザ・レインボーの間の距離はかなりある。しかも弐号機は内部電源で稼動している。それが切れるまでに艦を寄せて、電源ソケットまである艦まで運ぶには時間が足りなすぎる。何時使徒がオスローを沈めるか解らない、ならどうやって弐号機は電源ソケットまで辿り着くつもりか?それは艦を踏み台にして此処まで来るしかないとスティーブは考えた。

「あんたら私を無視するんじゃないわよ~!!!使徒の事についてはネルフに優先順位があるのよ~!!?」

ミサトがぎゃ~ぎゃ~騒いでる際に、弐号機は完全起動しジャンプする様な体勢になっていた。それを見ていた副長は弐号機の先にある護衛艦に気付き、顔を青くした。

「に、弐号機が跳躍します!あの方向には護衛艦が!!」
「くっ!!対ショックの指示を急げぇ!!それと電源ソケットを用意しろ!本艦まで来て電源が切れて動けなくなってお荷物なっては邪魔だ!!」

スティーブは焦りながらも冷静に指示を飛ばす。一人でも多くの同士を死なせまいと最大限の努力をしている。だがその努力を裏切りように弐号機は跳躍し、護衛艦に着艦した。しかも、跳躍の反動を受けてオスローは亀裂が入り、浸水していた。もはや沈没するもの時間の問題だろう。弐号機はそんな事お構い無しに護衛艦に膝を丸めてショックを殺して着地した。だが殺したショックはあくまで弐号機が受けるショックだ。護衛艦は着地のショックで大きく傾き、更には衝撃で怪我人や、死者まで出ていた。対ショックの指示をしてこれである。もしも指示が出ていなかったらもっと多くの死者が出ていただろう。そして弐号機は次々と護衛艦、巡洋艦、駆逐艦を踏み台にして、電源ソケットへと接近していた。艦の被害などお構い無しに。

「弐号機!本艦へ来ます!!」
「総員対ショック姿勢!!くっそ出鱈目だ!!」

弐号機は轟音を立てながらOTR(オーバー・ザー・レインボー)に着艦した。艦は大きく傾きながらも何とか水平を保ちながら、浮いていた。その代わり、甲板にあった戦闘機やらが大量に海に没したが。甲板もなんとか陥没しなかったが、大きく凹んでしまっている。これでは
甲板を交換しない限り、艦載機の離発着は出来なってしまった。この時点でOTRの空母としての機能は無効化されてしまった。

「艦内の被害状況は!?」
「ふ、負傷者は出ていますが死者は0です!艦もなんとか損傷はありません!!」

スティーブにとってそれは不幸中の幸いともいえる報告であったが、その前に踏み台されてしまった艦の負傷者や死者の事で、喜べなかった。スティーブは悔しさで顔をしかめるが、その時、使徒がOTRに接近してきた。弐号機は電源ソケットを繋げて、外部電源に切り替わっていたが、此処からどうやって戦う気なのか。まさか使途を艦の上で受け止めて戦う気ではなかろうか。

その時、OTRに接近していた使徒が大きく吹き飛ばされ、OTRの前方100m程の距離を中に浮かび、飛んで海に没した。スティーブは何が起きたが解らなかったが、目の前に弐号機ではない巨大な機体がOTRを守るよう陣取っていた。

そしてスティーブにとって天の救いの通信が入った。

『待たせて申し訳なかったな艦長、これよりグライナルリーゼズ所有の機動兵器【グルンガスト一式】【アビス】が貴殿ら艦隊を全力で守り、使途を殲滅する!』
「グルンガスト・・・」

スティーブはブリッジクルーと共に目の前で艦を守るように仁王立ちしている巨人を見る。エヴァよりも巨大で機械的な外見と若干派手なオレンジでカラーリングされた巨人。その巨人を見た時、クルー全員に希望が溢れ上がり、雄たけびを上げた

海中では潜水艇型に変形したアビスが使徒を追跡していた。アビスは頭部を覆う形で密着しているシールドに内蔵されている発射口から高速誘導魚雷を発射した。4発の魚雷は凄まじい速度で使徒に追いつき、2発はATフィールドに直撃しながらもフィールドを砕き、残った2発
は使徒の本体に直撃し、使徒は来るしながらOTR近くの海上に顔を出す。弐号機は何を血迷ったか再び跳躍し、使徒に飛び乗った。そのあまりの行動にグルンガストのパイロットのミゲルははぁあ!?っと声を上げてしまった。

「何考えてんだよ弐号機のパイロットは!?」

ミゲルが驚いていると弐号機は使徒に馬乗りした上で、肩からプログナイフを引き抜き使徒に向けて突き刺そうとするが、ATフィールドにあっさりと防がれてしまった。どうして馬乗りで着ているのにARフィールドで弾かれるのか・・・。そして、弐号機は海上で暴れる使徒にしがみ付こうとするが、あっさりと振り解かれてしまい、空中に舞った。そして、使徒は空中に舞った弐号機をなんとも水族館のイルカがする様な綺麗なジャンプをして、弐号機に噛み付いた。

「あっ」

ミゲルはあまりに綺麗に食われたのでぽかんとしてしまった。そして使徒は弐号機の電源ケーブルを引きずる様に海中に潜った。ミゲルは回線をアウルに繋ぐ。

「おいアウル。今使徒の口ん中に弐号機が進入したぞ」
『それって唯食われただけじゃねぇの?ってかそれだと下手に攻撃出来なくなってんじゃん・・・何しに起動したんだよ・・・。俺の邪魔かよ』
「まあまて、俺が今からケーブルを思いっきり引っ張って弐号機ごと使徒を釣り上げる。お前はOTRの艦上に待機して、俺が合図したらビームを打ち込め」
『了解だぜミゲルのあんちゃん!!!』

そう言って通信を切ると、すぐさまアビスから海中から飛び出して、ゆっくり静かに丁寧にOTRの艦上に着艦した。丁寧に着艦した為、衝撃で怪我人などは出ていない。

「艦長、俺がこれから思いっきり釣り上げるから合図したら残り艦隊の全火力で使徒を攻撃してくれ。あのフィールドは俺が何とかする」
『了解した、直ぐに通達する』

スティーブはすぐさま通信を開き、残り全ての舟に指示を出し攻撃準備をさせる。グルンガストは今も勢い良く海中に引きずり込まれていくケーブルを掴んだ。そして・・・

「おんどりゃぁぁぁああああああああ!!!」

弐号機 エントリープラグ内

弐号機のパイロットであるアスカは弐号機の腹部に噛み付かれている為、その痛みに耐えながら何とか脱出しようとしていたが、出来ずにいた。もがけばもがくほどに使徒は強く噛み付き痛みが増していく。アスカの頭に嫌なイメージが流れる。もしもこのまま行けば弐号機は噛み千切られ、自分は死ぬと・・・。そのイメージが頭を過った瞬間、体が大きく震え始めた。初めて鮮明に感じられる死のイメージ。それは初陣である彼女の心を揺れ動かすには十分すぎるものだった。何故か同乗していたシンジは

「アスカしっかりして!なんとかしないと!!口を開かせないと!!!」

とアスカに呼びかけるが、腕さえも腹と同じように噛み付かれており動かせない。そして少女は恐怖で身体が動かなくなり、思考が回らなくなる。シンジは使徒に向けて心の中で呼びかけを始める。

「(第六の使徒ガギエル。我は汝の主、アダムなり。我に従い、我に全てを委ねよ)」

シャムシェル時と同じ様に念話を送るが、使徒はそれに従う事はなかった。寧ろ、それに苛立ったのか更に強く弐号機を噛み付く

「いやぁぁあああああ!!!」

アスカはあまりの痛みと恐怖で声を上げる、その時、突然身体が引っ張られるように感覚がした。そして、なんと弐号機は海上に出ていた。使徒はいきなり海上に引きずり出された事に驚いたのか弐号機を放した。グルンガストは弐号機を優しくキャッチし、それと同時に自分に覆いかぶさろうとした使徒を、ATフィールドを破りながら殴り飛ばし、ミゲルが合図を出した

「撃てぇえええええ!!!」

その声と同時に、艦隊の一斉砲撃が始まった。OTR上のアビスもシールドを開き、胸部装備されている大出力ビーム砲、両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲、計6門による一斉射撃を行った。イージス艦からも砲撃が行われ、使徒の身体を焼いていく。使途を一斉攻撃に苦しんで口を大きく開いて声を上げた。その時、口の中にコアらしき赤い球体が見えた。

「見えたぁ!!!」

アウルはコアを見つけると嬉しそうに声を上げて、持っていたビームランスを構えて、ガギエルの口内へと突撃した。そしてコアをランスを突き立てながらそのまま突進した。

「おりゃぁぁあああああああああ!!!!!!」

アビスはアウルの気迫に答えるかのように出力を上げていき、アビスはコアを砕きながらガギエルの体内を食い破るように前進して行き、遂にはガギエルを貫通して、若干荒っぽくOTRに着艦した。そしてガギエルはそのまま落下しながら膨れ上がっていき、海面に没してから数秒してから大爆発を起こした。

こうして第六使徒はグライナルリーゼズと太平洋艦隊と共に殲滅された 
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