森羅と創世のエターナル真祖
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買物
エヴァ
まったくいきなり身体を触りやがって…………まあ、いい。それより、早く力を付けることが最優先だな。このままだと力がなくて愛玩動物扱いされてしまう。そんな事は嫌だからな!
「さて、教えてくれウンディーネ」
「わかりました。まず、エヴァ様の得意な属性は分かりますか?」
「ああ、私は氷と闇だな」
「エヴァ様の場合、魔力は問題無いので空中に魔法の射手(サギタ・マギカ)3000を放ってください」
「いきなり3000か!」
「はい。我ら大精霊の教えを受けるのです。最強の魔法使いになっていただきます」
「いいだろうやってやる。リク・ラク、ラ・ラック、ライラック、氷の精霊 、3000柱、集い来りて 、敵を切り裂け、魔法の射手 、連弾・氷の3000矢!! 」
空中に大量の氷のつぶてを作り出していく。作り出す端からシルフが消していく。
「すばらしいですね。連弾を使えるとは…………」
「はぁはぁ、当然だ…………「じゃあ、同じのを次は闇でお願いします。」まっまて、それは…………」
「できないのですか?」
「やってやる!」
く、魔力もつのかな?
連弾なんてするんじゃなかった。
「リク・ラク、ラ・ラック、ライラック、闇の精霊3000柱!!魔法の射手!! 連弾・闇の3000矢!! きゅう〜。」
「あらら、計一万二千本ですか。これならかなり鍛えれますね」
「おにだね〜」
「氷ならなんとかなりますが闇はどうにもなりません。どうしましょう」
「あるじにどうほう~ねがったらいいんじゃないかな〜」
「氷と闇ですか」
「そうですね。そうしましょう」
「ところで〜エヴァさまはこばないといけないんじゃない〜?」
「主の部屋につれていきましょう。お願いしますねシルフ」
「まかされた〜」
シオン
街に買い物に出た俺はまずは自分の店に向かった。これは、作った武器を売ったお金で買った物だし、経営は全部まかせてるので放っておいても金が入ってくる。
「いらっしゃいませ〜あ、おはようございます」
「おはよう。これ補充の剣と杖、槍とかね」
「はい、こっちが売り上げになります。今月2千万$超えましたよ。」
「それは、嬉しいね…………ほら、今月分100万$だ」
「ありがとうございます〜。ちょっと相談あるんですが、普通の武器もおきませんか? どれも、高くて強力な物ばかりだと。お客さんから意見がありまして…………」
「ふむ、なら今まであげたお金で君が仕入れてきなさい。その売り上げは全部もらっていいから」
「つまり、スペースは貸してもらえると?」
「ああ。自分の目利きに賭けるがいいさ。あと、魔法関係の材料買取はどうなってる?」
「いろいろいいの溜まってきてますよ」
「じゃあ、馬車に積んどいて持ってかえるから。」
「了解しました。これから、どうするんですか?」
「買い物してくる」
「いってらっしゃい〜」
「いってくる」
軍資金二千万$を手に入れた。多すぎだな。
さて、やってまいりました市場だ。食材もいつもの店で買い込んで店の法に送ってもらtった。さて、服だな。
“おにぃさま”
む、おきたかちょうどいい。
“居候が一人増えた。レンの服も一緒に買うから替わろう。大丈夫か?”
“……………………たぶん……………………”
“不安だが、変わるぞ”
“…………はい…………”
裏路地に入り、誰にも見られてないことを確認して入れ替わる。
「チェンジ」
表と裏が入れ替わるようにして、身体が後ろへと引っ張られて行く。そして、裏路地には俺の替りにレンが現れた。
レン
「ん…………」
初めての買い物…………おにぃさま心配してぜんぜん買い物させてくれないから。
“気をつけるんだぞ”
「…………(こく」
私は、表通りに移動して感動した…………こんなに人がいっぱいいる…………。
“おにぃさま、あれなに?”
“あれは、機織り機だな”
“あれは?あれは?”
“あれは…………”
こんな感じで一時間後ようやく服屋さんについた。抱いている創生を抱きしめ、中に入っていく。
「あら、かわいらしいお嬢さんね? ひとり?」
「…………ひとりじゃない…………」
「そうだぜ、俺様もいるからな!」
「っ! ぬいぐるみがしゃべった…………お嬢さん人形遣いなのね」
「……………………(びくびく」
「今日は服を身に来たんだぜ。可愛いのあるか?」
「あるわ、まかせなさい」
「キシシ、あんたのセンスはどんなもんか見てやるぜ」
「望むところよ!!」
それからしばらく、着せ替え人形みたくいろいろ着させられた。
“おにぃさま、似合う?”
“ああ、これとあっちのがいいんじゃないか?”
“じゃあ、それにする”
“他にも在るけど?”
“これがいいの”
“わかった”
「…………これと…………これ…………がいい…………」
「これとこれね。なら、リボンと靴はサービスしとくね」
「キシシ、あと同じの二着とあっちの色違い黒と青の奴も三着くれや。黒のワンピースは10着ほどな」
「OK、靴も4足セットあげるね。でも、結構な額になるけどいいのかい?」
「問題ないぜ。な、お嬢」
「……………………(こくこく」
お金がたくさん入った重たい財布を渡す。
「まあ、こんないっぱい…………お金持ちなんだね〜代金分の1万$もらってくね。まいどあり〜」
「なかなかよかったぜ、またな〜」
「…………(こくこく」
お店を出て、荷物を抱えて動く。
「ちょ! いたっ、痛いってお嬢ひきずってる」
「…………」
創世と買った荷物を引きずっちゃう。
「いてて、どうしやしょうか?」
「お嬢さん困ってるみたいだね。荷物もってあげよう」
「あっ」
「気にすることは無いよ。どこまでいくんだい?」
「…………しゅみーと(店の名前)…………」
「ああ、シュミートか。おいでこっちからのほうが近いよ」
裏路地の法に進んで行く。しばらくして、開けた場所に出た…………何人かの人がいる…………こわい…………。
「お嬢ちゃんがエヴァンジェリン.A.K.マクダウェルだな」
「……………………?」
「悪いがここで死んでもらう」
一斉に武器を構える。
「…………レン…………」
「なに?」
「…………わたし、は…………レン…………」
「おい、人違いなんじゃないのか? 聞いていた髪の色とかも違うぞ」
「どっちにしろ真祖だ。殺しちまえ」
「そうだな。悪く思うなよ」
“レン、変わろうか”
“はい、おにぃさま”
「殺すということは殺される覚悟はできているんだろうな?」
「なっなんだ。どこから声が……………………」
「男の声だぞ。」
「……………………ちぇんじ……………………」
瞬時に私の身体が反転しておにぃさまになる。
シオンSide
さて、妹を怖がらせた罪とエヴァを狙ったこと後悔させてやるか。
「さて、どうなんだ? 殺し殺される覚悟はあるんだろうな? 今なら見逃してやっても良いぞ」
「なっなんだてめえ、さっきのガキはどこいった」
「答える必要は無い」
「っ、そいつも真祖だ…………なんなんだこの街は…………なぜ、真祖が三人もいやがる!!」
「どうする? ここは、引いた方がよくねえか?」
「今、一人なんだ。合流される前にここで殺るぞ!」
「わかった」
「おうよ!!」
「ふん、覚悟なんて無いぜ。俺たちは手前ら化け物どもを狩るだけだからなっ!!!」
「そうか、では…………森羅のシオン参る。これより始まるはだた一方的な虐殺と知れ」
「なにいってや、がぁ!」
近場の奴に接近して、殴りつける。殴っただけで殴った場所が吹き飛んだ。
「まず、一人」
さらに、走り抜けながら、今度は二、三人を新羅で切り捨てる。そして、全ての敵を視界に納められる位置に移動する。一対多数の場合不利な位置にいないよう常に動いて、包囲されないようにしなければならない。
「なにしやがった!」
「今のが見えないならやはり一方的な虐殺だな」
「っく、食ら「遅い、月牙天衝」ぐはぁ」
BLEACH(ブリーチ)の技だが…………できるもんだな。全部さっきので死んだし帰るか。
「レン、大丈夫か?」
「……………………(こくこく」
「創世いくぞ」
「おれの心配は無しかよ」
「どうせ、傷ついてもすぐ治るし。そんな柔につくってねえ」
「へいへい。そうですね」
「よし、荷物もひろったし。お前も中にもどってろ」
「アイアイサー」
創世が身体の中に…………レンのもとへ行き、静かになった。
「森羅、死体を処理してくれ」
「了解。分解して養分にします」
「さて、帰るか」
シュミートへと帰り、馬車に乗り自宅を目指した。
だが、色々と問題は有る。
「走った方が早くねぇですか?」
「走った方が速いな…………馬じゃないと大量には運べないからな」
「なんか創りやしょう」
「だな…………いいのがある。こんなのに引っ張らせるのかと思うんだが…………幻獣とかなら創れるよな?」
「もちろんですぜ」
「ならムシュフシュを創れ。」
「ムシュフシュは…………ティアマトが生んだ奴ですか」
「できるか?」
「むろんですぜ! 第一位であるこの創世様にとっちゃあ、世界ですら作れますぜ!」
「では、やれ。盗賊除けにも使えるだろ」
「アイアイサー。創世開始…………対象、馬を書き換え…………転生完了だぜ!!」
「GRUUUUUUUUUUU」
一瞬で馬が走竜へと変化した。
「いい子だ。誰が主か分かるな?」
「GRU」
「よし、じゃあこいつを引いて行こう」
「ひゃっほう、はやいぜ〜〜〜」
「だな。街に行かないときは警備にも使えるかな」
いつもより早く帰えれた。さて、エヴァはどこだろ。
「あるじ〜おかえりなさい〜」
「ただいま。エヴァは?」
「あるじ〜の部屋に寝かせてる〜」
「とりあえず、主の服を借りて着替えさせました」
「そうか、わかった。新しい仲間だ」
「これは強そうですね」
「だね〜」
「名前きめないとな」
「ムーがいい」
「レンがそういうならいいか。お前はこれからムーだ。いいか?」
「GRUUUU」
「いいみたいだな。好きにすごしていいけど、喧嘩はするなよ」
「(こくこく」
「さて…………エヴァの服は…………ぼろぼろだな。よし捨てよう」
エヴァの服をさっさと捨ててしまう。
「いいのかな〜?」
「いいだろ。それより、晩御飯なにがいい?」
「わ〜!しょ〜!く〜!」
「レンは?」
「……………………おすし……………………?」
「米は…………あるし、酢は作ったし…………魚だな。ウンディーネあるか?」
「生食用の魚ですか? さすがに………………」
「なければ創ればいいZE!」
「うむ、なら本来の姿に戻れ」
「アイアイサー」
「さて、鮭、鯛、マグロ、ヒラメ、イカ、鰤これくらいでいいかな」
「いいと思う」
「とりあえず10匹ずつ創るぞ」
「アイアイサー」
杖を湖の水につけて創生を開始する。油の乗り美味しい奴らを…………10分後、無事に創れた。疲れたけど…………膨大な魔力=マナを消費しやがるからな。ムーでかなり使った後だったから尚更だ。
「さ〜て、各一匹捕まえてるし捌くとするか」
それから、二時間後。エヴァが起きて来た。
「ふぁ〜」
「おはよう、エヴァ」
「おはよう〜」
「…………」
「どうした?」
俺が黙って見つめていると、エヴァが不思議そうに聞いてきた。
「いや、いい格好をしてるな。あと、下着みえてるぞ。」
「っ、見るな!」
エヴァは素肌にでかいYシャツのみで、前が開いていたんだ。眼福?
「まったく…………」
「もう晩飯できたぞ」
「なんだ、それ?」
「寿司だ。」
「寿司か! 食べてみたかったんだ! 早く食わせろ!」
「すごい喜びようだな。まあ、準備終わったしすぐだ。その前に妹に変わる」
「ああ、あのファンシーな部屋の持ち主か」
「ああ、ぬいぐるみだらけだったろ。チェンジ」
「ああ…………なっ、何それ…………」
エヴァ
いきなり姿が変わった。背丈は私と同じで髪も同じくらいだな。髪の色は白銀で瞳は真紅。ふん、かわいいじゃないか。
「ほら、挨拶しなさい」
どこからかシオンの声が聞こえてくる。
「……………………レン……………………(びくびく」
「私は、エヴァンジェリン.A.K.マクダウェルだ。」
「……………………(じーーー」
「なんだ? じーとみて」
「…………あなたに…………まちがわれて…………殺されそうに…………なった…………」
「うっ、すまん」
「…………べつにいい、おにぃさまがたすけてくれたから…………」
「そうか」
「じゃ、次は俺だな俺は創世。レンの永遠神剣だ」
「永遠神剣?」
「使用者に膨大な力を与える武器のことだ。高位の物には対象を不老にしかぎりなく不死にできる。ま、簡単にいって宝具の上位の物だな。全てに共通して身体能力を跳ね上げたりできる」
「すごいな。私も欲しいぞ」
「作ってやろうか?」
「作れるのか!」
そんな物を作れるのは並大抵の存在じゃない。
「ああ、作れる。今度作ってやるよ」
「やった。ところで、そこにいるかなり強いドラゴンみたいなのはなんだ?」
「ムーちゃん」
「ムーちゃんか、わかった。とりあえず気にしたら負けだということがな」
「まあ、ご飯食べな、せっかく作ったんだ」
「そうだな。お〜赤だしもあるのか♪」
「おいしそう」
「「いただきます」」
「はいどうぞ」
他の者達も食べ始めた。
「まずは、マグロだな」
「…………(こくこく」
「「旨い」」
「次は中トロ…………」
「だな、うむ。口の中でとろける」
「…………どんどんいく」
「ああ!」
一時間後すっかり食べきった。ああ、堪能した。
「片付けますね」
ウンディーネが水を操り食器を綺麗にして運んでゆく…………こいつら便利だな。ここの生活はかなり快適になりそうだ。
「さて、エヴァ魔法に使いそうな素材や道具と魔法書とかいろいろ買ってきたから見てね。レンは倉庫一個とその近くに研究施設作ってあげて」
「……………………(こくこく」
「レンも魔法ならいなさい」
「うん、がんばる」
こうして、闇の福音と創世の魔王が誕生した…………ここから月日は流れる。
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