ネギま!?の世界で憑依?
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番外編その2 リリカルな世界へ
前書き
こんかいは、なのはの世界へ出だしだけ。
2000年5月1日
■京都 左京区 近衛木乃香
うち近衛木乃香が、転生前の記憶を呼び戻したのが3才の誕生日の時やった。誕生日会の最中に熱出してぶっ倒れて大騒ぎやった。ほんまに頭割れるかと思うたわ。それが済むと、呪術の術式とか色んな創作物の呪文とか、昔の記憶とネギま!のストーリーが完璧に頭にインプットされておって、記憶の整合すらされとった。
しかし、よくよく見ていると原作と違うところが多いことに気づいたんや。父親は近衛詠春、母親は近衛木乃葉やけど、実家が山の中にあるお屋敷や無くて、左京区内にある道場付きの家やったんや。そんでお父はんの仕事が、関西呪術協会長やなくて、京都神鳴流の師範代やったんや。
師範は青山鶴子はんなのはテンプレなんやけど、神鳴流が退魔を生業にしてへんで、どうやらボディーガードを生業にしてるらしいんや。可笑しいなと調べてみたら、麻帆良どころか、魔法世界も無い事が判ったんや、無論大戦自体無かったし、マホネットなんて影も形もあらへん。
しかもや、ぬらりひょんは、既にぼけて京都市内の老人ホームに入っていたんや。この前お見舞いに行ったんやけど、『儂は魔法が使えるんじゃ!』とか言ってステッキを持って屋上から飛び降りようとしたとかで、ベットにベルトで縛り付けられておったわ。
こりゃ、アマテラス様が間違ごうたなと思って、自分だけ力有っても仕方のうから、暫く放っておいたんやけど、四才の誕生日間近にせっちゃんが現れたんや。
お母はんの話やと、一年前にせっちゃんのご両親が交通事故で亡くなって、せっちゃんは親戚の家に引き取られたんやけど、そやけどその親戚がせっちゃんの財産目当てで、早く死ぬようにと虐待して、危うく死ぬところを、児童相談所に保護されたんやて、余りの虐待に親戚は逮捕されて、せっちゃんのお父はんの親友やった、お父はんが引き取る事になったそうや。
うちは、せっちゃんの余りのオドオドぶりに驚いてしもうたけど、せっちゃんが居れば、他のみんなも居るかもしれへんと期待したんや。
最初はビクビクオドオドしていたせっちゃんやけど、段々慣れてきて、お父はん、お母はん本当の両親の様に懐いてくれたんや、うちもせっちゃんと大親友になったで、今では『このちゃん、せっちゃん』て言うとるで。
せっちゃんと言えば、人間と烏族のハーフやけど、この世界のせっちゃんは正真正銘の人間やった。此で原作が完全にすっ飛んだのが判ったんやけど、うちだけはそのまんま呪術も魔法も使えると言う超チート状態やけど、此じゃ、ゲームをLV99から始めるみたいで面白ろうないから、余りつかわへんかった。
五才になって弟が生まれて、うちが家を継ぐ必要が無くなったんで、鶴子はんに頼んで神鳴流をせっちゃんと習い始めたんや、それに正式にせっちゃんが、近衛家の養女として近衛刹那にのうて、うちらはほんまの姉妹になったんや。
それで記念にUSJにも行き飽きた言う事で、東京ネズミ島へ来たとき事件は起こったんや。
その日はこっちに居る最終日で、ネズミ海のレストランで食事とっていたんやけど、お父はんの携帯が鳴ってそれに出たお父はんの表情が一変したんや。
何でも、お父はんの学生時代のライバルで仕事上の知り合いが、テロに巻き込まれて意識不明の重体になったって事やった。
お父はんは直ぐにお見舞いに行きたい見たいやったけど、うちらの面倒を見ないといけへんから、躊躇してたんや、お母はんは京都でお留守番やった。そこで構わずうちらも病院で待ってるから行くという風に説得して病院へむかったんやけど、まさか其処で有る物語の主人公に出会うとは思わへんかったわ。
神奈川県の海鳴市って聞いて何処かで聞いた気がしやんやけど、病院名が海鳴大学病院って凄く嫌な予感がしたんやけど、それに遭遇したんや、栗毛ツインテールの魔王様に……。
「高町さん、自分は近衛詠春と申します。輸血に是非自分の血を、士郎の血液型と自分は同じですから」
「ありがとうございます。近衛さんの事は夫から良く聞いています」
お父はんと桃子はんが話している中で、恭也はん、美由希はん、なのははんが俯いていたんや。
暫くして士郎さんの様態が急変して危篤状態になったんや。病室に慌てて入る桃子さん達、採血前やったお父はんとうちとせっちゃんは、病室の外で悲痛な声を来たんや。
「お父さん死んじゃやー!!」
「父さん!」
「士郎さん!!」
「お父さん!!」
そのまんま、士郎はんはお亡くなりになったんや。士郎はんが亡くなるんは、リリカルなのはやのうて、とらいあんぐるハートやから、この世界はとらいあるんぐるハートだと思ったんやけど。先生と看護婦はんが家族だけにする為に出て行って、中から泣き叫ぶ家族の声を聞いた事で、士郎はんを助けることにしたんや。
士郎はんは棺桶に入れられて葬儀場へ送られたんや、うちは泣きじゃくる家族の事見たさかい。密かに隠密の札で葬儀場へ忍び込んで、霊視すると未だ士郎はんの魂が体に繋がっていたんや、其処でお母はんが原作で亡くなっていたので助ける為に作っておいた、反魂の護符を懐から出して士郎さんへ貼り付けたんや。
魂が安定して体に戻るのが判ったので、脳細胞とかが壊死しないように全回復の札で再生して一晩放っておいたんや。
お父はんが葬式に参加していたんで、式神をお父はんに憑かせて監視していたら、お坊さんの読響中に棺桶の蓋が勢いよく跳ね飛ばされて、死に装束姿の士郎はんが出て来たんや。
「俺はどうしたんだ?」
開口一発目の台詞がこれやった。
余りのことのお坊さんはひっくる返るわ、参列者は仰天するわで大変やった。
そんな中で最初に正気に戻ったのは桃子はんやった。
「士郎さん!」
恭也はんもお父はんも驚いて士郎はん近づいたんや。
「父さん!」
「高町!」
美由希はん、なのはちゃんもビックリしておった。
「おとうさん!」
「おとうさんー!」
その後が大変やった、葬儀場は大騒ぎで、中には気絶する人も出て救急車が何台も葬儀場へ集まって大事件になったんや。士郎さんも葬儀場から病院へ逆戻り。病院着いたら先生と看護婦はんも大騒ぎ、先生は『奇跡だ』って言うとった。
士郎はんの事は、東○ポに“奇跡の生還”って記事で載ったんやで。
その後、士郎はんは裏の仕事止めて、翠屋のマスターとして頑張っているそうや、なのははんも育児放棄されずに根暗にならんで済んだで、今はうちとはメール仲間や。
2004年3月18日
■神奈川県海鳴市
驚いたわ、ネギま!じゃないから小学校に行く前に魔帆良へ行くことがないと言う事で京都市内の小学校へせっちゃんと一緒に通っていたんやけど、小学3年の時にお父はんが鶴子はんから関東にある京都神鳴流の道場師範に命じられて一家そろって関東へ移住することになったんや。
最初聞いたときはネギま!のフラグかと思うたけど、道場の場所聞いて驚いたわ。神奈川県海鳴市へ移住なんて、アマテラス様はうちに何をさせたいんやと思ったで。
そんで、3月に入ると早速海鳴りへ来んやけど。道場の場所が翠屋と海鳴市営図書館の間という何これっていうロケーション、アマテラス様、これ絶対はやてのフラグ立てる気やろう?
引っ越しして早速翠屋へお父はん、お母はん、せっちゃんと共にお邪魔したんや。
翠屋に到着するとなのはちゃんが飛び出して迎えてくれたんや。
「木乃香ちゃん、刹那ちゃんお久しぶりなの」
相変わらず触手のようにツインテールが動くのが不思議や。
「なのはちゃん、お久しぶりやな」
「なのはさん、ご無沙汰しております」
んーせっちゃんは相変わらず堅いのー。
挨拶しながら翠屋へ入ると士郎はん、桃子はんが迎えてくれたんや。
「近衞、待ってたぞ」
「近衞さん、ようこそいらっしゃいました」
「高町、よろしくな」
「高町さん、よろしくお願いします」
翠屋でうちらの歓迎会が開かれたやけど、なぜか原作キャラが来ているわけで。
「アリサ・バニングスよ宜しく」
「月村すずかと言います。木乃香さん刹那さんよろしくお願い致します」
「木乃香ちゃん刹那ちゃん久しぶりだね美由希だよ」
「泳春さん、お久しぶりです。是非手合わせをお願いします」
ここでアリサ、すずかとも友達になったんや。
翠屋で歓迎会が済んでもうなのはちゃん達と連むようになりアリサやすずかの家にもいったんや。
せっちゃんと待ち探索している最中に八神家を発見したけど、素通りして人除けの結界とサーチャーが有るのを確認したんで、こっちも偵察用の式神送っておいたら数日後に猫姉妹の片割れも確認出来たんで、闇の書の存在を確認すべく最高クラスの偵察式神で確認したら確かに闇の書を確認したんで、それからコピー用護符を使こうて、闇の書のシステムをコピーしてたんや。
早速、身代わり式神を使こうて、能力でこしらえた異次元研究部屋で解析開始したんや。出来たらAS前にはやてから闇の書切り離しておこうという考えやから楽しみやで。
あれよあれよという間に新学期や、うちもせっちゃんもなのはちゃん達の通う私立聖祥大附属小学校へ入学や、せっちゃんの成績が危険やったけど、勉強スパルタで教えて何と合格させたんや。せっちゃんもう少し勉強せんとあかんで、たちまち落ち零れや。
転校して、なのはちゃん達と同じクラスへ編入されたんは、ほぼ間違えなくアマテラス様の干渉やね、普通なら転校生2人とも同じクラスなんてあり得へん。
学校は楽しいで、終わった後はせっちゃんと一緒に高町家で士郎はん恭也はん美由希はんと小太刀二刀御神流VS京都神鳴流の対戦してるんや。
そして遂に原作が始まる。
『助けて……』
魔法少女リリカル木乃香始まるよ!
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