問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
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第14話 いざ! 宣言ですよ?
前書き
かなり募集が来たのでそろそろ募集を締め切ります
募集締め切りは4月23日とします
あれから2日
黒ウサギはジンに謹慎処分を受けていた
自室で1人窓の外で降る雨を見つめ、レティシアの事等を考えていた
その時、コンコンと控えめなノックが響く
「はーい、鍵もかかってますし中には誰もいませんよー」
「入っていいという事かしら?」
「そうじゃないかな?」
外から聞こえた声は飛鳥と耀のものだった
その声に続いてガチャガチャとドアノブを回す音が聞こえる
「あら、本当に鍵がかかってるわね」
「どうしよ? こじ開ける?」
「いや、ここはピッキングで…」
ガチャガチャという音がカチャカチャという音に変わる
黒ウサギは観念したように立ち上がり
「はいはい、今開けますから! 御3人とももう少しソフトにというかオブラートにですね」
バキンッ!
「あ、壊れた」
「オブラァァァト!」
「「「五月蝿い」」」
3人の問題児にピシャリと言われて黙る
黒ウサギは取れたドアノブ片手にシクシクと泣いた
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年長組が作ったクッキーをお茶請けにしてお茶を飲み、4人は月のウサギについてやギフトゲームについて話をしていた
そんな中、耀と修也が立ち上がる
「黒ウサギ、飛鳥、ここでちょっとしたお知らせがある」
「あら、何かしら?」
「こんな時にお知らせとは、いったいどういうm「邪魔するぞ」
ドガァン!
十六夜がドアを蹴破ってはいる
「い、十六夜さん! 今まで何処に、って破壊せずには入れないのですか貴方達は!?」
「だってかぎ鍵かかってたし」
「あ、なるほど! じゃあ黒ウサギの持っているドアノブは一体何なんですこのお馬鹿様!!」
ドアノブを精一杯投げる黒ウサギ
十六夜はそれを脇に抱えていた大風呂敷で受け止めた
「こほん、では十六夜も来た事だしここで俺と耀から重大発表がある」
修也がわざとらしくせきをして言う
「お、なんだ?」
修也は隣にいる耀の肩を抱き寄せ
「俺と耀は付き合うことになった」
ハッキリと言った
「そ、それは本当でございますか!?」
黒ウサギがバンとテーブルを叩きながら立ち上がる
その声音はどこかうれしそうだ
「うん、私は修也が好き」
若干顔を赤く染めて言う耀
「そうか、結婚式には呼んでくれよ?」
笑いながら言う十六夜
修也は「なら祝い金は弾んでくれ」と返した
「良かったわね、春日部さん」
「ありがとう」
「よっしゃ、いいことついでに俺の戦利品も見てくれ」
そう言って十六夜はテーブルの上に大風呂敷を置く
「十六夜さん、これは?」
「「スイカ?」」
「スイカねぇ」
十六夜はヤハハと笑いながら大風呂敷を解く
そこにはペルセウスの旗印が描かれた2つの宝玉
ペルセウスへの挑戦権だった
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それから少し経ち、ノーネームの逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀、源修也、ジン=ラッセル、黒ウサギはペルセウスとのギフトゲームの会場に来ていた
ギフトゲーム名:FAIRYTALE in PERSEUS
・プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
源 修也
・"ノーネーム"ゲームマスター ジン=ラッセル
・"ペルセウス"ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターによる降伏
プレイヤー側のゲームマスターの失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細・ルール
・ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
・ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない
・プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない
・姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う・失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行する事ができる
・宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下"ノーネーム"はギフトゲームに参加します
"ペルセウス"印
契約書類を読み内容を理解した6人は聳ええ立つ宮殿の門へ足を運ぶ
「なるほど、姿を見られれば失格か…つまり、あのゲス野郎を暗殺しろって意味か」
十六夜が子供の様な笑みを浮かべて言う
十六夜の言葉にジンが応える
「それならルイオスも伝説に倣い睡眠中だという事になります。ですが…流石にそこまで甘くは無いと思います」
「Yes.そのルイオスは最奥で待ち構えているはず。それにまずは宮殿の攻略が先でございます。伝説のペルセウスと違い、黒ウサギ達はハデスのギフトを持っておりません、不可視のギフトを持たない黒ウサギ達にはかなり綿密な作戦が必要でございます」
黒ウサギが人差し指を立てて説明する
しかし
「不可視のギフトなら持ってるぞ」
修也がとんでもない発言をする
「ほ、本当でございますか!」
黒ウサギが修也にせまる
「本当に、見るか?」
コクコクとうなずく黒ウサギ
「召喚、紅の闇」
修也の右手に現れたのは錆びた赤い剣だ
「えーと…これが不可視のギフトでございますか?」
たしかに、錆びた剣でどうやったら不可視になれのか想像も付かない
それどころか使い方すら分からない
「どうやって使うんですか?」
ジンが聞く
「ああ、これを自分の体に奥まで突き刺すと不可視になれる。やるか?」
「遠慮させていただきます!」
ジンがブンブンと首をふる
修也がほかを見渡すと全員が一歩下がった
錆びた剣で刺されたくないのは誰でも一緒だと言うことだろう
「修也君のソレは却下と言うことで…この見つかった者はゲームマスターへの挑戦資格を失うって事は今回のギフトゲームは大きく分けて三つの役割分担が必要になるわね」
1つ目はジンと一緒にゲームマスターを倒す役割
2つ目は索敵、見えない敵を感知して撃退する役割
3つ目は失格覚悟で囮と露払いをする役割
「春日部は五感全てが良いから
不可視の敵は任せるぜ」
「うん、わかった」
十六夜の提案に黒ウサギが続く
「黒ウサギは審判としてしかゲームに参加する事が出来ません
ですから、ルイオスさんを倒す役割は十六夜さんにお願いします」
「ああ、任せろ」
「じゃあ私は囮と露払い役かしら?」
「ま、そうなるな、悪いなお嬢様」
「…別にいいわ、今回は譲ってあげる。修也君は?」
「ん、俺は「私と一緒に来て」と言うことです」
修也は耀と一緒に索敵、見えない敵を感知して撃退する役割になった
「じゃあ、行くぜヴォルザ」
《スタンバイレディ セットアップ》
キイン
一瞬、修也が光に包まれ
ソレがはれると両腕を手から肘にかけて装甲が付き、その服装までもが変わった修也がいた
おおーと一同は声を上げる
一度見たことのある耀たちでもどうやっているのか分からない
そんなことをよそに修也はまた新たに棒手裏剣を召喚した
それの切っ先で十六夜、ジン、飛鳥、耀の順番で体のどこかを薄く切りつける
「痛っ。いきなり何をするの!?」
飛鳥が怒ったように言う
「何って、ただの加護を付与しただけだけど?」
「加護……?」
ジンが首をかしげる
そんな中、黒ウサギは切られた全員を見て驚いたように言う
「これは…! 確かにかごが与えられてます。それも呪いの類から身を守るほどの」
「それって…!」
ジンも驚いた声を上げる
「これの持続可能時間はせいぜい6時間が限界だ。保険程度に思っておいてくれ」
その時、 十六夜が宮殿の門に近付く
その行動に何かしら不安を感じる黒ウサギ
「あのー、十六夜さん?一体何をするおつもりで?」
「何ってただ扉を開けるだけだが?」
これまで以上に不適な笑みを見せる十六夜
嫌な汗が止まらない黒ウサギ
「あの…十六夜さん…出来れば具体的にどう開けるのですか?」
ダラダラと冷や汗をかく黒ウサギ
「そんなもん──こうやって開けるに決まってんだろ!!」
ドゴォォォオオオン!!
轟音と共に、聳え立ていた白亜の門は宮殿内へと宙を舞った
その侵入方法に黒ウサギやジンは目を丸くし立ち尽くす
そんな黒ウサギらを傍目に十六夜はヤハハと笑って言う
「さぁ───ギフトゲーム開始だ!!」
後書き
募集中のもの
主人公の武器
・名前
・外見
・種類
・能力(無しでもいい)
・神格の有無(有の場合はどの神話のどの神かを必ず明記)
・裏設定(無しでもいい)
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