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革命を知らない愚か者

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第五章

「惑わされないでね」
「倒そうとしているけれど」
「そして倒されるけれど」
 そうなるがというのだ。
「無能で政府も軍隊もどんどん弱体化させてるし」
「人材もどんどんクビにして余所に行ってるし」
「これは潰れるわ」
「本当に私利私欲貪るしかないし」
「それで革命とか言う馬鹿はね」
「死ぬわね」
「絶対にね」
 それこそというのだ。
「これ以上はなく悲惨な」
「そうならない筈がないわ」 
 そして展開が進み。
 そうしてだ、その愚かなキャラはどうなったかというと。
「いや、独裁者に騙されてね」
「身ぐるみ剥がされてよね」
「そう、奥さんも子供も独裁者の奴隷にされて」
 亜美は静に家で話した。
「それでも気付かないで」
「戦場に出て」
「何もわかない様な馬鹿だからね」
「戦争も無能で」
「主人公達にあっさりよ」 
 そうした感じでというのだ。
「負けたのよ」
「そうなったの」
「それでね」 
 そのうえでというのだ。
「逃げようとしたら後ろから味方によ」
「撃たれて死んだのね」
「その時泣いて命乞いしたけれど」
 それでもというのだ。
「聞き入れられなくてゆっくりとね」
「嬲り殺しにされて」
「終わりだったわ」 
 そうだったというのだ。
「いや本当にね」
「無残な最期だったのね」
「ええ、けれどね」  
 それでもというのだ。
「ネットで死んでざま見ろってね」
「言われてるのね」
「何しろ馬鹿過ぎて」 
 それでというのだ。
「馬鹿なことばかりして言って」
「ヘイト集めてたのね」
「頭も悪いなら性格も悪い」 
 その両方がというのだ。
「奥さん娘さん召し上げられても信じている」
「そこまでの馬鹿でなのね」
「相手を徹底的に馬鹿にしてそれでいて完全な無能で」
「ヘイト集めていて」
「だからね」
「そうして死んでもなの」
「作中でも誰も悲しんでなくて」
 そうであってというのだ。 
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