星河の覇皇
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第八十七部第三章 港の整備その五十三
「考えることだ、そしてだ」
「対策、対処を考えていく」
「梅毒についてもな」
これもというのだ。
「同じだ、政府としてな」
「今からですね」
「対策を立ててな」
「拡大を防ぎますね」
「そうする、しかしこれ位は気を付けるものと言ってもだ」
その性病の話についてこうも言った。
「これがだ」
「容易にはですね」
「いかない、絶対に性病になりたくないならな」
「そうした行為をしないことですね」
「一切な、だがだ」
「それはそうそう出来ないですね」
「そうだ、だから性病はどうしても存在し」
そしてというのだ。
「人口増加策を執るとな」
「懸念されますね」
「そうなる、そして今話している様に」
「実際にですね」
「問題となる」
「その拡大が」
「そうだ、だがペニシリンはある」
梅毒のそれがというのだ。
「それでだ」
「完治出来ますね」
「それをする、尚私は梅毒に感染したことはない」
ギルフォードは自分のことも話した。
「これまでな」
「そうなのですか」
「他の性病もな」
「そうですか」
「そこは気をつけているからな」
それでというのだ。
「これまでな」
「それは私もです」
カミュは微笑んでギルフォードに応えた。
「よく女性問題で言われ事実です」
「女性は好きだな」
「かなり」
ギルフォードに微笑んだまま答えた。
「そうですが」
「それでもだな」
「相手は選んでいて」
そしてというのだ。
「そちらのこともです」
「気をつけているか」
「一時の快楽にかまけて厄介な事態になるなぞ」
この場合は性病に感染することである。
「嫌なので」
「だからだな」
「ですから最初からです」
まさにというのだ。
「気をつけています」
「流石だな。遊んでも溺れずか」
「そしてリスクもです」
これもというのだ。
「考えて」
「そうしてだな」
「楽しんでいます」
「そこで迂闊にも感染するなら二流か」
「はい、特に今はです」
「避け方は多くあるな」
「そうですし。そしてです」
カミュはギルフォードに笑ってこうも話した。
「決して誰にも恨まれない」
「女性で遊んでもだな」
「私は同性愛には興味はありませんが」
「それでもだな」
「そちらでも同じかと」
異性が相手でも同性がそうでもというのだ。
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