異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
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第四話 やはりアニメではレティシアの槍は散弾になって欲しかった
前書き
証の性格が全然分からんな。自分で書いているのに。
まだほとんど読まれてませんがオリキャラ募集したいと思います! 感想欄に適当に書いてくれれば後はもう原形をとどめぬ程に。冗談です。すいません。が、オリキャラは募集したいと思います。 脇役になりますが。
本文で大事な場面を抜かしていますが面倒なのではなくて、もっとモチベーションがあるときに詳しく書きます。
黒ウサギのコミュニティが危機に瀕しているのを助けるということを十六夜とともに約束し、いざ箱庭に入ってみると、
「ど、どうしてこの短時間で"フォレス・ガロ"のトップと接触して喧嘩を売る状況になったのですか!?」
「それも日取りは明日!?」
「準備している時間も暇もありません!」
「一体どういう心算があってやったのですか!」
「聞いてるのですか三人とも!」
「「「ムシャクシャしてやった。今は反省している」」」
「だまらっしゃい!!」
ハリセンで三人の頭を叩く黒ウサギ。その様子笑いながら見ていた証と十六夜は三人に対してフォローをする。
「まあいいじゃないか黒ウサギ。こいつらも見境無く相手を選んだわけじゃないんだし」
「それに彼女たちがギフトゲームに参加するいい機会なんだし」
「そ、そうは言いますけどこのギフトゲームで得られるのは只の自己満足だけなんですよ? 見てくださいこの内容を」
「確かに、時間をかければ確実に立証することのできる罪をすぐに立証するっていうんだからな」
「しかしこちらのチップは『罪を黙認する』? これってこれからもずっとってことか? 割と条件悪くね? いっその事全財産を吹っかけりゃよかったのに」
「む」
飛鳥が不機嫌そうに証を見る。図星だったのだろう。
「それは兎も角、私はあのような外道が私の視界に入っているのが不快なの。あの外道然るべき制裁を受けるべきよ」
「僕もそう思う。ガルドはここで逃しちゃいけない」
人の言葉を受けて黒ウサギは溜息を付いた。
「まあ、もういいです。"フォレス・ガロ"程度なら十六夜さんか証さんがいれば楽勝でしょう」
すると十六夜が怪訝な顔をして、証が不思議そうな顔をした。
「何いってんだ? 俺は参加しねえぞ?」
「え? 参加していいのか? 無理だろ」
「当たり前よあなた達なんて参加させないわ」
「だ、ダメですよ同じコミュニティの同士、仲良くしなくてはいけません」
「そういうこと言ってんじゃないんだろ」
「ああ、この喧嘩はこいつらが売ったものだ。なのに俺達が参加したら無粋ってもんだろ?」
「あら、わかってるじゃない」
「はあ、もう好きにしてください」
黒ウサギはウサ耳を萎れさせながら項垂れた。
▽
証たちはギフト鑑定をしてもらうために"サウザンドアイズ"に向かった。道中、四人は興味深そうに街並みを眺めていた。
日が暮れて月と街灯ランプに照らされている並木道を、飛鳥は不思議そうに眺めて呟く。
「桜の木………ではないわよね? 花弁の形が違うし、何より真夏になっても咲き続けいるはずがないもの」
「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合の入った桜が残っててもおかしくないだろ」
「……? 今は秋だったと思うけど?」
「冬じゃないか? ………俺の意見は参考にならないな」
証は兎も角、三人は話が噛み合わないことに首を傾げる。黒ウサギは笑いながら説明した。
「皆さんはそれぞれ違う世界から召喚されているのデス。元いた時間軸以外にも歴史や文化、生態系などところどころ違う場所があるはずデスヨ」
「へえ? パラレルワールドってやつか?」
「近しいですね。正しくは立体交差並行世界論というものなのですけれど……今からこれの説明を始めますと一日二日では終わらないのでまたの機会ということで」
曖昧に濁して振り返る。どうやら店についたらしい。日が暮れて看板を下ろす女性店員に黒ウサギは滑り込みでストップを、
「まっ」
「待ったは無しです。お客様、時間外営業はやっておりません」
止められなかった。流石は超大手の商業コミュニティ。押し入り客への対応にも全く隙がない。
後書き
中途半端かもしれませんがここからもう白夜叉のギフトゲームに飛びます。
上ではあんな風に書いていますが、証が協力する理由などは話の途中に差し込む予定なので書かないだけです。すまそ。
感想を頂けたら幸いです。
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