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第80話「迫りくる脅威」
前書き
ネオ・代表O5−1です。第80話「迫りくる脅威」となります。
今話は色々考えた結果、原作「テレサよ、デスラーの為に泣け!」の後半と、同「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」の話はオミットしております。
どうぞ、ご覧ください。
地球にガトランティスという脅威がやってくる。
備えあれば憂いなし。これは私の好きな言葉だが、最近憂鬱気味だ。
いやだって、ねぇ?
〈ヤマト〉がテレザート星を解放した…のは憂鬱に含まれない。問題は別だ。
地球に何万年も掛けて向かってきている、木星規模の大きさを持つ未知のクエーサーが突如として消えたのだ。
それだけならっで片付けるのは、なんと可笑しいことだろう。
そう。クエーサー…以降は白色彗星としよう。情報によると、白色彗星内に火星とほぼ同じ大きさを誇る惑星があったという。
その他に多数のガトランティス戦艦群の姿があり、その中には第八浮遊大陸作戦より登場しているカラクルム級がうじゃうじゃといたそう。
観測されたデータによると、最新鋭艦であるカラクルム級を筆頭とした戦闘艦が一千万隻を超す。
…桁がおかしい。
間違っているのではと、我がブリリアンスの大使が問い合わせをしたようだ。私に代わって、だ。感謝する。
結果、その情報は何も間違っていないとの事だ。…絶句。
気持ちを落ち着かせて…数ある戦艦群の中にはミサイル戦艦の姿がチラホラあり、そのミサイル戦艦群の中には反物質エネルギーを転用した大型ミサイルが艦首に装備していたとのこと。報告であったあのミサイルか。確か名が、《破滅ミサイル》…だったか?
報告によるとテレザート星で使用された、破滅ミサイルは凄まじい破壊力を持っていたようだ。
そんな理不尽な存在であるガトランティスに対抗する為、今日も多数の戦闘艦を建造している。24時間フル稼働状態。
一応、地球の《時間断層》も使わせて貰ってはいる。時間断層の所有権&管理は地球側である為、メインに使えるのは当然―――地球だ。
そんな地球は今日も、波動砲艦を盛々と建造している真っ最中である。
建造面から話は変わって、地球の守りを心配した私は増援として艦隊をいっっっぱい派遣した。艦隊は既に地球に到着し、地球の衛星軌道上にて警戒しつつ待機の最中。
地球と共に、哨戒することもある。哨戒部隊、パトロール部隊とも呼ばれる。編成内容はFG300型偵察フリゲートⅡ型1隻とFG300型多機能フリゲートⅡ型2隻で編成、現在も多数の哨戒部隊が太陽系哨戒の任務に就いている。
哨戒の他にも、だ。
各惑星には地球防衛軍と共同で守備艦隊を組み、地球を含む各惑星を守備。冥王星が最前線となっている。
さて、そろそろだな。
”準備”を、しておかなくては…。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
一方その頃、
「索敵中のパトロール艦より入電。艦影を探知!友軍では無い!」
「冥王星守備艦隊、全艦戦闘配置!」
冥王星守備艦隊は戦闘配置に就き、ガトランティス艦隊の襲来に備えていた…。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
同時刻〈ヤマト艦橋SIDE〉
土方「祈りは託された。我々はガトランティスを阻止せねばならない。この宇宙に生きる全ての命の為に。…進路反転、両舷全速!ヤマト、地球に向けて発進!!」
同時刻〈ガトランティス玉座の間〉
ズオーダー「地球侵攻は予定通りに行う」
サーベラー「帝星ガトランティス、前進!」
同時刻〈???SIDE〉
???「…大いなる和」
後書き
さてさていかがだったでしょうか。至らないところもあるかと思いますが、温かい目で観ていただけると嬉しいです。ご意見、ご感想お待ちしております。次回もお楽しみに!
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