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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー

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7-2

 その後、二人がバイトも休みの土曜日には、近くの街をぶらぶらと散策したりして、晩御飯を伊織さんのとこで作って、そのまま私は泊まることにして、翌日はバイト先まで直行するといった感じだった。

 私は、ライムグリーンのボーダー柄で上下モコモコのタオル地のトレーナー短パンのルームウェアを持って行っていて、寝る時もそのまんまだったのだが、伊織利さんはその上から私の乳房を包むようにしてくるだけで、我慢しているのか、それ以上のことはしてこなかったのだ。そして、大学も冬休みになった時

「なぁ 実家には帰らへんの?」

「ああ 晦日までバイトに入るし、明けも2日からやしなー」

「ふ~ん マオも じゃー 3日からやから 帰らんとこー 一緒に居たいもん 一緒に元旦迎えようよ」

「そうか じゃー 二人で二荒山にでも行こうかー?」

「わぁーぁい じゃぁー 日の出の時間にね!」

「うっ 俺は 除夜の鐘の時って思ったんだけどー」

「そうかぁー この辺 神社無いもんねぇー 両方って訳にいかんもんなぁー」

「欲張り」

 31日はバイトを定時で終えて、そのまま伊織利さんの部屋に行くと、もう彼は帰って居て

「今日は9時で営業終了で、掃除を終えて帰ってきたんだよ それと、かき揚げもらってきた」

「そう よかったー お蕎麦は買ったんだけど 天ぷらは迷って 要らないかぁーって思ったから」

「それは良いんだけどさー キャリーバッグ下げてきたんか?」

「そーだよ しばらく お世話になるもん 着替えとか」

「しばらく?」

「そう 1週間ぐらい」

「1週間? ・・・」

「なんやのーぉ 嫌そうやなー」

「そんなことないよー でもなー マオと一緒にだと 俺が我慢してる気持ち わかるかぁ?」

「うん ・・・やっぱり そうなんかー カイの眼の前にお肉を置いて、ずーっとお預けしてるようなもんやものなー でも おばさんともお母さんとも約束したしなぁー 今以上のこと出来ない ごめんネ」

「俺は犬かぁー でも しょうがないよ 抱いて一緒に寝てるだけでも ヨシ!と思ってる」

「ごめん・・・でも マオはイオに大切にされて、愛されてるんだと 感謝してるんだよ」

「じゃあ 風呂ぐらいは一緒に入ろうか?」

「アホ! それが一番 恥ずかしい・・・ あのね マオはね 肌がキラキラした鱗の大蛇なんやー どうする?」

「ふふっ ちゃんと 抱き締めれば 糸姫様に変わるんやろぅ?」

「それは イオの愛情次第だよ」

「試して みろよ」

「・・・」

 その後、二人で年越しそばを食べていて、0時になったんだけど、ここには除夜の鐘の音も聞こえてこなかった。私は、実家のことを想い出していて、あそこなら近くに2つのお寺があって、聞こえてきていたのだ。その時に、カイが遠吠えするものだから、私は側に居てあげていたのだ。今年は、姉ちゃんもお父さんも、ちゃんと家に居るのだろうかとか お母さんが一人っきりってこと無いんだろうかとか考えていた。お母さん ごめんね 我儘言って・・・ でも マオは伊織利さんと幸せな年越しだよ・・・。

「風呂 入るよ」と、突然 洗い物をしている私の背中に声を掛けてきた。私は ビクッとして どうするの?って 自分に聞いていた。あの人 いつも 言葉 足らないんだからー 入るよ じゃぁ無くて 一緒に入ろうよ! とか言ってくれたんなら、決心出来たのに・・・

 だけど、糸姫様に導かれるように 伊良夫さんのとこにいくね と、私は、服を脱いで、浴室のドァを開けていた。伊織利さんは身体を洗っている途中で、別に私の方を見るでもなく、当たり前のようにしていた。

「あっ マオ 背中洗ってあげる」と、その場を取り繕って、彼のシャボンタオルを奪っていた。石鹸を洗い流している時、彼のものがはっきりと眼に入ってきて、この時、私は 初めて これが・・・と 認識してしまったのだ。

 先に、伊織利さんが湯舟に浸かって「おいでよ」と、言ってくれるのだけど、私は・・・またがるのぉー とか 背中合わせ?  と迷っていると、私の背中から抱くようにして、自分の前で抱えるようにしていた。そして、私の乳房が彼の手で包まれていて

「ねぇ お尻に あたる・・・イオの・・」

「股の間に入るようにすればー マオは脚を広げるんだよ」

「えー そんなの 恥ずかしい」 彼は、構わずに私の手をとって あれを触らせるようにして、私の股の間で挟むようにしてきた。私は、その時、彼のものをあの部分に感じていたのだ。

「こんなー 恥ずかしぃぃー・・・」と、言う私を振り向かせて、唇を奪ってきていたのだ。その間にも、私の胸をさすったり乳首をつまんだりしてきていて、そして、彼が唇が耳たぶから首筋に移ってきた時、私はたまらず喘ぎ声が出てしまっていた。今まで経験したことの無いような甘美な感覚。

「マオ 色が白くてきれいだよ」と、ささやかれて、すると、あの部分から湿ってきていると感じていて、自然と自分の中心も疼いてきていたのだ。彼は、私の手を取って自分のものを触らせようとしてきているのだ。私は、されるままにしていたのだけど・・・彼の手が私の太腿に降りてきた時

「だめぇー もう ダメ! こんなこと・・・ もう ゆるしてー ウチ おかしぃーなる」と、私は、彼の手を遮っていた。

 私は、頭を洗うからと、彼は先に出て行ったのだけど、その後、しばらく私は身体の自由が利かなくて動けなかったのだ。だけど、股の愛液を洗い流しながら 「だめだ こんなじゃぁ 最後まで許してしまう しっかりしよう お母さんに申し訳ないものー」と、気を引き締め直していたのだ。そして、お風呂上りには、彼を刺激しないようにと、カップ付きのインナーにシンプルなショーツを着けて、ルームウェアに着替えて出ていた。その夜も彼はいつものように私の胸を包むようにして寝ただけなのだったのだけど・・・
 
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