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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー

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4-7

 連休が明けて、私もアルバイトをすること決めて、ドラッグストアにしていた。自転車を買って、10分程の所。日曜日は一日中で、平日は6時から10時まで。だから、伊織利さんのとこにご飯を作りに行くのも、バイトが休みの水曜日か土曜日のどちらかにしていた。彼も居酒屋さんのバイトをしているので、お休みが一緒になった時だけなのだ。それに、月に一度は土日に峰ちゃんクラブもあったのだ。日給\1000で。だけど、時々お弁当を持って行くから、学校の庭園とかで昼休みデートはしていたのだけれど。

 あれ以来、彼の部屋に行くと、抱き締められてキスはするけど・・・それと、服の上からなんだけど、私の胸を手で包んでくる・・・私は、最初は拒んでいたけど、そのうち、任せていて、それぐらいは仕方ないかと思うようになっていた。
 
 庭園でふたり並んで座ってサンドイッチを食べ終わったとこに

「よおっ ウチのアイドルを独占したら アカンやんけー」 

「おー 桐山 ・・・ 何が アイドルやねん 歓迎会の時 お前等のクラブは 置き去りにしたんやろがー」

「あん時は リーダーが酔っぱらって うるさいから 見守り役としてーな!  でも 真織も 付いてきてるって思ってたんやけどー 気がついたら居らへんかってん」

「そしたらー 何で 探しにいかへんネン! あの時 道端で泣いとったんやでー」

「うそ よっ 泣いてなんか おらへん」と、私は下を向いたまま、でも、あの時の必死だったことを想い出していた。

「あぁー でも ウワサでは 青春ドラマがあったってぇー そやから、俺等はふたりのキューピットみたいなもんやんか」

「アホッ」

「伊織利さん 桐山さんを知ってるの?」

「ああ 同じクラス 大阪出身やからな 松原やったっけぇ?」

「そーやぁ すごい高校でな 女なんてスカート短いし、パンツも色んなのでな 見えても平気なんやー スパッツっていうの? あんなん穿いている奴おらへんし もろ見えやー ち〇〇も平気で触ってきよるしなー 処女率30%といわれとったんやー でも童貞率70%なんや おかしいやろぅ?」

「あのなー いちおう 女の子の前で・・・そんな話するなよー  汚れ知らずで純粋なんやからー」

「あぁー ごめん ごめん あのな リーダーにしのぶを 相手することが多いやろー あのふたりは、こういう話は平気で乗って来るんやー」

「真織ちゃん こんな奴等でも 我慢できるか?」

「うん みんな 明るくて 良い人だよ」

「ほらっ 見ろー ふっ 真織ちゃんだってかぁー 俺等はみんな真織って呼び捨てだぞ」

「ああ わかったよ お前なぁー 真織を悪の世界に引きずり込むなよ!」

「へっ 真織ちゃんの面倒を見させてくれるんならな」

「バカ そーいう意味ちゃう! 見守っていてくれよ!  俺の5年越しの恋人なんやからー」

「ふ~ん その話 今度 ゆっくり聞きたいなぁー なんせ 突然 ふたりで構内歩いているんやものなー 新入生にすんごい 可愛い娘が入ってきたって みんなでウワサしてたのによー みんな 唖然だぜー」

 私は、伊織利さんがはっきり恋人と言ってくれたのが嬉しかったのだ。このまま私を伊織利さんのものにしてぇーと思っていた。彼に抱き締められて唇を合わせて、舌も絡ませている時には、頭がジーンとしてきて、腰から砕けそうになるのだ。胸を包まれている時も、もっと強く握ってとか、やさしく撫でまわしてーとか思う時もある。そして、股間の彼のものが大きくなってくるのを押し付けられて変な感じになる時もあるのだ。私は女子高だったので、性教育はしっかりと教え込まれていたのだけど、男の人のものはお父さんのも小さいころのおぼろげな認識しかなくって、実物は見たことが無い。だから、伊織利さんのものに興味が無いかというと、そんなことは無かった。触ってみたいと思うことさえある。そんなことを考えている私はエッチな女の子なのかしら・・・。桐山さんが言っていたようにあそこを平気で触るって女の子も居るのだから・・・普通よねっと 自己弁護をしていたのだ。こんなことを考えているなんて、退かれてしまうだろから・・・伊織利さんには知られてはいけない。汚れ知らずで純粋な女の子で居なくてはいけないのだ。

 
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