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夢幻水滸伝

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第三百四十一話 三州を掌握しその三

「しかしな」
「トウェインさんは主力を率いてですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「アーカンソーを攻めるわ」
「そしてルイジアナをですね」
「攻めるわ、そやからな」
 そうする考えだからだというのだ。
「水軍はな」
「私ですか」
「頼めるか」
「はい」
 エリカは確かな声で答えた。
「やらせてもらいます」
「そういうことでな、それでな」
 トウェインはさらに話していった。
「主力はわいとミニーちゃんでいこか」
「二人で六十万の軍を率いてですか」
「攻めるんや、わいは正攻法で攻めて」
 トウェインはミニーに戦い方も話した。
「ミニーちゃんは攪乱とかもな」
「担当しますね」
「ああ、その神具とかを使ってな」
 そうしてというのだ。
「ええか」
「はい」
 ミニーもまた確かな声で答えた。
「やらせてもらいます」
「そういうことでな、それでニューメキシコはアリゾナから十万、コロラドから十万合わせて二十万で攻めたいが」
「アリゾナはおいらですね」
 ホイットマンが自分から言ってきた。
「そうですね」
「ああ、頼めるか」
「ほなやらせてもらいます」
「十万の兵でニューメキシコの西部をや」
「攻めますね」
「そうしてもらうで」
「わかりました」
「そしてコロラドからもや」 
 こちらからもというのだ。
「攻めてもらうけどな」
「そちらにもですね」
「星のモンを司令官に置くわ」
 そうして攻めるというのだ。
「そっちもな」
「そうしますね」
「そしてな」
 ホイットマンにさらに話した。
「そっちも十万や」
「コロラドから攻めるのも」
「そっちはミッチェルに頼みたいわ」
「あたくしですか」
「ああ、自分のやり方でな」 
 それで以てというのだ。
「やってくれるか」
「あたくしはニューメキシコ州の東ですね」
「そっちをコロラドからな」
「十万の兵を率いて攻める」
「そうしてくれるか」
 彼のやり方でというのだ。
「ええやろか」
「はい」
 ミッチェルもそれならと答えた。
「ほなそういうことで」
「頼むな」
「それでやります」
「そしてカンザスからな」 
 今度はこの州の名前を出した。
「オクラホマをや」
「攻めますか」
「そっちは十五万や」
 それだけというのだ。 
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