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夢幻水滸伝

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第三百三十五話 ソルトレークシチー攻防戦その八

「他の部分も利用する」
「そうすることですね」
「そうやな、この世界のアメリカの星のモンは捕鯨反対派おらんしな」
「そうですね」
「アメリカは捕鯨反対をはじめた国やが」
 それでもというのだ。
「あまりな」
「そうしたことは、ですね」
「賛成出来んわ」
「あの、鯨は人の次に頭がええから食べたらあかんと言えば」 
 ヘミングウェーはどうにもという顔で話した。
「そうやとです」
「牛や豚がそうやと食わんか」
「それは考えられへんですね」
「そや」 
 まさにというのだ。
「何かそうした論理はな」
「おかしいですね」
「そや、それで鯨もな」
「捕鯨もして」
「何でも利用する、鯨油も使うしな」
 こちらもというのだ。
「何だかんだで」
「石油を用いていても」
「それでもな」
「鯨油もですね」
「そうするさかいな」
 だからだというのだ。
「その意味でも捕鯨するで」
「ほな」
 ヘイミングウェーはそれならと応えた。
「そちらもしていきましょう」
「ああ、途中海の獣やモンスターを倒したら」
 捕鯨の最中にというのだ、この世界では捕鯨船は鯨だけでなくこうした者達と戦いまた獲物にしているのだ。
「そちらもや」
「利用していきますね」
「その全てをな」
「肉も骨も皮も」
「ああ、それで仲間になるんやったら」
 その場合はというと。
「しっかりとな」
「仲間にしますね」
「水軍の充実にもなるしな」
 海の獣やモンスター達を仲間にすればというのだ。
「そうなるさかいな」
「それで、ですね」
「捕鯨はな」
「行いますね」
「そうするで」
 今は牛肉、バーベキューのそれを食べつつ話した。
「ええな」
「そういうことで」
「それで陸地ですけど」
 そちらのことはミッチェルが話した。
「鉄道を敷いてですね」
「大陸横断鉄道はあるしな」
 既にこの鉄道はというのだ。
「それを勢力圏の間で活用するし大規模な農業もや」
「行っていきますね」
「アイオワとかでな」
「プレーリーにおいて」
「右も玉蜀黍も大豆もな」
「大規模に作って」
「牧場もやってな」 
 牧畜も行ってというのだ。
「大いにな」
「第一次産業もですね」
「やってくで」
「ほな」
「ただ自然はな」
 こちらのことも話すのだった。 
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