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スーパー戦隊超決戦

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第一話 全てのはじまりその七

 ゴセイジャーの面々と国際警察機構の彼等はそれぞれ席に着いてコーヒーに昼食を楽しんだ、怪盗達は仕事をしつつだった。  
 お互いのことを話した、それが一段落すると夜野は頷きつつ言った。
「道理でギャングラーとは違った筈だ」
「そうだよな」
 朝加もそれはと応えた。
「何か違うと思っていたら」
「そういうことだったか」
「ああ、まさかそうした連中だったなんてな」
「いや、まさかね」
 アラタは首を傾げさせつつ言った。
「あいつ等が蘇っているなんて」
「皆死んだ筈でしょ」
 モネもどうしてという顔で言う。
「何で生きているのかしら」
「そこ謎だよね」
「そうよね」
「その辺りは今後わかることになるかと」
 コグレがこう言ってきた、司会役は彼と高尾だった。
「ですから今ここでお話しても」
「意味ないかな」
「そうだと思います」
 こう言うのだった。
「ですから」
「それじゃあね」
「はい、他のことをお話しましょう」
「そうしよう、しかし怪盗と警察って」
 アラタは彼等に顔を向けて話した。
「噂が聞いていたけれど」
「正反対の組み合わせだな」
「そうだよね」
 宵町に応えて言った。
「本当に」
「俺もそう思うがな」
「それで今はだね」
「一緒に戦っている」
 そうしているというのだ。
「何かとあってもな」
「人間としては好きだ」
 朝加はややむっとした顔になって言った。
「だがな」
「ものを盗むことはよくないな」
「そうだ、だからそのことは許せない」
 こうアグリに答えた。
「断じてな」
「今は何も盗んでないわよ」
「やることは全部やったからな」
 早見だけでなく夜野もそれはと言った。
「それに無罪になっただろ」
「今の私達はこうしてお店で働いているし」
「戦うこともあるがな」
「だからいいが二度とするんじゃない」
 朝加は二人に生真面目な声で告げた。
「いいな」
「だからする理由なくなったんだよ」
 夜野はこう返した。
「俺達も」
「だからね」
「もう盗みはしていない」
「というかギャングラーがああなってから」
「全くしていないがな」
「それはわかっている」
 朝加にしてもだ。
「だからいいが二度とな」
「しないさ、俺達が盗むものは決まっていたしな」
 夜野は朝加に毅然として答えた。
「そして目的が達成されたからな」
「盗まないか」
「怪盗といっても戦隊としてだけさ」
 あくまでというのだ。
「もう二度としないさ」
「なら頼むな、俺も君達を逮捕したくはない」
 朝加は夜野達を観て腕を組んで言った。 
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