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夢幻水滸伝

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第三百三十二話 優勢なままでいる為にその一

                第三百三十二話  優勢なままでいる為に
 ホイットマン達の軍の動きはトウェインも陸それに空からの偵察によって知った、それで彼は将帥達に言った。
「ほなこっちもや」
「動きますね」
「そうしますね」
「この度は」
「そうするわ、まずはや」
 将帥達に陣地のテントの中で話した。
「わいはこのままや」
「はい、フェニックスに向かい」
「そのうえで、ですね」
「街を攻略しますね」
「その前にラスベガスからフェニックスに来る敵軍を叩く」
 そうするというのだ。
「わいが十万の兵を率いてな」
「四十万の中からですか」
「十万の兵を割いてですか」
「そうしてですか」
「それで敵の援軍を絶って」
 そうしてというのだ。
「ラスベガスへの道も確保してな」
「そうしてですか」
「そのうえでフェニックス攻略ですか」
「それにあたりますか」
「そうしてくることは読んでたわ」
 トウェインは真剣な顔で答えた。
「敵軍の動きの一つとしてな」
「だからですね」
「この度はですね」
「その様に動きますね」
「我々は」
「そしてや」 
 トウェインはさらに話した。
「エリカちゃんはオニールの援軍に行ってもらう」
「そうしてもらいますか」
「スタインベック様が向かわれるので」
「だからですね」
「そうしてもらう、五万の兵を率いてな」
 彼女が率いている十万の兵の中のというのだ。
「残り五万は南下してな」
「ネバダ州の掌握ですね」
「全体のそれを行う」
「そうしてもらうのですね」
「少しずつでもな、本格的に行うのはエリカちゃんが戻ってからや」
 ネバダ州にというのだ。
「オニールの助っ人を終えてな」
「それからですね」
「あの州全体の本格的な掌握は」
「そうなるのですね」
「そや、それでエリカちゃんはまずはオニールと一緒にな」
 彼と力を合わせてというのだ。
「ソルトレークシチーの攻略や」
「迅速に、ですね」
「キャノン様が守っておられる」
「あの街を攻略しますね」
「オニールとミニーちゃんやと互角でな」
 その実力はというのだ。
「軍は優位に立ってるが」
「それでもですね」
「星の方としては互角で」
「戦になるとですね」
「確実に勝てるかわからん」
 このことを言うのだった。
「そやからな」
「だからですね」
「ここはエリカ様にも加わってもらいますね」
「あの街の攻略に」
「そやからな」
 それでというのだ。 
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