新オズの臆病ライオン
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第十一幕その六
「それもね」
「当然なのね」
「うん、急に何かが起こることもね」
「あるわね」
「だからね」
それでというのです。
「誰でもあるってことで」
「驚かないでいいのね」
「そうだよ、皆の中に入って」
「それでなのね」
「一緒に楽しもう」
「今から」
「そうしようね」
こうポリクロームに言うのでした。
「是非ね」
「それではね」
ポリクロームも頷きました、そしてです。
皆の中に入ってテーマパークの中にある様々なもので楽しみました、ティーカップやメリーゴーランドやジェットコースターに乗ってです。
皆で楽しみます、臆病ライオンはその中で言いました。
「ここはね」
「どうしたのかしら」
「軽食も楽しみたいね」
こう言うのでした。
「ここは」
「そうね、テーマパークに入るとね」
ドロシーもそれならと頷きます。
「そうしたものが食べたくなるわね」
「そうだよね、だからね」
「そうしたものが食べたくなったのね」
「是非ね」
「そうしたお話なら僕だね」
腹ペコタイガーが言ってきました。
「食べもののことなら」
「そうだよね、もう食べものならね」
臆病ライオンも笑顔で頷きます。
「君だよね」
「そうだね、だからね」
「今からだね」
「僕もね」
「そうしたものを食べたいね」
「ハンバーガーとかサンドイッチとかラーメンとかおうどんとか」
「ケバブもあるね」
二匹で楽しそうにお話します。
「ピロシキとかサンドイッチとか」
「アイスクリームにクレープにね」
「色々あるね」
「そうだよね」
こうお話するのでした、ドロシーもそう聞いて言いました。
「そう言うと思ってね」
「それでなんだ」
「もう皆用意しているんだ」
「今日のお昼はテーマパークのスナックコーナーに行ってね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「食べるんだね」
「そうしたものを」
「皆でね」
こう言うのでした。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
「お昼はそうしたものを食べようね」
笑顔でお話します、そして実際にです。
皆はお昼はテーマパークの軽食のコーナーでハンバーガーや肉まんやおうどんといったものを楽しみました、そこでです。
ボタンはハンバーガーを食べつつこんなことを言いました。
「僕ハンバーガー大好きなんだ」
「食べやすくて美味しいからだね」
「時々でもね」
ホットドッグを食べている魔法使いに答えました。
「食べたくなるよ」
「そうだね、そう言うとね」
「魔法使いさんもだね」
「私もこうしたものが好きだよ」
笑顔での返事でした。
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