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夢幻水滸伝

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第三百三十話 東へその七

「しかしや」
「それでもですね」
「性能は低いですね」
「我々のものと比べても」
「術でかなり防げる」
 そう出来るというのだ。
「そやからな」
「ここはですね」
「そのまま攻撃しますね」
「この度は」
「そうするんや、攻撃が終わったらや」
 その時のことも話した。
「一旦基地に戻ってな」
「整備と補給を受ける」
「そして休息を取る」
「別の部隊が攻撃に行きますね」
「そうするで、波状攻撃を仕掛け」
 その様にしてというのだ。
「国境の戦力をな」
「攻撃し」
「その戦力を弱める」
「そうしますね」
「そや」 
 まさにというのだ。
「それでいくで」
「わかりました」
「それではです」
「その様にしていきましょう」
「この度は」
「そうするで、日没までな」
 時間も言ってそうしてだった。
 トウェインはやはり自らサンダーバードに乗ってそのうえで攻撃し軍を指揮した、彼のミョッルニルが振り下ろされると。
 敵の防衛ラインの一部が雷撃で吹き飛ばされた、サンダーバードは千人単位で吹き飛ばされた彼等を見て言った。
「流石ミョッルニルですね」
「雷神の鎚やな」
「恐ろしい力です」
 クレーターの様になっているその場所を見て言うのだった。
「一軍をここまで撃つとは」
「ほんまな、それで今の一撃でな」
「敵軍に大きな穴が開きました」
「それでや」
「さらにですね」
「わいは攻撃してくで」
 そうするというのだ。
「ここはな」
「そうしてですね」
「敵軍をや」
「徹底的に叩く」
「そうしてくで」
 こう言うのだった。
「今はな」
「では私も」
「ああ、雷にな」
 トウェインはサンダーバードに応えて彼に告げた。
「術でや」
「敵の防衛ラインを攻撃します」
「航空隊の主力は敵空港への攻撃に向かわせたが」
「我々がここに残った理由はですね」
「そや、まさにここでや」
「こうして戦う為ですね」
「そや」 
 まさにというのだ。
「それで残ったんや」
「そういうことですね」
「わいと自分がおったらな」 
 それならというのだ。
「かなりの戦力やろ」
「はい」
 サンダーバードも強い声で答えた。
「十万以上の軍に匹敵します」
「そやな、それでや」
「今は」
「空から敵の防衛ラインを攻撃してな」
 そうしてというのだ。 
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