ドリトル先生とラーメン
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第九幕その二
「これまた一風変わった」
「そうしたお料理だってなんだ」
「他の国から来た人達は思うんだ」
「そうなの」
「カレーと同じで」
このお料理と、というのです。
「そこはね」
「和食とはまた違う」
「そうした日本料理で」
「これまた変わったものだってだね」
「思われたんだね」
「本当に日本人は中華料理と思っても」
ラーメンをというのです。
「他の国の人達から見るとね」
「違うよね」
「ラーメンは日本料理」
「中国のお料理じゃなくて」
「そうであってね」
それでというのです。
「そこの違いはね」
「ちゃんとだよね」
「認識してるんだね」
「先生にしても」
「日本人は和食を日本料理と思って」
それでというのです。
「明治からの洋食や中華料理はね」
「日本料理って思わないよね」
「どちらのお料理も」
「どうも」
「そうだよ、例えばナポリタンなんて」
このスパゲティはというのです。
「日本にはあるけれど」
「他の国にはないからね」
「ナポリってあるけれどナポリにも」
「ハヤシライスもで」
「特にカレーライスなんてね」
「インド料理と思っても」
カレーライスをというのです。
「インド人が見てもね」
「日本料理だからね」
「インドにはない」
「そうしたものでね」
「何それだよ」
まさにというのです。
「インド料理ですって日本人がインド人に言っても」
「そうなんだよね」
「インドのカリーがイギリスに入って」
「そこから日本に入ったけれど」
「日本料理になったわ」
「そうだからね、ましてカレーラーメンなんて」
カレースープのラーメンはというのです。
「何処にもないから」
「日本以外の国にはね」
「本当にないからね」
「あんなお料理は」
「若しカレーラーメンをどの国のお料理かってお話したら」
その時はといいますと。
「まさにね」
「日本料理よ」
「他にどう言えばいいのか」
「そもそも」
「そう、ラーメンの上にカツレツを乗せたものもあるね」
そうした麺類もというのです。
「そうだね」
「そうそうまるね」
「ファミリーレストランとかで」
「パーコー麺っていうね」
「そうした麺もあるね」
「洋食と中華料理を合わせて」
そうしてというのです。
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