新オズの臆病ライオン
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第七幕その五
「凄くね」
「美味しいね」
「そうだよ」
「美味しいものが食べられるなら」
「こんなにいいことはないよ」
「そうだね」
腹ペコタイガーも頷きます、今は色々なお野菜がたっぷりと入ったとおりとしたスープを飲んでいます。
「いつも思うことだけれど」
「そうだよね」
「本当にね」
「そうね、それで明日はね」
ドロシーは鶏の唐揚げを食べながら言いました。
「いよいよね」
「ああ、会議に参加する人達が来てくれるね」
「そうよ」
臆病ライオンに答えました。
「そうなるわ」
「そうだね」
「賑やかにね」
笑顔で言うのでした。
「皆来てくれるわ」
「ギリキンの北の国々からね」
「五つの国からね」
「そうだね」
「ただ会議はね」
そちらはといいますと。
「まだ少し先よ」
「行われるのは」
「ええ、皆が来てね」
そうしてというのです。
「色々な式典や催しがあって」
「政治ってそうだよね」
「そう、それまでにね」
一番大事なことを行うまでにというのです。
「何かとね」
「やることがあるね」
「そうだよ」
こう言うのでした。
「本当にね」
「そうしたものだね」
「だから」
それでというのです。
「会議までもね」
「色々とだね」
「していきましょう」
「わかったよ」
臆病ライオンはドロシーの言葉に頷きました。
「それではね」
「明日はね」
「迎え入れて」
「そこからね」
「会議までだね」
「何かとね」
臆病ライオンに微笑んでお話しました。
「仲良くそして」
「楽しくだね」
「やっていきましょう」
「それではね」
臆病ライオンはまた頷きました。
「明日からはね」
「そうしていきましょう」
「うん、しかしね」
ここで、です。臆病ライオンはこうも言いました。
「政治ってのはやることが多いね」
「式典とか催しとかね」
「会議を開くだけじゃなくて」
「その会議以外にもよ」
それこそというのです。
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