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おぢばにおかえり

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第七十七話 おみちの本その十三

「新一君もね」
「毎日ひのきしんもして」
「そうしてひながたの人達をお手本にしてね」
「そうしていきます、しかし先輩ってひながたにしている人多いですね」
「ええ、かなりね」
 言われてみるとです。
「おみちの人でね」
「それはいいことですね」
「自分でもそう思うわ」
 それも心からです。
「けっこうなことよ」
「そうですよね、僕の場合は」
「反面教師の人が多いのよね」
「親戚でも学校の同級生や先生でも」
「反面教師だらけなのね」
「こんな奴には絶対になるかって」
 その様にというのです。
「思っています」
「それで何かとしているのね」
「そうしています」
 実際にというのです。
「これまでは」
「これまではね」
「これからは変えていきます」
「そこはお願いね。これから私にそうした人どんどん紹介して」
 ひながたになってくれている人をと言いました。
「そうしてね」
「そうですね、それじゃあその人達を」
「そうしてね、その人達のお話も聞かせてね」
「おばちゃんとポポちゃんもですね」
「お会いしてもいい人達だってわかるし」
 私にもです。
「新一君がそこまで慕うからね」
「本当に大好きですよ」
「それならね」
「はい、二人のお話をさせてもらいますね」
「宜しくね」
「じゃあ早速」
 新一君は笑顔で言ってきました。 
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