オズのカリフ王
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八幕その八
「夜は」
「お料理は色々あるけれど」
「何を食べようか」
「まずお野菜は」
それはといいますと。
「ソテーにしようかしら」
「それだね」
「ええ、ほうれん草と茸とね」
それと、というのです。
「ベーコンの」
「そのソテーだね」
「それと野菜スティックに」
トロットは生野菜もと言いました。
「スープは海老のスープで」
「海老か」
「ええ、そちらのスープにして」
キャプテンの考えるお顔で応えました。
「それでロブスターのフライに」
「前菜はだね」
「そこにね」
トロットはさらに言いました。
「生ハムも出して」
「そしてメインは」
「マトンの脛肉を煮たもので」
それにしてというのです。
「おソースをかけた」
「それにするんだね」
「それにしましょう、パンも出して」
「デザートは何かな」
「そうね、ドーナツにしましょう」
デザートはこちらというのです。
「それにして」
「皆でだね」
「食べましょう、飲みものはそれぞれね」
「飲みたいものをだね」
「飲んで」
そうしてというのです。
「楽しくね」
「皆でだね」
「食べましょう」
「今からね」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
食べる人歯トロットが出したものを笑顔で食べました、ポリクロームもそこにいましたが彼女は白いワインを飲んで言いました。
「ワイン美味しいわ」
「そういえば精霊さんは飲むものはよかったね」
ジョージはオレンジジュースを飲みつつ言いました。
「お露以外にも」
「それでワインも飲むんだね」
カルロスはグレープフルーツのジュースを飲んでいます。
「そうなんだね」
「ジュースもお茶も飲むしね」
神宝は林檎ジュースを飲んでいます。
「お酒もいいんだね」
「それで今はなのね」
恵梨香は桃のジュースを飲んでいます。
「ワインを飲んでいるのね」
「最初はお露だけかしらって思っていたら」
ナターシャが飲んでいるのは葡萄のジュースです。
「お茶も飲めてね」
「お酒もよ」
「そうだよね」
ジョージはまさにと応えました。
「飲めるね」
「それで酔うけれど」
それでもというのです。
「次の日には全く残らないの」
「そうなんだね」
「精霊はね」
「そうした身体の仕組みになってるんだ」
「ええ、だからね」
ポリクロームはさらにお話しました。
ページ上へ戻る