オズのカリフ王
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第六幕その十二
「オズマ姫をお手本にしてな」
「わしもじゃ」
ドワーフ王も言ってきました。
「まさにな」
「オズマ姫がお手本じゃな」
「王、君主としてな」
「そうであるな」
「そしてな」
そのうえでというのです。
「少しでもじゃ」
「オズマ姫の様になってな」
「よい国にしてな」
「皆が幸せに暮らせる様にな」
「励んでおる」
「左様じゃ」
まさにというのです。
「共にな」
「そうね、オズマは本当にいいお手本よ」
トロットも言いました。
「あの人みたいにしていけば」
「君主としてな」
「実によいな」
「私も王女でね」
オズの国のその立場でというのです。
「責任ある立場だしね」
「オズマ姫を助けておるな」
「ええ」
ノーム王に微笑んで答えました。
「そうよ」
「それでオズマ姫をじゃな」
「いつもお手本にして」
そしてというのです。
「何でもやっていっておるわ」
「オズの国の王女としてか」
「ドロシーそれにベッツイと一緒にね」
他の王女の人達と、というのです。
「そうしていっているわ」
「オズの国の四人の王女達はか」
「言うならオズマは一番上のお姉さんよ」
そうなるというのです。
「ドロシーが二番目でね」
「そしてベッツイ王女が三番目か」
「それで私が末っ子でね」
「四人でか」
「三人で一番上のオズマをお手本にして」
そしてというのです。
「そのうえでね」
「王女としてじゃな」
ノーム王は尋ねました。
「やっていっておるか」
「そうよ」
まさにというのです。
「私もね」
「そうか、やはりそうでないとな」
「駄目よね」
「うむ」
その通りと答えました。
「わしも思う」
「そうでしょ、だからね」
「お主もか」
「そうしていってるのよ」
「そうなのじゃな」
「ええ、じゃあこれからもお互いにね」
「オズマ姫をお手本にしてな」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「自分を磨いてね」
「立派な王様そしてな」
「立派な人になっていきましょう」
「是非共な」
二人でこうしたお話もしてでした。
竜騎士の国で楽しい時間を過ごしました、最初の歴訪から最高のものとなったのでした。
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