| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

博士の挑戦状

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十一話

               第七十一話  カーミラとの一騎打ち
 博士の車椅子の整備と補給が終わった、博士はカイザージョーからそれを知らせる機械音を聞いて笑みを浮かべて言った。
「ではじゃ」
「私との勝負をはじめられるわね」
「うむ」
 その相手であるカーミラに笑って答えた。
「これよりな」
「そうよね」
「そしてじゃ」
 博士はさらに話した。
「わしはまた車いすを使うが」
「私はどうかよね」
「お主のやり方でいくな」
「勿論よ。それはね」
 闘い方のスタイルはとだ、カーミラは悠然と笑って答えた。
「変わることはないわ」
「そうであるな」
「私は私のスタイルでね」
「楽しむわ」
「先生達と同じよ」 
 今は休んでいる今田先生と今日子先生を見つつ答えた。
「そのことはね」
「闘い方は違ってもな」
「自分の闘い方をすることはね」
 このこととはというのだ。
「本当にね」
「変わらんな」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「もっと言えば変えないわ」
「何があってもじゃな」
「だからね」 
 それでというのだ。
「これからよ」
「わしと闘うな」
「そうさせてもらうわ、いいわね」
「それではな」
「はじめましょう」
 こう言ってだ、空を飛んで来て自分のところに来た車椅子を迎えた博士にだ。
 カーミラは一礼した、博士も返礼をし。
 また勝負がはじまった、博士が座っている車椅子から無数のビールやミサイルを放つと異形の美女はマントをたなびかせ。
 それでそれ等を打ち消した、そういて言ったのだった。
「流石ね」
「防いだお主もな」
「お互いね」
「そういうことじゃな」
 笑い合って話した、そうしてだった。
 カーミラも魔法を放った、凄まじい吹雪を放つ。それで以て博士を攻撃するのだった。二人の勝負もはじまった。


第七十一話   完


                  2023・6・18 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧