オズのカリフ王
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第一幕その八
「今日はお好み焼きなの」
「ええ、日本のお料理よ」
オズマはドロシーに笑顔で答えました。
「それと焼きそばとたこ焼きにしたの」
「そうなのね」
「飲みものはサイダーにね」
それにというのです。
「ビールもあるわ」
「アルコールはなくても酔えるビールね」
「私達も飲めるね」
そうしたというのです。
「そういったものよ」
「そうなのね」
「いや、このお好み焼きがね」
オズマはお皿の上のそれを見て笑顔で言いました。
「すぐに出来て色々なものを中に入れられて」
「美味しいわよね」
「おソースとマヨネーズをかけて」
お好み焼きの上にというのです。
「鰹節に青海苔もかけて」
「それと紅生姜ね」
「そうしたらね」
これがというのです。
「凄くね」
「美味しいわよね」
「ええ、ボリュームもあるし」
「素敵な食べものね」
「だからね」
それでというのです。
「今夜はね」
「お好み焼きね」
「それと焼きそばにね」
「たこ焼きね」
「そのメニューよ」
「キャベツもたっぷり入ってるわね」
トロットは自分の前のお好み焼きを見て言いました。
「中に」
「そうよ、焼きそばにもね」
「そうなっているわね」
「海老や烏賊も入っていて」
お好み焼きの中にはというのです。
「豚肉もね」
「入っているわね」
「だから色々な味がね」
「楽しめるわね」
「そうよ、あとモダン焼きもね」
こちらもというのです。
「お願いしたらね」
「食べられるのね」
「そうよ」
実際にというのです。
「私達もね」
「モダン焼きね」
「中に焼きそばを入れて焼いた」
「あのお好み焼きね」
「あちらが好きな人もいるしね」
だからだというのです。
「食べたいならね」
「お願いすればいいのね」
「そうよ」
まさにというのです。
「こちらもね、それと今食べるのは大阪風だけれど」
「広島風も食べられるかな」
トトが言ってきました。
「僕あちらのお好み焼きも好きだけれど」
「ええ、食べられるわよ」
オズマはトトに笑顔で答えました。
「そちらもね」
「そうなんだ、じゃあ二枚目はね」
「広島風にするのね」
「そうさせてもらうよ」
「たこ焼きがいいですよね」
ジュリアも席にいて笑顔で言います。
「こちらが」
「貴女はたこ焼き好きね」
「最初は蛸を食べるなんて」
ジュリアはトロットに応えて言いました。
ページ上へ戻る