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人妻って現実はどうなのか

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第二章

「下着は着けてね」
「それで旦那さんの上司さんや同僚や部下の人達もお家によね」
「来てくれるわ」
「そうしたこともあってご近所のご主人とも」
「お話することも多いわ」
「それで日中は」 
 その時はというと。
「お家で一人で」
「お米屋さんやそうした人達とお会いするわ」
「他の業者さんが来た時も」
「そうしてるわ」
「今みたいな服装で」
「動きやすいから」
 澄香はありのあま答えた。
「ミニスカートか半ズボンよ」
「露出も多いし」
 このこともあってというのだ。
「あんた美人で巣がいるも凄いし」
「それで揃ってるの」
「浮気とか不倫とか」
「ないわよ、というかね」
「というか?」
「それ言ったら私一体どれだけの人と浮気してるのよ」
 有り得ないとだ、澄香は顔に出して言い返した。
「一体ね」
「物凄い数よね」
「大体二つ謹慎総監も入ってるじゃない」
「旦那さんのお父さんと弟さんね」
「無茶苦茶じゃない」
「そうしたお話ならあるからね」
「そうした漫画とか小説なら」
「あと体験告白とかね」
 ネット上のそれでというのだ。
「あるしね」
「それ全部ないわよ、お義父さん前に脳梗塞で倒れられて」
 まずは義父の話をした。
「やっと普通に動けられる位にね」
「回復したの」
「義弟君は彼女さんいて」
 それでというのだ。
「毎日遊んでるし」
「そうなの」
「お米屋さんもクリーニング屋さんも奥さんが来て」 
 それでというのだ。
「セースルマンさんの主人の会社の人達もね」
「真面目な人ばかりなの」
「美人って言ってもらって嬉しいけれど」
 それでもというのだ。
「やっぱりね」
「それだけ?」
「それだけよ、別にね」
 これといってというのだ。
「そうしたお話ないわよ」
「そうなのね」
「結婚する前からそうしたお話なかったし」
 浮気や不倫と言われるものはというのだ。
「今もね」
「ないのね」
「ご近所も平和だしね。ただね」
「ただ?」
「高校生の義弟君こっそりとアイドルの写真集一杯持っていて」
「アイドルなの」
「お部屋お掃除してたら見えるのよ」
 その時にというのだ。
「言わないけれど」
「高校生あるあるね」
「避妊具もね、彼女さんよくお部屋に連れ込んでるし」
「あからさまね」
「気付かないふりしてるけれど」
 それでもというのだ。
「そうした状況だしね」
「そうしたことないのね」
「ないわよ、あとネットの体験談ってね」
 今度はそちらの話をした。 
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