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すべてを統べる眼

作者:toshi0517
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転生
  第六話

side 日向ヒナタ

うぅ

イヤだなぁ

なんで会合に行かなきゃいけないのかなぁ

私はお家でお茶やお花をしてたいのに…

お父様だって私が人に会うのが苦手って知ってるはずなのになんでだろ

「ヒナタ。準備はできたか?いくぞ」

「あ、はい。わかりました」

あぁ、行きたくないよぉ…

どうせだれかと会わなきゃいけないのならこの前の男の子にあいたいなぁ

side out


こんにちは

うちはセンスです

なんか今回は割り込まれてしまったようですね←メタなことを(ry

今日は木の葉の旧家たちが集まる会合ってのがあるらしいです

会合にはお子様のおれたちには関係ないと思っててらなぜか今回に限ってはおれとサスケにも付いてくるようにと言われました

ちゅーか参加しないといかんならもっと早く言わんかい!

当日の朝に言いやがって!おかげで今日は結構みっちり修行しようと思って準備してたのに無駄になりましたよ…

まったく困った親ですよホントに



「父さん、今日はなんで僕とサスケも一緒なの?」

「ん?我々旧家の昔からの決まりで子供が3歳になった年の会合でお披露目をすることになってるんだ。だから今回はお前とサスケも一緒に連れていくんだ」

「へぇ、そうなんだ」

っていうかそもそも旧家どうしの会合や決まりごとなんてのがあったんですね

原作では出てこなかったらこれは驚きですね

まぁ原作にないからそこまで気を張る必要はないですよね?

「おぉ、それと言い忘れていたが今回はお前たち以外にも旧家の子供たちが集まるから仲良くしなさい」

「「はい!」」

「どんな子だろう?楽しみだねセンス!」

「そだね、仲良くしたいね」

ふむ ってことは今回の会合でヒナタも参加するようですね

ならこれからは積極的に仲良くして“光源氏的計画”発動ですね

あ、もちろん実際の光源氏みたいなことはないですよ?

あんな節操なしと一緒にしないでください

俺は一般人で常識人なのです


「2人ともここだぞ、ついてきなさい」

そう言って父さんがそこそこ立派な建物に入って行きました

イノやシカマルとかもいるんですよね?

楽しみだなぁ


side 奈良シカク

私は今、旧家がいつも使っている集会場に来ている

今日はそれぞれの家の子供が3歳になる、またはなった年の最初の会合だから子供たちも連れてきている

だがはっきり言って空気が最悪だ

イノイチもチョウザも子供の前ではバカ親丸出しなのは知っていたがまさか集会場でもそのままとは思わなかった

私だって息子のシカマルが可愛いとは思うがあんなことをするくらいならSSSの任務に出たほうがいい

本気でそう思えるほどのバカ親っぷりだ

極めつけは日向の方だ

多少人見知りだが利発そうだし、かわいらしい娘だ

確かに事あるごとに娘自慢をしたくなるのはよく分かった

だが今の状況を見れば影縫い縛りでもしておとなしくさせたい気分だ

きっと「どうだ!私のヒナタの可愛いらしさは!?かの綱手姫にも負けず劣らず(ry」

と言いたくてたまらないのだろうだが娘の前だからいいカッコをしたくて我慢しているのだろう

ん?なぜわかるのかと?

そんなもの簡単だ。少し付き合いが分かればわかる

なぜならさっきから娘をちらちら見ては顔がニヤケてもじもじしているからだ!!!!!!!!!

わかるか貴様らに!!!

いい年したおっさんが頬をピンクにしてもじもじする絵の気持ち悪さが!!!

本人は隠しているつもりだろうが少し冷静な人間ならば隠すどころか全裸で銀行強盗をしているようなものだ

ん?意味がわからんだと?要は証拠がありすぎてどこから突っ込んだらいいのかわからんということだ




まぁこの状況もわからんでもないんだがな…なぜなら今回は木の葉創設以来最高の忍びというのが生まれて今年で3年になるのだ

そうだ、うちは一族の最高傑作と噂されている子だ

事実はどうであれ、旧家のあいだで真しとやかにささやかれるようになった

一説では初代様を超えるなどともいわれている

その子がどんな子なのかが気になってこういった行動にでているのだろう

そう、かつて十年ほど前にも歴代の火影としてふさわしい忍びが1人いた

カリスマ、戦いのセンス、なにより忍者としての才能 すべてをもっており三忍と呼び世界中から尊敬と畏怖と敵意をもって呼ばれていた忍び

だが彼は火影になることがかなわず里を抜け木の葉に敵対してしまった

もしそのうちはの子供が将来そのようなことに再びなったら、と考えてしまっているのだろう

かく言う私もその心配してしまっている一人なのだがな…

「またせてしまったようだな。すまない」

考え事をしていて人の接近に気付かないとは少し不抜けていたな

まぁやっとうちは一族もきたようだしこれで少しはこの場も引き締まった様だな

「いや、大丈夫だ、約束の時間はまだ先だから遅刻ではないな」

「そうか、まぁ待たせてスマンかったな、シカク」

「気にするな」

さて、ようやく集会が始められるな

side out



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side 日向ヒナタ

はぁ…

センスくんかぁ

もっとおしゃべりしたかったな。。。


あ!はじめまして!

わたしはひゅうがヒナタっていいます

きょうはさとのきゅうけ?のあつまりでおとうさんたちがお話をしてました

それでまってるあいだにわたしたちはこどもだけであそんでたんですけどなんとこのまえたすけてくれたおとこのこもいたんです

きちんとおれいがいいたかったからとてもうれしかったの

それでせっかくあえたからいっぱいおはなししたかったんだけどはずかしくてとちゅうでにげちゃった…

いのちゃんはセンスくんたちといっぱいおはなししててうらやましかったです、、、


うん!こんどはちゃんとおはなししよう!

もっとセンスくんとなかよくなりたいもんね


Side Out


みなさん、こんにちは

うちはセンスです

さっき会合から帰ってきました

とりあえず目的である同期の子たちとは仲良くなれたのでこれからは修行の合間に一緒に遊んだり昆虫採取やお菓子食べたりぼーっとしたりすることにします

なんかどれが誰とかが一発で分かりますね…

さてと、とりあえずこれでこれからは堂々と“光源氏的計画”を実行できますね

まぁイノイチさんは大丈夫ですが問題は日向のご当主なんですよねぇ…

あの人にこんなのがバレたら俺を殺しかねないですもんね

まぁ誰にも言うつもりはないですし、そろそろ自分も魔改造する予定なんで拷問されても大丈夫ですしね

もう夕方だけどまだ数時間なら修行ができますね

「修行にいってくるね!」

そういって家をでます

「もうすぐご飯だからほどほどにねぇ」

って母さんですね

いつもならご飯の手伝いさせられるのですが会合のせいで修行できなかったのを知っているので今日はお目こぼししてくれるみたいですね

じゃあ今日も濃密な修行をしましょうかね
 
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