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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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サイヤ人編
  第四話 待たせやがって…

 
前書き
GWだし気晴らしにドラゴンボールヒーローズしに行ったら、1000円で★4ベジットひいて閃光のハザウェイ踊るほどうれしかったです
₍₍(ง՞ةڼ◔)ว⁾⁾
鳴らない言葉をもう一度描いて~
₍₍ᕦ(՞ةڼ◔)ᕤ⁾⁾ ₍₍ʅ(՞ةڼ◔)ว⁾⁾
(もはやあらすじすらない) 

 
ベジータの戦闘力は18000。対するワサビの戦闘力は通常状態で3500だ。
一応、界王拳を使うことで戦闘力を何倍にも上げられるが、今のワサビではせいぜい3倍が限度だ。

これではバーダックの戦闘力と大して変わらず、どう考えてもこちらがじり貧になってしまう。
だから、時間を稼ぎ、悟空が来るまで耐えるのが俺の役目だ。

「どうした?まさかこの俺に怖気ついたのか?」

(落ち着け。相手の挑発に乗るな。相手の思うつぼだ。)

「来ないというならこちらから行ってやろう!」

瞬間、ベジータが地を蹴る。

(冷静に相手の動きを見ろ…とらえられないことはないはずだ。)

ベジータが右腕で殴り掛かってくるのが視えた。
俺はそれを体を右に動かし躱す。そしてがら空きの左横腹に向けてパンチを放つ。
だがそれはベジータの左腕で受け止められ、そのまま腕を引っ張られた。
そして無防備な腹に膝蹴りを入れてきた。「グハッ!」強い衝撃が体を襲った。だがしかし、息を整え追撃に来たベジータの後ろに回り蹴り飛ばす。
不意を突いた一撃にベジータは少し吹っ飛ばされたが、空中で姿勢を戻し再びこちらに突っ込んでくる。

「してやったりってところだろうが、俺にはそんな攻撃通用せんぞ!」

再び前からの攻撃を回避することに集中していたが、それを自前の戦闘センスで詠んだのか、俺の背後に周り背中にアッパーを入れてきた。そのうえ追い打ちにラッシュをかけられ、最後にドロップキックを食らい、岩場に叩きつけられた。


(あのベジータの攻撃を防いで時間稼ぎをしようというのが間違いだったな。単純に考えて無理に決まってるぜ。俺も覚悟を決めないといけねぇ…つーか俺今ベジータと戦ってるんだぜ?人生何があるかわかんねぇよな) 

ここでワサビは今までの防戦とは打って変わって限界まで気を上げ相手に食らいつく戦闘方法に切り替えることを決意した。

「界王拳3倍だ!デェェェア!!」

雷光のように迫りくる紅きオーラを纏うワサビに一歩ベジータは反応が遅れた。

眼前にまで迫りパンチを3発、足払いをしてベジータの体を宙に浮かす。そのまま両足で空中に蹴り上げて、再び距離を詰めた。しかしベジータも黙ってくらってばかりではない。
追い打ちをかけに来たワサビにカウンターの構えを取り、殴りかかってきたワサビに蹴りを当てに行く。だが正面から向かってきたワサビは虚空に消え、その瞬間上から強い衝撃がベジータを襲う。

ワサビは馬鹿正直に突っ込んでくると見せかけ、残像拳を使って上から急襲したのだった。

ベジータは地面にたたきつけられた。

(まだ足りない。相手をせめてでもひるませろ!)

ワサビは両手に気を溜めながら空を切りベジータに接近する。
「しまった!!」気や戦闘力がスカウターなしではわからないベジータでもこれだけはわかった。
(こいつを食らったらマズイ。)

しかしもう遅い

すでにワサビは眼前に迫っている。
ワサビはベジータを逃さず最大限に溜めた気を放った。
名づけるならば『ゼロ距離かめはめ波』
それは莫大な威力を誇った。濛々と土煙が上がりベジータの影は見当たらなくなっていた。
だが、その反動もすさまじく、ワサビは界王拳を解くとともに地面に倒れた。

「少しはやるじゃねぇか。」
休憩をしていたバーダックは俺にねぎらいの声をかけてくれた。だがその顔には苦悩が隠れているように見えた。気のせいなのだろうか…。
「ありがとよ。だが俺の体はちょっと限界だ。少し休ませててくれ。

「あいつは死んだのか?」
バーダックは俺にそう問いを投げかけた。
「倒れていてほしいもんだ。なんせ全力だったからな。だが戦闘力差を考えると、もしk…」

「誰が死んだって?」

(やっぱりな、お前はそんな簡単にくたばってくれねぇよな。)

「ちっ、生きていやがったか。」

「さすがの俺様もあの時は死が頭によぎったさ。だがしかし、ワサビ。お前はとっくにガス欠を起こしていたようだな。」

ベジータの言うとうりだった実はあの時、体への強い負担で気づかないうちに界王拳を3倍から2倍にしてしまっていたのであった。

「この俺が死にかけたんだ。これ以上ない屈辱を味わった気分だぜ。貴様らまとめて木っ端みじんにしてやる!!」

俺は再び立ち上がった。だが思うように体が動かない。界王拳も使えないだろう。

(万事休すってやつだな。)

「そんな体たらくで大丈夫か?」
バーダックが俺を煽り、たぎらせる。
「精々足を引っ張らないでくれよ?」
だから俺もバーダックを煽り、たぎらせる。

「おしゃべりはそこまでだ!!」

3人『ダァァァァァァ!!』

再び決戦が巻き起こる。だがもはや俺たちに有効打はない。だから悟空が来るまで片方すら欠けずに耐えなければならない。

バーダックが先に出てベジータに蹴りを入れる、そのまま俺も入り二人でラッシュを入れる。
合わせたこともなくたった1時間弱の付き合いでもこの極限の状態。戦いに関してなら、お互いに息が合う。両方とも合わせているつもりはないが奇跡的な確率でかみ合いベジータに食らいつく。

だかしかしベジータも黙って食らい続けるわけがない。俺の足を掴みぶん回し、バーダックを吹き飛ばし俺を蹴り飛ばす。「後悔するなよ!!」ダリャリャダリャタリャ!!

気弾の雨が俺たちに降り注ぐ。

右へ左へはたまた上下に流れゆく気弾を躱していった。
周りとは一回り大きい気弾が俺をとらえた。
(こいつは躱せねぇな…)
とっさに両手を額に当て気をためる。
『ノンチャージ…魔閃光!!」
黄色の光線はまさしく閃光のように気弾を貫き爆破した。
「はじめてにしては上出来だったな…」

「残念だったな。そいつは囮だ!」

声が聞こえた瞬間上から強い衝撃を食らった。おそらくメテオブローだろう。
何度目だろうか。また地面にたたきつけられた。

(もう気も残ってねぇぞ…)

その時、不意に気を感じた。
それはまるで安心するような。そんな気だった。
孫悟空だ。
おそらくあと一~ニ分で来るだろう。

「バーダック。もう少しだ。」

「…そうか。」

もうひと踏ん張りだ。

地を蹴りベジータに一直線で向かう。小細工は無しだ。一発パンチを入れるが全く効かず、首をつかまれ岩場にたたきつけられる。ベジータの後ろからバーダックが迫る。しかしベジータは振り向くことなく肘打ちをかまし、オーバーヘッドキックで遠くに蹴り飛ばす。

「逃げ場はないぞ。ここで貴様は死ぬのだ。なぁに安心しろ。カカロットもアイツの親父もすぐにあの世へ送ってやる。」

「どうしたそんなに震えよって。安心しろ俺は優しいんだ。苦しまず一撃で葬ってやろう。」

「…は…」

「…は…す…」

「チッ、なんだ?後ろを指さしおって。抵抗してるつもりか?」

「は…破壊神ビルス!!」

「ダニィ⁉」

ベジータは急いで後ろに振り返る。(破壊神だと?あの時親父を追い詰めていたあのえたいのしれない化け物が、今この星にいるのか…⁉)

だが後ろには何もいない。

「ハァァァァァ!!」 「しまっ…」 不意打ちだった。さすがにこんなことはしたくはなかったが、死んでしまったら何の意味もない。確かに気功波はベジータに命中した。

「そんな貧弱な攻撃が俺に通用すると思っていたのか?笑わせるぜ。」

「悪いな俺の左手がいうことを聞かなくってね。」
何をしてでも時間を稼がねければ。その一心で話し続ける。

「そうかなら、そんな左手は俺が粉々にしてやろう。」

そういうとベジータは俺の左腕を踏みつけ体重をかけ、踏みつぶしてきた。

左腕がミシミシと音を立て骨を砕く。筋肉は破壊され、骨が皮膚を貫いて出てきた。

あまりの痛さに声を出そうとするが、その声すらも出ない。

「どうだ?少しは言うことを聞くようになったか?俺に感謝するんだな。」

「…。」

「とうとう何も言わんくなったか。下らん奴だったな。さぁ死ぬがいい。」

そういって、ベジータは俺に手をかけようとする。

(まだなのか…?早く来てくれよ。悟空…)

「あの世で俺に挑んだことを後悔するんだな。」

目をつぶり、死を受け入れた。 衝撃は来なかった。 もう体も限界だったのかもな。
不意に目を開けた。 そこには山吹色の動議を着た戦士がそこにいた。

「すまなかったな、待たせちまって。」
つい安心してしまった。こんなにも心強いと感じたことは今までなかった。
「待たせすぎだ。馬鹿ヤロウ…」

「ここはおらに任せてくれ。あいつはオラが決着をつける。」

俺は地に伏せながら答える。
「頼んだぞ…悟空!!」 
 

 
後書き
戦闘力一覧
ベジータ:18000→16000
ワサビ:3500→2000 
バーダック:11000→6000
悟空:5000~最大時8000 界王拳でn倍になる。 
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