ハッピークローバー
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第六十四話 料理部だから思うことその八
「世界的に見ても」
「人口も二億位いるしね」
「広くて人も多くて」
「一口ではね」
「言えない国なのね」
「それでアマゾンとサンパウロじゃ離れてるし」
そうなっていてというのだ。
「ブラジルってそれぞれの地域性がよ」
「あるの」
「結構ね、アマゾンもあれば」
今話している地域もというの。
「サンパウロにリオデジャネイロもあるし」
「色々ね」
「ええ、首都のブラジリアにしても」
この街のことも話した。
「特色あるしドイツ系が多い地域もよ」
「あるのよね」
「日系人の人が多い地域もあるし」
「ああ、ブラジルっていったら」
かな恵は日系人の話が出たところで頷いて言った。
「日系人の人達もね」
「移民してきてね」
「多いのよね」
「ブラジルだけじゃないけれどね」
日系の人達がいるのはというのだ。
「中南米全体でね」
「多いのよね」
「ペルーが有名だけれど」
フジモリ大統領でもだ。
「ブラジルも多いしアルゼンチンでもね」
「多いのよね」
「そう、それで日系人の人達が多い地域も」
「ブラジルにはあるの」
「そうなのよ、それぞれの地域でね」
「特徴があるのね」
「そうなの、だから」
それでというのだ。
「それぞれの地域にいたら」
「それぞれの地域に馴染んで」
「旅行は行っても」
それでもというのだ。
「アマゾンに行こうと思ったら」
「下手には行けないから」
「秘境で命の危険さえあるから」
「それでなのね」
「危険な生きものも危ないけれど」
それだけでなくというのだ。
「虫もいて」
「蚊とか?」
「蠅もね」
「何かブラジルに危ない蠅いて」
「そう、卵産み付けて」
そうしてきてというのだ。
「お鼻の孔の中とか歯茎とか背中にね」
「寄生するのよね」
「そうした蠅もいるし蚊も怖いし」
「疫病もあって」
「そう、そうした危険もあるから」
アマゾンにはというのだ。
「迂闊にはね」
「行ったら駄目ね」
「そんな地域だから旅行に行くとか」
「ブラジル人でも」
「迂闊にはね」
それこそというのだ。
「行かないのよ」
「そうなのね」
「伊達に仮面ライダーじゃないと生きられない場所じゃないわ」
アマゾンはというのだ。
「本当にね」
「生身だと」
「それも一人だとね」
「仮面ライダーでもないとなのね」
「生き残れないわよ」
とてもというのだ。
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