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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)

作者:あちゃ
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第3章:マイラ・ガライヤ編
  5:温泉と傷薬の正しい活用法

 
前書き
2023年
明けましておめでとうございます。

新年一発目は新リュカ伝です。 

 
(マイラ)
リュカSIDE

「「「アネゴーーーー!!」」」
辺りは暗くなっていたが、無事に何かの設計図を取り返しキメラの翼で帰還すると、ムサい筋肉ダルマ等が一斉に近寄って来やがった。

「随分と心配かけちまったね。リュカのお陰で無事に帰ってくることが出来たよ」
「うぉぉぉぉぉ、リュカ! よくやってくれた。流石は俺のマブダチだ!」
お前のマブダチになった記憶は無い!

「アネゴー……ワシは、ワシは嬉しいぞ! アネゴの為にベジタリアンを貫き筋肉を鍛え続けて良かったぞ!」
アメルダの救出に、そのどちらも寄与してない。

「ホント最高よリュカ。お礼に後でアタシが筋肉パフパフしてあげるわ!」
「本気で止めろ。ぶっ殺すぞ!」
大胸筋を寄せて上げて近付いてきたので、ドラゴンの杖で遠ざける。

「皆の気持ちも解ったけど、アタイは少し疲れててね……温泉が復活してるし、悪いけど入浴させてもらうよ」
そう言うとアメルダは筋肉ダルマ等を制し、温泉のある部屋へと入っていく。
彼女に制されて筋肉ダルマ等もスゴスゴと寝床へ帰って行く。

さて……
ムサい連中は巣穴に……
美女は裸で温泉に……
俺の取るべき行動は?

勿論一つ!
鎖で繋がれ囚われていたアメルダの回復を手伝う為に、傷薬を数個持ち温泉へと向かおうぞ!
温泉の効果と傷薬の効果と、そして俺の優しい全身マッサージで完全復活間違いなし!
勿論マッサージは外側だけで無く、内側も激しくアレする。

そっと脱衣室の中へ入り、万が一のことを考えてドラゴンの杖で扉に閂をしておき、服を脱いで傷薬を携え浴場へ入場。
俺の姿を見たアメルダは慌てて胸などを腕で隠して温泉に沈まる。

「ちょ……な、何考えてんだリュカ!? の、覗くどころか入ってくるなんて非常識だよ!」
俺は気にせず温泉に入り近付く。
アメルダは怒りながらも、俺の暴れん坊将軍に目が釘付け。

「心配しないでアメルダ……傷付いた身体を治す為に傷薬を持って来たんだよ。あと……マッサージもしようと思ってね、身体の外と内を」
そう言い彼女に近付き視線を合わせる。

温泉で身体を隠しながらも両腕で大事な部分をガードしてるアメルダだったが、至近距離まで近付き優しい笑顔で瞳を見続ける俺に、頬を染めてウットリしだした。

ここから先は大人の世界だよ(笑)

リュカSIDE END



(マイラ)
ガロンSIDE

う~ん……よく寝たぜ!
アネゴも帰って来たし、アジトにも防壁を築かれ安全になったし、最初はサイコパスかと思ったけどリュカの奴は凄ーな。

俺は寝床から出てアネゴの帰りをシミジミ感じてると、俺等の部屋からは離れてる場所に建つ部屋からリュカが服を直しながら出てくるのが見えた。
アネゴ救出前にリュカが作ってた部屋だけど、あそこがアイツの部屋なのか?
……そう言えばアネゴの部屋は?

アネゴの姿およびアネゴの部屋らしき建物をキョロキョロ探してると、リュカの部屋からアネゴが姿を現した!
先に出てきたリュカと目が合うと、顔を真っ赤にして視線を逸らす……え?
も、もしかして……

「お、おいリュカ……も、もしかしてオメー……」
俺はリュカに近付き事実を確認する。
なんせアネゴのあんな乙女みたいな顔は見たことが無いからだ!

「何だよ、朝っぱらから鬱陶しいな! ああ、この部屋はアメルダの部屋だからお前等筋肉ダルマ等は入るなよ」
「そ、そ、そ、そのアネゴの部屋から何でお前が出てきてんだよ!?」

「おいおい……お子ちゃま(チェリーボーイ)がして良い質問じゃないな(ニヤリ)」
「だ、だれがお子ちゃま(チェリーボーイ)だ! って、そんな事は如何(どう)でも良いんだよ! オメーまさかアネゴに変な事をしてねーだろうな!?」

「美男美女が出会えば当然行き着く行為はしたが、“変”な事はしてないなぁ(ニヤニヤ)」
「オ、オメーふざけんな! アネゴは俺等n(グワシ)「うるせーな黙ってろよ!」
アネゴの尊さを説明しようとしたが、顔面を鷲掴まれ発言を封じられた。

これはヤバい。
ベイパーとギエラに相談して、何とかしなければ!
このままではここアジトの規律が崩れちまう。

ガロンSIDE END



(マイラ)
リュカSIDE

駄筋野郎(ガロン)をプランBで追い返す。
奴は慌てて他の筋肉ダルマ等の下へ行き、状況を説明している様だ。
一人じゃ何も出来ないから、言い付けに行ったのかな(笑)

「リュカ……」
振り向くと顔を赤らめ伏せ目がちなアメルダが話しかけてきた。
手には取り戻した設計図が握られてる。

「何、アメルダ?」
俺はソッと近付き、彼女の腰に手を回して顔を近付ける。
「ちょ……ひ、人に見られる!」
筋肉ダルマ等の視線が気になるのか、耳まで赤くして顔を背ける。

「誰も見てないよ……だから……」
俺は耳元で優しく呟いた。
するとアメルダはこちらに顔を向けキスをしてきた。
これで俺が無理矢理彼女を襲ったのでは無い事が、筋肉ダルマ等にも判っただろう。

「あの……アンタにお願いがあるんだ」
如何(どう)やら本題を思い出したアメルダが、俺の目の前に例の設計図を差し出した。
俺は彼女の腰から腕を放し、設計図を受け取る。

「これは?」
「アンタが奪い返した新兵器の設計図と、二枚目はアタシが書いたそれの活用法だ」
そこには如何見ても“大砲”が描かれており、二枚目にはそれを二台設置する装置が書かれてある。

「これを作れ……と?」
「あぁ……アタシには設計図を書く事は出来ても、それを作る事が出来ない。各地を復活させてるビルダーのアンタなら可能なはずだ」

「……解った。作ってみるよ」
俺は二枚の設計図を受け取り、作業台へと向かった。
あまり強力な兵器は好きじゃ無いけど、サッサとアレフガルドを復活させなきゃならないからな。

まぁ出来た兵器が、またルビスを苦しめるかもしれないし、気にしない方が良いだろう(笑)

リュカSIDE END




 
 

 
後書き
本年も力の限り書き続ける所存!

皆様よろしくお願い致します。 
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