仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百三十四話 無限の死闘その十一
「今だ」
「ああ、決めるか」
「いいな」
「わかった、やるぞ」
フォーゼはメテオの言葉に頷いた、そしてだった。
他のライダー達と共に総攻撃を浴びせた、その一撃でジャークミドラは一旦動きと止めて倒れてだった。
ジャーク将軍の姿になり死にそうな顔で立ち上がって言った。
「またしても敗れたか」
「ああ、しかしあんたとはまた会うだろうな」
フォーゼは将軍に明るい声で応えた。
「縁があればな」
「おそらくな、しかしだ」
「それでもか」
「その時こそ倒す」
将軍はフォーゼにこう返した。
「貴様等をな」
「スサノオの下でか」
「そうする、わしはあの方の僕だからな」
「そうなんだな」
「ではまただ」
「ああ、会おうな」
「クライシス帝国万歳」
最後にこの言葉を遺してだった。
ジャーク将軍は倒れた、こうしてまた一人倒れたのだった。
ドラスを見てだ、みほは砲塔のハッチから上半身を出した状態で操真に尋ねた。
「あの」
「そうだ、本来はプールの中では長く生きられないがな」
操真はみほの問いに答えた。
「今はな」
「プールの中にいなくてもですね」
「長く生きられてな」
「戦えますね」
「そうだ、だから激しい戦いになる」
「戦おう」
ドラス自身も言ってきた。
「今から」
「皆行くぞ」
桃が生徒かいの戦車から顔を出して仲間達に言った。
「近距離戦はライダーの人達にお任せしてだ」
「我々は砲撃だな」
「それに徹する、またドラスが近付いた時はだ」
「機銃使ってね」
杏が笑って言ってきた。
「それで攻撃してね」
「やはり戦車の接近戦はそれでありますね」
「そう、あるものは使わないとね」
杏は優花里に笑って応えた。
「そうでしょ」
「その通りであります」
「だからね」
それでというのだ。
「その時はライダーの人達に当てない様にして攻撃しようね」
「ああ、当たる様なヘマはしないさ」
仁藤がそれはと言ってきた。
「だからそれは安心してくれよ」
「そうなのですね」
「ああ、それじゃあな」
「これからでありますね」
「皆で戦おうな」
優花里に言ってだった。
ライダー達はそれぞれの最強の姿となった、そうしてドラスに向かう。今のドラスはプールの中におらずともだった。
長く戦えた、しかも戦闘力も落ちていない。
それでだ、カエサルは自分達の砲撃を見つつ言った。
「流石と言うべきか」
「うん、驚く位頑丈ね」
典子が自分の戦車から顔を出して応えた。
「これは」
「全くだ、だが要塞攻略と同じだ」
「攻撃を続ければなのね」
「やがて崩れる、しかも今我々だけではない」
「そうよね、ライダーの人達もおられるし」
みどり子が言ってきた、やはりハッチから顔を出している。
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