仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十二話 赤壁の戦いその四
「その余裕はないよ」
「そうですね」
「スサノオに攻撃出来れば」
その余裕があればというのだ。
「アンノウン達に向けるよ」
「まずは目の前ですね」
「目の前で今まさに攻撃しようとしてくる敵を倒さないと」
さもないと、というのだ。
「こちらがやられるね」
「はい」
モーリッツはその通りだと答えた。
「本当に」
「その通りですね」
英士郎は犬屋敷のその言葉に頷いた。
「実際今回も物凄い数です」
「うん、僕も出来たらそうしているよ」
「犬屋敷さんがそう出来ないなら」
それならというのだ。
「そういうことです」
「僕の言うことを信じてくれるんだね」
「犬屋敷さんを信じられないなら誰も信じられないですよ」
「全くじゃ」
星露もその通りと述べた。
「犬屋敷殿程誠実な御仁はそうはおらぬからな」
「その犬屋敷さんの言われることなら」
それならとだ、モーリッツも言った。
「事実です、ではまずはです」
「アンノウンをだね」
「倒していきましょう」
「それではね」
犬屋敷は体内に水がある限り戦っていった、死闘の中でも水を補給し身体を冷やすこともしていった。そうして戦っていき。
戦局を有利に進めていた、しかし。
敵は尽きない、それでリオネスは言った。
「今回もですね」
「うん、このままね」
アギトが応えた。
「戦っていこうね」
「粘り強くですね」
「そうしていこう」
「そうすればですね」
「何時かはね」
まさにというのだ。
「敵はいなくなって」
「スサノオが出て来ますね」
「そうなるからね」
だからだというのだ。
「腰を据えてね」
「粘り強く」
「戦っていこう」
「わかりました」
「赤壁での戦いというのが重要ね」
アリアは両手にそれぞれ持っている拳銃を使いながら言った。
「まさにね」
「そうだよね」
「三国志の決戦の場所だから」
「ここでの戦いはね」
「決戦に相応しいわ」
「だからこそスサノオも選んだんだ」
その決戦の地にというのだ。
「相応しい場所だからね」
「そういうことね」
「関ケ原もでしたし」
中島は虎となった状態で戦いつつ言った。
「そしてですね」
「この赤壁も相応しいので」
「選んだんだよ」
「そして僕達もここに来た」
「そうだよ」
「今私達は曹操軍の立場にいるわね」
アリアはこうも言った。
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