綾小路くんがハーレムを構築する話
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未来の清隆は『最高』のパパ。
視聴覚室。
あたしたちは目下のところ子供たちと待機中。
いや、訂正……あたしたちの『未来』の子供たちと…//////
そんな、あたしたちの今の心境はと言うと……
一之瀬「……//////(この子が私の子供ってことは……清隆くんと私は結婚してるってことなんだよね//////?にゃはは……それ、最高すぎるよぉーーー////////////♪)」
櫛田「……//////(これ夢じゃないんだよね//////?未来で私と清隆くんの間にこんなにも可愛い子供が……嬉しすぎて言葉が上手くでないぃ//////)」
佐藤「……//////(一度は清隆くんに告白して見事に玉砕して超落ち込んだ私が……未来でまさかの大逆転//////!?こんなのって……サイコーすぎて…もうダメぇ~//////)」
松下「……//////(わ、私と綾小路くんの間に子供って…//////そりゃ綾小路くんのこと気にはなってたけどさ……でも、それはそういう意味じゃなくて//////!)」
長谷部「……//////(きよぽんと私の間で子供だなんて//////ちょっと急すぎてどんな反応すればいいのか分かんないなぁ……あはは//////)」
佐倉「……//////(はわわ……未来で私は清隆くんの子供を産んでるなんて……そんなのって幸せすぎるよぉ~////////////♪)」
神室「……//////(綾小路と私の子供とか……嘘でしょ//////!?ってかなにがどうなったらそんな未来に行き着くのよ…//////)」
伊吹「……//////(なんであたしがあんな奴と未来で子供なんか作ってんのよ//////!?そんなの意味分かんない//////!!!)」
星之宮「……//////(うふふ♪私が綾小路くんと未来で子供作る間柄になるなんて……それって生徒と教師の禁断の関係//////?なんか昼ドラみたいで興奮しちゃうわぁ♪きゃーーー//////♪)」
茶柱「……//////(わ、私と綾小路との間に本当に子供が……//////!?そ、そそ、そんなバカなことあるわけ…//////)」
朝比奈「……//////(私が綾小路くんと未来で子供作る関係になっちゃうなんてね//////?面白そうな後輩くんだとは常々思ってたけど……まさかそんな展開になるなんてねぇ//////?)」
堀北「……//////(この子が私と彼の子供……未来で一体なにが起こってるのよ//////?確かに彼との子供なら悪くは……じゃなくて//////!一体なにがどうなってるの?)」
あたしも含めて皆で絶賛狼狽え中です……//////
皆、なにも喋っていないけど心の声が駄々漏れな感じがするのは気のせいじゃないと思う。
あたしだって嬉しさとか恥ずかしさとか色んな気持ちが一挙に押し寄せてきてるわけで……
ゆい「ママたち、ずっとかたまったままだね~?」
かすみ「もう5ふんたってる。」
みすず「今のお母様たちには状況を呑み込む時間が必要よ。静かに待ってましょう。」
ななみ「にはは♪そうだね。」
ちなつ「それまでなにしてよっか?」
はるき「じゃあ、きよぽんパパにだっこしてもらうじゅんばんきめよーよ♪」
あかり「いいかも!」
まき「さんせーい!」
ちか「じゃあ、いつもみたいにじゃんけんだね!さなちゃんもやろ!」
さな「わかったわかった。」
みく「ぜったいかつぞー!」
つくし「わたしもまけないよ~!」
あおい「かったひとからじゅんばんにパパにだっこしてもらうってことにしようよ!」
あたしたちが正気に戻る?まで、ゆいたちは清隆に抱っこしてもらう順番決める事にしたようで、大きな声でじゃんけんを始めた。
抱っこしてもらう順番を決めるとか……超可愛いんですけど//////!?なんなのこの子たち?可愛さの塊か!
今のうちに深呼吸して心を鎮めておこっかな……子供たちがこっちに意識を向けてない内に冷静になんなきゃね…。
軽井沢「すぅー……はぁー……すぅー……はぁー……ちょっとは落ち着いてきたかな…」
坂柳「落ち着きましたか、軽井沢さん?」
軽井沢「たうわ!?」
あたしが眼を閉じて深呼吸して目を開けると直ぐ側に坂柳さんが居て驚いた。
びっくりして変な声出ちゃったじゃないの……全く。
坂柳「ふふ♪そんなに驚かれるとは思っていませんでした♪大丈夫ですか?」
軽井沢「心臓に悪いから急に目の前に現れるのは止めてよね…」
坂柳「すみません♪以後気をつけます♪」
椎名「それにしても皆さん、だいぶ狼狽されてるようですね。大丈夫でしょうか?」
なんかあたしたちが狼狽えてる様子を見て楽しそうにしてるのちょっとイラっとくる……。
てか、なんでそんな坂柳さんたちは終始冷静なのよ…
軽井沢「言っとくけど、これが普通のリアクションだからね?坂柳さんたちがおかしいだけだからね?」
坂柳「あら?おかしいとは心外ですね?私は総合的に踏まえて、この子たちの言葉を信じたのですけど♪」
椎名「それに清隆くんも直ぐに信じたと思いますよ?」
軽井沢「あーそうですかー……」
確かに……清隆もそんな風に合理的に考えてから信じそうね…。
でも、総合的に踏まえてようが何だろうが……小さな子供にいきなり『未来』から来たんだよ~…って言われて直ぐ信じるのがスゴいって言うか有り得ないんだけどね…。
まぁ、面倒だからなにも突っ込まないけど……
ゆい「やったー♪わたしいっちばん~!」
ななみ「にはは♪わたしにばーん!」
みく「くっそーかてるとおもったのに~」
みすず「相変わらず、じゃんけん弱いわね。」
ちか「うぅ……まけちゃった…」
さな「まけてもどうせだっこしてもらえるんだからそんなにおちこむな。」
どうやら無事に清隆に抱っこしてもらう順番が決まったみたい。
清隆に抱っこかぁ……いいなぁ…あたしもしてもらいた……ってなに考えてんのよ、あたしー//////!!!
別に羨ましいとかそんなんじゃないから//////!
坂柳「ふふ♪じゃんけんも終わったようですし……お嬢さん方にお聞きしたいことがあるのですが宜しいですか?」
「「「「「「ききたいこと?」」」」」」
坂柳「はい。それは……『未来』の清隆くんの事についてなのですが…//////」
椎名「私たちは未来の清隆くんの事がとっても気になるのです//////♪良ければ、お話しが聞けると嬉しいのですが……どうでしょうか?」
『…………!!!×13』
あたしが心の中で否定していたそのとき、坂柳さんたちがゆいたちに未来の清隆の話しを聞かせて欲しいと頼んでいた。当然あたしたちは驚いた。
『未来』の清隆のことですって?なにそれ……メッチャ聞きたすぎるー//////!!!
そして、ゆいたちの反応はと言うと…
あおい「パパのことしりたいのー?」
ゆい「パパのことならいっぱいしゃべれるよー!」
まき「わたしもー!」
はるき「きよぽんパパのことしりたいならまかせて~♪」
ななみ「にはは♪パパのことたくさんおしえてあげるー!」
椎名「ありがとうございます♪とても頼もしいです♪」
坂柳「ふふ♪それでは早速……お嬢さん方にとって清隆くんはどんな『パパ』なのか教えて頂けますか?印象が知りたいので♪」
ゆい「いんしょうってなぁに?」
みすず「簡単に説明すると、私たちから見てお父様がどのような人に映るのかってことよ。」
つくし「なるほど~♪」
ゆいたちは清隆のことを教えてくれるらしい。
あたしはその瞬間、心の中で『よっしゃー!』とガッツポーズをした。
だってしょうがなくない?清隆のことならなんだって知りたいんだもん//////!
ゆい「はいはーい!じゃあ、ゆいからはなすー!」
みく「なんで、いつもゆいからなんだよ!あたしがさいしょにおしえる!」
みすず「待って。ここはちゃんと伝えられる人が適任なの。私から話します。」
ちか「ママにつたえるやくめ、わたしがやりたーい!」
さな「なら、いっそみんなでいえばいいんじゃないか?それならけんかにならないとおもう。」
まき「それいいね!」
あおい「そのアイデアでいこう!」
はるき「きよぽんパパのいんしょう……イイところをつたえればいいのかな?」
あかり「おとうさんのイイところ……たくさんあるからどれをいえばいいかわかんない…」
ちなつ「んー……たしかにムズかしいね?」
つくし「ぜんぶ、いえばいいとおもう♪」
かすみ「ぜんぶいってたらひがくれるんじゃないの?」
ななみ「にはは♪パパのイイところいっぱいあるもんね?」
椎名「焦らなくても時間はたっぷりありますから、ゆっくり教えて下さい♪喧嘩をしてはダメですよ?」
『はぁーい♪×9』
坂柳「ふふ♪清隆くんが居ない今のうちに色んなお話しを聞かせて貰いましょうか♪……皆さんも準備は宜しいですか?」
『……//////×13』
ゆいたちの元気な返事の後、あたしたちに準備はいいかと尋ねる坂柳さん。ヤバッ!なんか緊張してきた//////……てか、勝手に話し聞いててもいいのかな?
いや、清隆が帰って来るまでの間なら大丈夫よね?あたしたちは捲き込まれたわけだし、これくらいバチなんて当たらない筈//////!
あたしは勝手に自分にそう言い聞かせて、ゆいたちの声に耳を傾けることに集中した。ちなみに他の皆も興味津々のようで、ほぼ全員がゆいたちの目線に合わせるようにしゃがんでいた……。
ゆい「えっとね、パパはね、せかいでいちばんカッコいいの!」
軽井沢「せ、世界で一番//////!?まぁ、間違ってもなくもないというか…その…ゴニョゴニョ//////」
ちなつ「そうだよ!パパはスッゴいイケメンで、しんちょうもおっきいの♪」
松下「そ、そうなんだ……あはは//////」
あおい「イケメンなだけじゃなくてとってもやさしいんだよ!」
櫛田「それは私も良く知ってる……かな//////?」
ななみ「にはは♪パパはわたしたちのこといっぱいほめてくれるの~♪」
一之瀬「にゃはは//////♪清隆くんが褒めてくれるのは嬉しいね~//////?」
はるき「きよぽんパパ、ちゃんとわたしたちのことみてくれてるもんね♪」
長谷部「あはは……きよぽん面倒見よさそうだもんね~//////」
まき「たかいたかいやって!っておねがいすると、パパやってくれるんだよ!」
佐藤「子供をたかいたかいする清隆くん……いい//////!」
みく「それだけじゃないだろ?とーさんは、かくとうぎもスゲーし、ちょうつえーんだぞ!」
伊吹「それは、まぁ……身をもって体験済み…//////」
かすみ「……しんたいのうりょくおばけ。」
神室「……それはいえてる//////」
つくし「パパは、ちょうじんだからね♪」
朝比奈「そんなにスゴいんだ~?確かに綾小路くんメッチャ足速いのは知ってたけど//////♪」
ちか「あとね、パパはちかたちにいっぱい、いろんなことおしえてくれるんだよ!」
星之宮「あらあら♪それはとっても大事なことね~♪」
あかり「おとうさん、やさしくていねいになんでもおしえてくれるもんね♪」
佐倉「清隆くん教え方上手だもんね……納得かも…//////」
さな「おとうさんがしらないことなんてなにひとつないとおもう!」
茶柱「何一つか……綾小路なら…まぁ、有り得ない話しではない…かもしれんな//////」
みすず「当たり前です。私たちのお父様なのだから。お父様よりスゴい方なんて居ないんだから!」
堀北「……確かに彼の能力は全てにおいて高いかもしれないわね…//////」
坂柳「ふふ♪子供たちから見た清隆くんの印象はとても良いみたいですね♪」
椎名「流石は清隆くんですね♪」
ゆいたちは清隆の印象を話し始めた。あたしたちもゆいたちの言葉に同調しながら話しを聞いた。
坂柳さんの言うとおり、子供たちから見た清隆の印象……超がつくほどの好印象じゃん//////!!!なんかメッチャ嬉しい……//////
まぁ、確かに?清隆は身長高くてイケメンで優しくて頭も良くて運動も出来て喧嘩も強いから…当然と言えば当然だけど///////////
ゆい「まだまだいっぱいあるよ!パパはね、わたしたちとい~っぱいあそんでくれるの!」
みく「とーさんは、いつもあたしとかくとうごっこしてくれるんだぞ!」
ななみ「にはは♪パパおしごとからかえってくると、わたしたちのことだっこしてくれるんだよね~♪」
つくし「パパのだっこいいよね~♪どこまでもはこんでくれるし~ラクちん♪」
あおい「パパはあたまもいっぱいなでなでくれるよ♪」
はるき「きよぽんパパにあたまなでなでされるのすき~♪」
ちか「わたしたちのおはなしもいっぱいきいてくれるんだよ!ねぇーさなちゃん?」
さな「おとうさんはききじょうずだからな。」
かすみ「……おとうさんよくえほんよんでくれる。」
あかり「おとうさんのおひざにすわってえほんよむのすき♪」
みすず「将棋にチェスにオセロ……お父様は色んな戦術や駆け引きを教えてくれます。」
まき「パパわたしたちといっしょにおふろもはいってくれるんだよ!」
ちなつ「ひとりひとりていねいにあらってくれるよね~♪」
坂柳「あらあら♪清隆くんは子育ても完璧にこなしてくれるとは……本当にカッコいいです//////♪」
椎名「清隆くんのイクメン姿……最高ですね、それ//////♪」
帰って来たら、抱っこ?頭なでなで?遊んでくれる?一緒にお風呂?なにそれ……最高じゃーーーん//////!!!清隆メッチャ良いパパじゃん//////♪
子供たちのメッチャ面倒みてくれてんじゃん!えっ……てことは……清隆まさかのイクメン説//////!?
あの清隆のパパらしい一面とか超~見たいんですけどーーー////////////!!!
ゆい「でもね、ゆいたちね、パパにひとつふまんがあるの!」
椎名「おや?不満ですか?」
坂柳「面白そうですね♪如何せん、清隆くんの良い印象ばかりでしたから……1つくらいダメなところがあった方が人間味がありますからね♪それは一体何なのか教えて頂けますか?」
これまた、あたしが盛大に悶えていると……ここまで、清隆の良いところを言っていたゆいが清隆に不満があると口にした。
一体なんだろ……ちょっと気になる。
しかも、ゆいたちってことは子供たちが常日頃思ってることよね?子供は親の事を良く見てるだろうし、1つくらいあったって驚かないけど……相手は清隆だからなぁ…
まぁ、今のあたしたちの中で清隆の好感度急上昇中だから、少しはカッコ悪いところとか無いと困るけど……//////あたしがそう思っていると、ゆいが口を開いた。
ゆい「だって、パパが『ひとり』しかいないんだもん!」
椎名「……と言いますと?」
ゆい「パパがひとりしかいないからいっつもみんなでとりあいになっちゃうの!」
はるき「きよぽんパパは、だいにんきだからね~♪」
ちなつ「わたしたち、まいにちじゃんけんでじゅんばんきめてるもんねー?」
みすず「たまに、公平を決めるためにくじ引きの時もあるわね。」
つくし「だっこもおひざにすわるのもあそぶのもぜんぶじゅんばんだからね。」
まき「きまったあと、まってなきゃいけないからたいへんだよね!」
あかり「おとうさんがたいへんなんじゃないかな…」
坂柳「おやおや♪清隆くんが一人しか居ないが故の不満と言う事ですか……ふふ♪納得です。」
なるほど……清隆一人に対してこの子供の人数なら清隆巡って争いにもなるわね…。
それでじゃんけんとかで順番決めてるってことね……抱っこも遊ぶのも全部。そりゃ、不満も出るか…それでも、順番決めてちゃんと待ってるのは健気でいいわね。
てか、それが不満とか可愛いすぎるんですけど!?
あおい「あーあ。パパがたくさんいたら、ママたちに『どくせん』されそうになるのふせげるのになぁ。」
『……え?×13』
櫛田さんの子供が何気なく言った一言にあたしたちは驚いた。
今、独占って言ったような……しかもママたちって……あたしたちのこと!?
椎名「おや?独占……ですか?」
あおい「うん!だってね、ママたち、いっつもわたしたちにわりこんでパパをとろうとするんだよ?」
ちか「そうそう!ママたちすぐにパパをひとりじめしようとするのー!」
つくし「それでママたちと、パパをめぐっていっつも『あらそい』になるもんね?」
はるき「ママたちきよぽんパパのことになると、みさかいないもんね~?」
ななみ「まぁまぁ♪ママたちもパパのことだいすきなんだから、しょーがないよ♪」
『…………////////////×13』
子供たちの愚痴に思わず固まるあたしたち。え……あたしたちも清隆を巡ってゆいたちと争ってるってこと?
大人気なさすぎでしょ、あたしたち……//////メッチャハズいんですけど…//////
いや、子供相手にムキになっちゃうのは清隆が相手だから仕方ないかもしれないけど も……//////
みく「ほんと、とーさんがたくさんいればかあさんたちにとられずにすむのにな!とーさん、かげぶんしんのじゅつとかつかえねーのかな?」
ちなつ「あはは。パパがそれやってくれたらサイコーだね!」
かすみ「おとうさんならできそう。こんどたのんでみよっと。」
さな「いや、さすがにそれは……おとうさんでも、ムズかしいとおもう。」
あはは……いくら清隆でも、物理的に人を増やすのは無理よね。
忍者じゃないんだから…そういう考えは子供らしいわね。
はるき「でもでも~きよぽんパパってスゴいよね~?わたしたちのあいてだけじゃなくてママたちのあいてもひとりでしてるんだからさ。」
あかり「うん。ほんと、スゴい!」
まき「パパってつかれたりしないのかなぁ?」
みすず「それなら大丈夫よ。お父様は私たちの顔を見てると、お仕事の疲れも吹き飛ぶって仰ってたから。」
坂柳「あの清隆くんがそんなことを……清隆くんは子供たちの事を本当に大切に思ってるんですね…//////」
清隆が顔を見るだけで疲れが吹き飛ぶと言わしめるなんて……子供ってスゴいのね。
なんかスッゴいほっこりするわね…//////
ななみ「わたしたちパパにたいせつにされてるのー?うれしいなぁ~♪」
みすず「お父様は私たちだけではありません。お母様たちの事もとても大切にされていますから。」
椎名「あらあら♪清隆くんが本当にそう思ってくれてるなら……とても嬉しいですね~//////♪」
坂柳「ふふ、本当に//////♪」
へ、へぇー……あの清隆があたしの事を大切に……ねぇ//////?相手はあの清隆だし?子供の言ってることだから?
あたしはちょっとやそっとで浮かれたりはしないけどね(内心では嬉しすぎて小躍りしたい気分だけど)
まぁ、色々と話し聞けたのは良かったかな?驚きの連続で授業に出るより何百倍も疲れたけど……後は清隆が帰って来るのを待つだけか…。
とりあえず、もう1回深呼吸しておこっかな……
ゆい「そうおもってるにきまってるよ!だって、パパはママたちと『けっこん』するために、『にほんのほーりつ』かえちゃったんだもん♪」
みすず「ちょっと!そんなこと話したらまたお母様たちが、驚いて仕舞われるでしょ!」
『…………!?×11』
あたしが、深呼吸をしようとしたら……ゆいが突然、大きな声で言った。そして、皆が一気に固まった。もちろん、あたしもそう。
だって、いま……可笑しな事言わなかった?普段あまり頭を使わないあたしが必死に脳をフル回転した。清隆が……あたしたちと『けっこん』するために『にほんのほーりつ』を変えたとかなんとかって…ん?それってつまり?
そして、次の瞬間……!
『えーーー!!?(はぁーーー!!?×11』
視聴覚室にあたしたちの大きな声が響いた。無論、同じタイミングで声を出して驚いた。
ゆいの言葉を脳内で変換すると……清隆はあたしたちと『結婚』するために『日本の法律』を変えたってことなんだから。
坂柳「おやおや♪日本の法律、諸共変えてしまうとは……流石は清隆くんですね~♪」
ゆい「うん!パパスゴいよね~♪」
軽井沢「いやいやいや……スゴいとかそういう次元の話しじゃないでしょーが!」
堀北「そうよ!法律を変えるってだけでも有り得ない話しなのに…」
椎名「そうでしょうか?清隆くんなら割と簡単に変えられそうですが?」
相変わらず、反応があっさりとしてる坂柳さんたち。
この人たちなんなの?今回ばかりはおかしいんじゃないの?って思った反面……清隆なら有り得ない話しじゃないと考えてるあたしもいる。
それにしたって、一体どういうことなのよー?
軽井沢「それについて詳しく知ってるの、ゆい!?なら、教えてくれない?」
堀北「知ってるなら話して頂戴!出来るだけ解りやすく!」
一之瀬「ふ、二人ともこんな小さな子供相手に問い詰めちゃダメだよ~!」
櫛田「そうだよ!……ゆいちゃんだっけ?分かることだけで良いから、ゆっくり話してね?」
あたしと堀北さんがメッチャ噛みつくように聞いてしまっていたから、他の子供たちは若干怯えていた。
ゆいもあたしたちの勢いにたじろいでいたけど、櫛田さんたちがクッションになってくれたお陰で落ち着いたようだった。
ゆい「う、うん!えっとね、なんていったかなぁ……いっ……いっぷ?なんだっけー?わすれちゃったー♪」
あおい「たしか、ながいなまえだったとおもう。」
はるき「かんじもおおかったような……わたしもよくおぼえてないや~あはは♪」
みく「あたしもおぼえてない!」
まき「わたしもしらなぁい♪」
ちなつ「じしんまんまんにいうセリフじゃないよ、たぶん。」
意味深なこと言った癖に当の本人であるゆいは忘れたらしい。そんないい加減な……一体誰に似たのよ!ってあたしか…//////
もう~……気になるじゃないのよ~…
ゆい「だいじょーぶだよ、ママ!みすずちゃんがきっと、しってるから!ってことでみすずちゃんパス!」
みすず「もう……しょうがないわね。お母様たちには私からご説明するから、あなたたちは向こうで遊んでて。」
ゆい「まかせたー!じゃあ、さっきのだるまさんがころんだのつづきしてよ、みんな!」
つくし「おー!やろやろ!」
みく「よっしゃー!まけないぞー!」
坂柳「ふふ♪でしたら、私が鬼の役目をして差し上げましょうか?」
ななみ「にはは♪こんどはクリスちゃんママがしてくれるのー?」
坂柳「お任せ下さい♪皆さんはどうぞごゆっくりお話しをお聞きになってて下さい。子供たちの面倒は私がしておきますから♪」
椎名「坂柳さん、私もお手伝いさせて頂きます。」
坂柳「それは心強いですね♪お願いします。それでは皆さんあちらの方に移動しましょうか♪」
『はぁーい♪×9』
あれよあれよと言う感じで、子供たちは坂柳さんたちと共にあたしたちから少し離れたところまで移動して行った。
あたしたちの方には茶柱先生の娘のさなちゃん?堀北さんの娘のみすずちゃんが残った。
坂柳さんたちは気にならないのかな?単に興味無いだけか……それとも坂柳たちの中で何か当てがあるって言うか、勘づいてるから聞く必要ないとかかな?あの二人なら後者かもしれないわね。
みすず「では、私とさなちゃんでご説明させて頂きますね。」
さな「よろしくおねがいします。」
『…………×13』
あたしたちが息を呑んで、二人の話しに耳を傾けようとしていた時……
理事長室前。
綾小路「……」
清隆たちは理事長室の前に着いていた。
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