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レーヴァティン

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第二百六十一話 夜に語り合いその十

「変わる」
「これまでは日本酒だったでござるな」
「白ワインになる」
 こちらの酒にというのだ。
「だからそちらもな」
「楽しむでござるな」
「そうする」
 是非にというのだった。
「いいな」
「それでは」
「河豚は白身でだ」
 その肉はというのだ。
「癖がないからな」
「こちらの浮島の料理にしてもでござるな」
「合う」
「そうでござるな」
「だからだ」
「これよりでござるな」
「そうして食ってだ」 
 そのうえでというのだ。
「楽しむぞ」
「わかったでござる」
「それとだ」
 久志はさらに話した。
「デザートもあるからな」
「最後にはでござるな」
「そちらは和菓子を用意してくれているが」
「それと共にでござるか」
「洋菓子もな」  
 こちらもというのだ。
「俺達の宮廷のパティシェがな」
「造ってくれているでござるか」
「だからな」
「そちらもでござるな」
「期待してだ」 
 そのうえでというのだ。
「待っていてくれ」
「それでは」
 智も頷いて応えた。
「そうさせてもらうでござる」
「それではな」
「実は甘いものも好きで」
 智は自分の好みも話した。
「あちらでもでござる」
「よく食うか」
「そうしているでござる」
 実際にというのだ。
「羊羹やお饅頭も」
「そうしたものもか」
「食しているでござる」
「ではな」
「この度もでござるな」
「楽しむことだ」
 智に確かな声で話した。
「今夜はな」
「それでは」
「洋菓子も好きならな」
「そちらをでござるな」
「食うといい、俺も好きだ」
 正は自分もと述べた。
「ケーキやタルトがな」
「そうなのでござるな」
「クレープもだ」
 こちらもというのだ。
「好きだ、尚小麦のクレープだけでなくな」
「蕎麦粉でござるな」
「それを使ったクレープもありな」
 そしてというのだ。 
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