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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第八十三話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉!横に並んで会話をしながら道を歩く女達は液体窒素を飲みながらコンクリートと結婚しろ!

第八十三話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉!横に並んで会話をしながら道を歩く女達は液体窒素を飲みながらコンクリートと結婚しろ!

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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「ゔああああああああああああああああああああああああああッ‼」
俺が放った言葉では表現することができない『狂気の波動』を脳内に流し込まれたメルナが全身を襲う極限の苦痛と狂気に絶叫する。
「俺を殺しにきた奴にすこししゃべりすぎたな、断罪神に変神される前にお前にはここで死んでもらう」
「ゔッ...ゔッ...お願い...もう許して...こんなの...こんなの死んじゃう...!ゔああああああああああああああああああああああッ!」
脳内を駆け巡る狂気の波動の影響でメルナは白目をむきながら何度も全身を痙攣させる、そして口からはよだれを垂らしながら俺に向かって助けを求めるように右手を差し伸べる。
「メシアと接触して『神の種』の力で断罪王から断罪神になった時点でお前はもう普通の人間には、戻れない。おまえが幸福を手にするためにはもう、俺に殺されるか、俺を殺して六人目の至極神になるしかない」
「そ...そんな...!」
「俺は六人目の至極神だ、つまり俺は正真正銘の神なんだよ...お前は神に喧嘩を売ったんだ、お前は神を殺すために『神の種』の力で人間の状態でなければ味わうことができない生活と幸福を捨てた。お前はもう後には引きかえせない」
「あっそ...」
背後からメルナの声が聞こえてくる。
しかし、俺の目の前には狂気の波動でもだえ苦しむメルナがいる。
「メルナが二人いる...」
「そう、今、あなたの目の前にいる私は、狂気の波動でもだえ苦しんでいる私が断罪王P〈パーフェクト〉の能力で完全な状態でコピーした新しい私よ」
「つまり、お前は自分が窮地に追い込まれるたびに自分の完全なコピーを作って復活できるということか...!」
「コピーだけじゃないわ、私は『完全』を司る断罪神P〈パーフェクト〉...‼」
気がつけば俺は『無』になっていた。
自分の視覚情報で自分の手足を確認できない。
わかりやすく言えば、俺は今、真っ白な空間で魂だけの状態になっている。
「これはなんだ!」
「断罪神P〈パーフェクト〉の能力で私の『完全』勝利を実現しただけよ」
俺の目の前に水色のボディが特徴的な断罪神P〈パーフェクト〉が立っている。
「いつのまに変神を...‼それに、なぜこれほどの力を持ちながら、今まで使わなかったんだ?」
「断罪王の状態ではこの『完全』勝利を実現することはできなかった。それが断罪王P〈パーフェクトの限界だった。でも断罪神P〈パーフェクト〉の力ならそれができた。それだけのこと」
「なるほど、お前にとっても賭けだったわけだな...‼」
「ええ、あなたが言った通り、私が幸せになるにはもう、あなたを殺して六人目の至極神になるしかない...!あなたのおかげでいろいろと覚悟ができたわ」
断罪神P〈パーフェクト〉が魂だけになった俺を右手につかむ。
「これでおしまいよ」
しかし次の瞬間、真っ白な空間に突如、無数の次元の裂け目が発生、中から大量の竜が出現する。
大量の竜が断罪神P〈パーフェクト〉の全身に噛みついて、肉を食いちぎる。
「なんで!どうしてこのタイミングで『次元』の竜が邪魔してくるのよ!」
俺は竜の作ってくれたチャンスを利用して断罪神P〈パーフェクト〉から逃げ出そうとするが魂だけの状態なのでなにもできない。
つまり、今の俺にできることは言葉を発することだけなのだ。
「なら...いちかばちかやってみるか...!シンゴォォォォォォーッ‼」
気がついた時には俺はすでに断罪王Zに変神出来ていた。
俺は再び、断罪神P〈パーフェクト〉の能力を発動される前に竜が出現した『次元』の裂け目に突入する。
「しまった!竜が邪魔で断罪王Zを見失った!このままで六人目の至極神なれない!」
断罪神P〈パーフェクト〉が断罪王Zを見失った時にはもう、断罪王Zは竜の住処である『次元』の中にいた。
「これは...!いったなにがどうなっているんだ!」
『次元』の中では俺の見たことのない大量の断罪王と大量の竜が激闘を繰り広げていた。
「俺の知らない断罪王が竜と戦っている...!おかしい!なぜ至極神や断罪神より力の弱い断罪王が竜と互角に戦えるんだ?」
『それは断罪王Zと言う名の物語だけにに存在する設定よ』
俺の目の前に女?が現れる。
そいつはよく見ると足元が幽霊のように透けていた。
「お前は誰だ!」
『私の名はハルカ...かつて白のグレート断罪王の操縦者だったわ』
「白のグレート断罪王?それに、かつてとは?」
『ええ、私は黒のグレート断罪王のかけられた永遠に体内から平行世界の自分自身を出産し続ける呪いのせいで本物の自分を認識することができなくなった。だから今、こうしてあなたと話している私もいったいどの平行世界の私なのか認識することができない』
「そんなことはどうでもいい!俺が知りたいのは、この『次元』で行われている断罪王と竜の戦いのことだ!」
『簡単に言えば、平行世界の各物語の断罪王たちが『次元』の手先である竜と戦っているだけよ。そして、各物語の断罪王の数だけ、設定が存在する』
「物語だと...!じゃあ、俺が今生きているこの世界は誰かにあらかじめ作られた世界だってのか!それじゃあ、俺の運命もすでに決まっちまってることかよ!」
『物語の全てが最初から終わりが決められているとは限らない。物語を紡ぐということは現実を生きる人々が明日に向かって生きていくことと同じなのよ。物語に終わりがこなければ、その物語は永遠に続くわ。つまり、あなたの未来はまだ決まっていない』
「この、今、俺の目の前で起きている戦争にはいったいどんな意味があるんだ?」
『意味?意味なんてないわ、生命が争うのは自然の摂理よ。生命があるところに必ず争いは産まれる。この断罪王と竜の戦争も同じ、ある日突然意味もなく始まって、どちらかが全滅するまで終わらない。そして、おそらく、竜があなたの世界に干渉するのは、あなたの世界に断罪王がいるからなのよ』
「俺が五体の至極神を瀕死状態に追い詰めたから、それで世界のバランスが崩れて...竜たちがこっちの世界に侵攻してきたってことか...」
『その通りよ、竜は...いや『次元』はずっと待っていた。あなたの世界に、自分たちの天敵である断罪王のいる『断罪王Z』と言う名の物語の世界に侵攻するチャンスをね』
「そして俺がそのチャンスを作ったのか...」
『あなたはどうするの?ここで平行世界の断罪王たちと『次元』の竜たちと永遠に戦い続けるか『断罪王Z』の物語の世界に戻って五体の至極神を殺して自ら『断罪王Z』と言う物語を完全に破壊するか』
「俺は戻るよ...自分の『物語』の世界に...そして破壊する」
『でも、今のあなたに勝てるかしら、あの断罪神P〈パーフェクト〉に』
「ああ、もう戦い方は決まってる」
数多くの平行世界の断罪王たちが竜と戦いながら断罪王Zを見つめている。
まるで俺に共に戦えと言わんばかりに。
それでも俺は『次元』の裂け目から脱出することを選んだ。
ハルカの姿はいつの間にか俺の知らない白い断罪王になっていた。
おそらく、この無限地獄の中で竜たちと永遠に戦い続けるのだろう。
俺は『次元』から断罪神P〈パーフェクト〉が作り出した真っ白な空間に戻ってきた。
「自ら死に戻ってくるとは、正直助かったわ!私はあなたを殺して絶対に六人目の至極神になってみせる!」
「無理だよ...お前には...俺はさっきスゴイもんを見ちまったからな...‼」
「スゴイもん...?」
「ああ、『次元』の向こうでは平行世界の断罪王と竜が戦っていた」
「言っている意味がわからないわ...!」
「だろうな」
断罪王Zが狂気の波動を断罪神P〈パーフェクト〉が俺を魂だけの状態にするために作り出した真っ白な空間と『断罪王Z』という名の物語に向かって放った。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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断罪王Zと断罪神P〈パーフェクト〉の周りの景色が崩壊していく。
「あなた...!一体なにをしたの?」
断罪神P〈パーフェクト〉の全身が消滅していく。
断罪王Zの全身も消滅していく。
「俺はこの『物語』そのものに狂気の波動を放った。つまり、この『物語』そのものを紡いでいる何者かに対して狂気の波動を放ったということだ!」
「よく意味がわからないけど、それってつまり私だけじゃなくてあなたも消滅するんじゃないの?ああ...体が消えていく...‼」
「ああ、俺の体も消滅を始めた。でも狂気の波動はその名の通り、狂気だからな、未来のことなど誰にもわからんよ」
全てが崩壊する。
全てが、『物語』が、狂気に包まれる。

次回予告 八十四話 断罪王Z 対 断罪神Y〈イールド〉‼歩くのが遅い女は医療廃棄物と結婚して特定有害産業廃棄物と不倫しろ!

 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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