仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百六話 男湯の方その六
「そうする」
「その通りだ、やはりだ」
フレイの弟のロキも言う、ジブリールが傍に控えている。
「こうした時は事実を言うことだ」
「そうじゃな」
「一色博士の言う通りだ、俺はあの鶏肉が好きだった」
「ムツゴロウはどうじゃ」
「癖は強いが」
それでもというのだ。
「悪くない」
「そう言ってくれるか」
「口にしてみて思った、だがあの泥の中に飛び込むことはな」
このことはというと。
「どうもだ」
「抵抗があるか」
「俺としてはな」
「それが面白いのだがな」
「そうそう、面白いですよね」
幸平は笑顔で言ってきた。
「泥に塗れるのも。それでムツゴロウを料理することも」
「よいのう」
「そう思います」
「しかしムツゴロウって調理難しくないか?」
こう言ったのは土門だった。
「泥が凄くてな」
「そこを何とかするのが料理人の腕だよ」
司が土門に話した。
「俺もそこは考えどころだと思うよ」
「フランス料理でも出来ます?ムツゴロウ」
「出来るよ」
司は今度は微笑んで答えた。
「それも」
「そうですか」
「だから今度佐賀に行った時は楽しみにしておいてね」
「そうしておきますね」
「素材をどう生かすかだ」
薙切は堂々とした口調で言った。
「料理はな」
「そうだよな、それ次第だよな」
「その特質を理解してな」
ラットに話した。
「調理するかだ」
「そうだな、しかしいつも思うけれどな」
「どうした」
「いや、薙切さんならな」
ラットは彼のその身体を見て話した。
「仮面ライダーにもなれるな」
「俺もそう思っていたよ」
剣崎がラットのその言葉に応えた。
「薙切さんならな」
「ライダーにもなれるよな」
「この体格なら」
「そうだよな」
「わしはもう余命幾許もない年寄りだが」
自分ではこう言う。
「それでもか」
「全然そうは見えないっすよ」
ゴブタも言うことだった。
「師匠にも負けていないっす」
「うむ、薙切殿は戦っても強い」
ハクロウはゴブタの言葉を肯定する様に述べた。
「それもかなりな」
「そう思うとっすね」
「仮面ライダーにもなれる」
はっきと言い切った。
「間違いなくな」
「そうっすよね」
「それだけの御仁じゃ」
「じゃあリムル様もっすね」
ここでゴブタはこうも言った。
「あの方も」
「そうじゃな、リムル様もじゃな」
「仮面ライダーになれるっすね」
「それだけの方じゃ」
「リムル様ならば問題ないよな」
「そうだよな」
「俺達もそう思う」
ガビルの手下三人も言ってきた。
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