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ハッピークローバー

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第二十六話 お菓子を貰ってその三

「痛風もね」
「リアルで多かったのね」
「何か男の人でね」
「風怖がってる人多かったのよね」
「あれってそよ風が当たっただけで痛いっていうから」
「太ってて」
「それで痛風もよ」
「というかケーキって生クリームがね」
 留奈も話に参加した。
「プリン体で」
「それでなのよね」
「痛風に悪いのよね」
「そのケーキを食べて」
「ソーセージ、ベーコン、特にビール」
「そりゃ痛風多いわね」
「そうよね、けれど日本のお菓子は」 
 留奈はあらためて話した。
「そうした面でもね」
「ヘルシーでね」
「世界的に人気だから」
「外国人の寮だと特に」
「もう山程あってもね」
 それでもというのだ。
「なくなるでしょうね」
「そうよね、けれど私自宅生だしね」 
 一華はここまで聞いて友人達にあらためて話した。
「だからね」
「私達呼んで」
「パザジャマパーティーしながらなのね」
「食べるのね」
「そしてなくすの、お風呂は私達のパーティーじゃいつもだしね」
 そちらに入ってもらうこともというのだ。
「遠慮はいらないわ、ただかな恵どうしたの?」
「あっ、私?」
「さっきからお話に入ってないけれど」
 そのかな恵を見て本人に怪訝そうに尋ねた。
「どうしたの?ダイエット?」
「いえ、飲みものはどうしようかなってね」
 かな恵は一華のその問いにそれではという顔で応えた。
「考えてたの」
「そうだったの」
「お酒もいいのよね」
「いいわよ」
 一華は構わないと返した。
「というか私も飲むつもりだったし」
「お菓子と一緒に飲むならね」
「ワインよね」
「日本酒やビールだとね」
「合わないのよね」
「ええ、だからそれにしようかしらってね」
 その様にというのだ。
「一華ちゃんのお話聞いてね」
「考えてたの」
「紙パックの二リットルのでも買って」
 こちらのワインをというのだ。
「そう考えてたの」
「そうだったのね」
「ええ、じゃあ今夜よね」
「そう、五人でね」
「食べて飲んで」
「お菓子消費してね」
「目指せ完食ね」
「兎に角沢山あるから」
 その菓子がというのだ。
「皆頑張ってね」
「それじゃあね、あとダイエットのお話出たけれど」
 かな恵はそれの話もしてきた。
「痩せたいなら逆にね」
「食べないと駄目なのね」
「食べたら新陳代謝がよくなるから」
 それ故にというのだ。
「むしろね」
「食べる方がよね」
「いいのよ」
 こう言うのだった、かな恵は一華にこれだけはという真面目な顔になってそのうえで話していた。 
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