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私はいじわる 小悪魔が住みついた

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4-⑸

「お母さん 今年もキャンプ行くの?」

「ええ 予約してあるわよ そうそう真珠の水着 買わなきゃね もう、ワンピースだと ほら 胸が目立つでしょ だから、上と別れている可愛いのがいいよねー」

「ウン 楽しみ」

 当日、私は、今年はちゃんと車から出て、向こうの家族に挨拶できた。

「真珠ちやん 昂が入院してる時、ずーとお世話してくれてたんだっね 昂ったら、何にも言わないもんだから‥最近になって翠から聞かされてね ありがとうね」

「うぅうん 昂君に勉強教えてもらえたから 助かりました 成績上がったって、お母さんも喜んでいたみたい」

「そう あなた達が仲よくやってくれると嬉しいわ 翠とお兄ちゃんみたいに あんまり、仲が良すぎるのも、心配なとこあるけどね」と、翠ちゃんのほうを見て、言っていた。やっぱり、何か感じているのかなー。

 着いて、先に途中のスーパーで買ってきたお昼ご飯にした。私は、昂君の隣に座って、昂君はおにぎりにおかずが入っているお弁当なんだけど

「うっ この玉子焼き うまくないわー 真珠のやつの方が、ずーと旨い」と、昂君が嬉しいことをいってくれたので、「どれっ」と、私は昂君に食べかけのやつを横取りして食べてみた。確かに、おいしくないけどそれなりだと思ったんだけど。

「昂 こんなの嫌いなんだー あのさー ウチのこのお稲荷さんおいしいよと」手でつまんで昂君の口に持っていったら

「だから お前は口に入れてくるのが多いんだよー」と、ほおぼりながら

「又 お前って言った」

 食べ終わって、私達は着替えにいって、お兄ちゃん達はさっさと、浮き輪を持って泳ぎに行ってしまった。私は、昂君とビーチマットをまだ膨らましていた。

「もっと 一生懸命やれよ ほれっ お前のほうは俺の半分も膨らんでないじゃぁ無いか」

「うー だから・・お前って・・」確かに、そうだったので、気をとりなおしてやっていたんだけど、途中から、昂君が代わってくれていた。

 そして、私はマットに縦に乗り、昂君は泳ぎながら引っ張っていてくれた。私は「気持ちいいー 昂 あっち がんばれー」と、言っていた時、急にマットがひっくり返って、私は、頭から、沈んでしまった。

 その時、昂君は潜って、私の身体を抱き寄せてくれて・・私のお尻を支えるようにして・・そして・・頭を押さえられて、水の中で口を合わせてきた。偶然かと思ったんだけど

 なんとか、又、マットにしがみついたんだけど

「なによー 昂 何してくるねん お尻触って・・キスしてきたやろー そんなん いきなりって ずるいやん 昂のこと嫌いちゃうで・・ だけど そんなん ウチらまだ小学生やし そんなんってー」

「何を ごちゃごちゃ ゆうてんねん 真珠のことが可愛いから 抱きしめただけやん 文句あるかー」

「うー 又、そんな風にごまかすー ウチのこと 好きなん? ちゃんと好きってゆうてーなー」

「そんなことはなー もっと ちゃう場所でゆう 今度な」

「今度って なんやねん 今 ゆわれへんのー」

「あぁ 今のは 偶然やからな 今度、真珠のパンツ見た時にちゃんというわー」と、泳いで離れて行った。何やねん、あいつは・・・パンツ、パンツって本当に変態やろかー。ウチには、興味ないんやろかー。つくづく、少し離れた所でイチャイチャしているお兄ちゃん達が羨ましかった。




 
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