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レーヴァティン

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第二百三十八話 北に集結その八

「それでもうないよ」
「そうか」
「潰れたこととそいつの因果関係はわからないけれど」
 それでもとだ、豪は話した。
「ある人はあんな馬鹿を雇う様じゃね」
「そんな店は潰れるか」
「人を見る目がない様じゃ」
「まともな店員も採用していないか」
「まともな店員さんがいないお店なんてね」
 それこそというのだ。
「潰れるよね」
「そうだな」
「例えばおトイレの手を洗う洗剤の入れ方一つでも」
「雑だとな」
「それをお客さんが見たら嫌な顔してね」
「その店に来なくなるな」
「しかも洗剤を切らしていてそれを言われてだと」
 雑な入れ方をしてはというのだ。
「もうね」
「お客さんが嫌に思ってな」
「来なくなるよ」
「そんなことする店員は雇うなだな」
「要するにね」
「採用する店員を見る目がないとな」
 さもないと、というのだ。
「その店は潰れるか」
「だからそのお店もだよ」
「そんな馬鹿を雇う様だったからか」
「潰れたってね」
「そうなるか」
「僕が見てもそいつは生きる価値がないレベルの馬鹿だから」
 剛もそう見ていた。
「それこそね」
「本当にそうだな」
「そこまで馬鹿だとね」
「雇う方もおかしいな」
「例えお店のお仕事が出来ても」
 それでもというのだ。
「人間としてね」
「馬鹿過ぎるからな」
「雇ったら」
 そうしたらというのだ。
「もう人を見す目がないの丸わかりだから」
「どんな店でも流石にな」
「多少の馬鹿ならいいけれど」
「そのクラスの馬鹿だとな」
 他人の痛みや苦しみを全くわからない、わかろうともしない様なというのだ。残念ながら世の中にはそうした輩も存在しているのだ。
「雇う位なら」
「もう人を見る目がない」
「そこまでないとな」
「潰れるよ」
「そうなるな」
「うん、それでこうした人もね」
「ああ、権力がどうとか言うんならな」
 それならとだ、久志もわかった。
「そうだよな」
「皇室についてもね」
「なくせだろうな」
「その主張はね」
「そうだよな」
「それで北朝鮮もね」
 この国もというのだ。
「アメリカという権力に反対するからいいとか」
「思ってるだろうな」
「あの国がどんな国かね」
「わかろうともしないでな」
「そう言ってるだろうね」
「正直そんな馬鹿はいらんわ」 
 美奈代は商人という職業から述べた。
「ほんまに」
「そうだよな」
「もうな」
 それこそというのだ。 
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